FXを ×卒業 ○退学 しました。3.5年間の思い出・記録と反省点など。

  • 2020.04.04
  • FX
FXを ×卒業 ○退学 しました。3.5年間の思い出・記録と反省点など。

あゝ 卒業式でー泣かなーいーとー 冷たいひとーと言われそうおー

春は卒業式の季節です。

卒業することでいままでの生活から離れ、別れを告げるとともに、新たな生活を始め新たな出会いが始まるのです。新たな出会いには、別れが必須なのであります。

わたくし千鳥足、FX卒業しました。

と、始めておいて何なのですが、堀田さんより卒業じゃなくて退学だろうと云うごもっともなご指摘をいただきました!!(超うれしい

確かに全然なんにも修了できていなくて「卒業」は無いですねw「退学」でございます。

春を迎え、満開に咲く窓外の桜を見つめながら「あゝ俺みんなについて行けないや…」そうして退く、退学の季節でもあります。(超適当w

 
 

3.5年間の思ひ出

FXを始めたのは2016年の夏。まさに資産運用を始めるのと同時に、証券口座と一緒にFXの口座も作ったのでした。

最初は衝撃でしたね。だってものの数秒で「煙草代が稼げる」のです。

欲張らずに、毎日煙草1箱ぶんのおかねが稼げたら充分じゃない。そう思っていました。トルコリラと云う魅惑の通貨があることを知り手を染めたこともありました。トランプとヒラリーが争った米国大統領選で為替の怖さを知り、そして為替の動きは「誰も予測などできないのだ」と痛感しました。

【FX】トルコリラ、翔んだ【米国大統領選挙】

【FX】米国大統領選で往復ビンタ

ドキドキ愉しんだ思い出も、恐怖し項垂れた思い出も、 卒業 退学するいまとなってはみな良い思い出です。

3.5年間の記録

さて、そんな3.5年間の成績は如何だったのでしょうか。

はいドン。

3.5年間やってきて、FXの累計確定損益は-13.2万円でした!!!

なんだろう、この壮大な徒労感。そして虚無。

堅調に見える2019年5月頃まで

累計確定損益(青線)の推移を見ると、2019年5月あたりまでは順調に利益を伸ばしているように見えます。でもこれあくまでも確定損益なんですね。

いっぽう評価額(灰色の面グラフ)の推移を見て判るとおり、確定損益が伸びる裏で評価額は絶えず激しく増減しています。つまり含み損益(言うまでもなく主に含み損)を抱えながら、ちまちまと確定利益を積み重ねると云う、こすい取引をしていたのですね。

何度か資金を足していますし、確定利益は毎月末には出金して別の投資にまわしていました。なので評価額の推移は単に含み損益の増減と連動しない場面もありますが、まあよくよく眺めていただければ、そういうこすい取引をしてるんだな…と見て取れるであろうグラフになっていると自負する次第であります。

2019年5月の損切りと再起

2019年5月に大き目の損切りをしているのが見て取れますね。

2019年4月~6月の「のんびりコツコツFX」、5月の43万円の損切りをゆっくり挽回中…

ちょうど米中貿易摩擦のプロレス合戦が激しさを増した時期です。損切りで生じたおおきな確定損失を埋めるべくコツコツ小さな確定利益の創出に取り組みました。

ズタボロの2020年1月以降

2020年1月以降の累計確定損益の推移はまさに悲惨、ズタボロと言って良いでしょう。

2019年秋の安値Sを引きずったまま年を越してマイナススワップが沈殿してゆく焦りの中、じわじわ騰がり110円に達したときに一段目の損切りを決行しました。さらに急速に112円まで高騰した際に二段目の損切りを敢行しました。

二段目の損切りは勇気の要る決断でした。でもこのときのドル高円安は「有事の円の終焉」などと言われ、ドル円は一層の高みに昇りつめそうな「雰囲気」が醸成されていましたよね。ね。ね?僕は「雰囲気」に騙されたのです(歯軋り)。

このときにSポジを全部損切りしてL目線に転換、よおし!と気持ち切り替えたところで急転直下のドル安円高。一時101円台前半まで円高が進行しまして、仕事の合間に口座を覗いてみたら、あったはずのLポジがみな一掃されていました。何が起きたのか分からねェ…。思い至るまで数秒間の「???」がありました。ロスカットですね。FXあるある。

その後取り返そうと思いちまちまと取引していたのですが、当たるときもあれば外れるときもあり成績は安定しません。要するに下手なのです(身も蓋もない結論ww

何度か利益確定と損失確定を繰り返したあと、壮大な時間の無駄遣いをしている思いがひしひしと募ります。

まったく未練が無いではありませんでしたが、そうして3月末での 卒業 退学に至りました。

僕の何がいけなかったか

基本中の基本と云われることですが、損切りの管理が出来ていないのがマジでダメでした。

為替ってなんだかんだ長期で見ればおおきな振れ幅で循環しているんです。なので実は「損切りせずに置いとけば常勝」てな側面があります。

逆にマメに逆指値を入れておくと、却って刈られてしまうことが多く、勝率が上がりません。ついつい惜しくて入れていた逆指値の位置をずらしたり、あるいは解除したりしてしまうのです。

そんなふうに含み損のあるポジションを温存していると、面白いもので高値中の高値Lと低値中の低値Sとが共存する「散らかった」状態が生まれます。

それはまるで、宇宙空間に泡の膜上に拡がる銀河(SポジLポジ)とその内側の超空洞(void)に似ています。

宇宙の神秘、それはそのままFXの神秘でありました。

僕の何がまだ救いだったか

図々しく言えば±ゼロじゃん?くらいなわずかなマイナス(-13.2万)で終えることが出来たのはラッキーでした。

確定利益を毎月末にFX口座から出金して別の投資に充てていたのが良かったのだと思います。

結果的にはこの確定利益の出金は、元本の退避と同一でした。そうしていなければ、僕は積み重ねた利益も元本も食い潰していたかも知れません。さすがにそういう結末での 卒業 退学はぞっとします。

もっとも、FX口座から出金したおかねは、いったんウェルスナビで積み立てていて、ウェルスナビを卒業したあとは [6326]クボタ、[7832]バンナムHD、[9020]JR東 などの株式に姿を変えています。ええ、心配しないでください。もちろん、コロナショックのおかげで、いずれの銘柄も絶賛含み損中です。(`・ω・´)キリッ

FX をやめた今の心境

まだやめて数日なので、胸に迫りくる変化はありません。為替の値動きを見て気持ちがときめかない一抹の寂しさと、心穏やかに為替を見つめることができる時間の有り難さが共存しています。

FXに使っていた時間を今後別のことに活かそうと思います。単に睡眠時間が増えるだけでも良いことですね。

FX口座に残ったおかねは出金して証券口座に移動しました。60万円程度のおかねになってしまいましたが、ちょうど株安のタイミングですし、何かしらん株式の購入に充てたいと思います。

僕はいつかまたFXをやるだろうか

FX、ダメ、ゼッタイ!と言えるほどには意志が固まっていません。

ギャンブル的な側面はありますが、小さな資金をもとに短期で利益を得るには悪くないツールなんですよね。

なので、ダメ元で当たったらラッキー!くらいな気持ちで、遊びの資金を得る手段とするならアリですね。当たらんかったら居酒屋、当たったら高級クラブでも行きますか!と云う、あぶく銭を得る手段。間違っても、FXで稼いだおかねで家買うんだ!車買うんだ!結婚式挙げるんだ!子どもの入学資金にするんだ!とかとか、そういう日々の生活資金を得る手段と思って扱うのは(少なくとも僕にとってはw)危険です。

まあ、そういう意味では当面は必要ないツールですね。しばらく離れようと思います。

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