健康保険組合から謎の入金?!健康保険組合ごと独自の「付加給付」を知っておこう。

健康保険組合から謎の入金?!健康保険組合ごと独自の「付加給付」を知っておこう。

2月に引き続き3月にも加入する健康保険組合から入金がありました。

2月のときも「何だこのおかね?」と訝しみつつ、出金なら兎も角入金だし、忙しなさの内に忘れてしまっていました。でも度重なる想定外の入金を素直に喜んで良いのか怪しさも湧いてくるし、この先も期待しちゃって良いのかしら?みたいなスケベ心も自然と湧いてきてしまいます。

そこで今回は忘れずに、健康保険組合に確認してみました。

ある日突然発生した、健康保険組合からの入金に関する記事であります。

 
 

健康保険組合から突然理由不明の入金が…

2ヵ月で合計約25万円の入金!

2月はおもむろに98,500円の入金がありました。What?!

訝しみつつ怠けて確認しない内に、3月には今度は149,352円の入金がありました。Whaaaaat?!! 

振り込み元は加入している健康保険組合でした。

なんだか分からないけど、おかねが入るのは嬉しい。2月に較べて3月はこんなに多いし、ひょっとしたら4月はもっと増えたりして…?!

そんな期待も湧いちゃうってものですよね (´∀`*)ウフフ

追記:最後に4月は、73,100円の入金がありました。Yeaaaah!!!

合計320,952円ものおかねが健康保険組合から入金されていたわけです。

12月・1月・2月と医療費は嵩んでいた

健康保険組合からの入金ですから、ぱっと思い付くのは医療関連ですよね。

実際我が家では嫁の入院や手術が重なり、12月・1月・2月は医療費が嵩んでいました。

嫁が一週間入院しました。かかった入院費用と30年ぶりにもらったラブレター

【人工股関節全置換術】嫁の手術と入院の顛末と手術と入院に関わるおかねの話、2つ目のラブレター「感謝状」。

3ヵ月間の医療費は以下のとおりです(嫁の入院・手術以外の医療費も含みます)。

  • 12月:137,290円
  • 01月:238,699円
  • 02月:202,910円

合計約58万円。そりゃ銀行口座も目減りしますねw

でも高額療養費は適用済みだし…?

医療費は嵩んでいましたが、高額療養費制度の利用は申請済みです。

12月の嫁の入院・治療代は惜しくも(?)自己負担の限度額に届きませんでしたが、1月の手術・入院代は自己負担の限度額を高額療養費制度が適用となり、およそ26万円を健康保険組合に支払ってもらっています。

嵩んだ医療費を原因とする振り込みだとしても、12月は高額療養費の対象外だし、1月はもう適用済みで適用後の自己負担額しか支払っていないのだからさらに振り込みを受ける謂れは無いように思えます。

答えは健康保険組合独自の「付加給付」

健康保険組合のサイトを見ても分からなかったので、健康保険組合の窓口に電話をして訊いてみました。

健康保険証の記号・番号、氏名を伝えると快く教えてくれました。

健康保険組合には独自の「付加給付」制度がある

曰く「高額療養費とは別の当健康保険組合独自の給付がありまして、同じ方が同じ月に同じ医療機関で25,000円を超える支払いをした場合、25,000円を超えた額を給付します。この給付は少し月がずれてしまいまして、2月給付の分は12月の医療費、3月給付分は1月の医療費による給付で…」

そのあと金額1円単位の細目まで教えていただけました。

要するに「おまえんちは医療費いっぱい掛ったから、高額療養費制度とは別に特別におかねあげんよ!」てことですね。超ありがたい。

健康保険組合の「付加給付」制度

付加給付の制度は、健康保険組合によって異なります。ネットで調べてみると20,000円を超える支払いについて健康保険組合が負担するとしている組合も多いようですね。

いっぽうで中小企業が加入することが多い「協会けんぽ」には付加給付の制度がありませんから、負担割合・高額療養費制度など法定のルールを適用した金額までしか負担してくれません。

高額療養費は知っていましたが、付加給付の制度を知りませんでした。どんなに大病を患い入院代・治療代・手術代が掛かっても、毎月の負担額は20,000円や25,000円が最大であると云う制度です。これは凄いですね。

 

そんなら民間の医療保険なんてまったく不要なのかと云うと、
働けなければ仕事の収入は途絶えて家族の生活は困窮しますし、
今回強く思い知りましたが、入院時に大部屋に入れないと
個室の差額ベッド代がめっちゃ高かったりするので
安易に医療保険は「不要」とは言いません。

加入している健康保険の付加給付条件を確認しよう

基本的には勤め先が定めた健康保険組合にほぼ自動的に入りますし、多くの方が組合毎の差異を気にしたこともなければ、そのサービスを熱心に確認することなど無いのではないでしょうか。

斯くいうわたくし千鳥足も、大病を患ったことも大怪我をしたことも無かったので、付加給付制度のことはまったく知りませんでした。

今回の嫁の手術・入院では、高額療養費制度をうまく使えたことで満足して健康保険の制度に感謝していました。でもさらにその上を行く給付があったのです。感謝のさらに上を行くスーパー・ウルトラ感謝をもって健康保険組合の事務所の方角に身体を折り曲げ、念を送らねばなりませんね。

もちろん、こうした給付は、給与から天引きされている健康保険料が元手になっています。過去に支払った額と恩恵を享けた額とを冷静に比較したなら、支払ってきた額のほうがおおきいと云うこともあるかも知れません。でもそこは、互助の精神で支え合うことが基本の制度です。強力な恩恵を享けてこそ感じる有り難さですね。

みなさんはご自身が加入されている健康保険組合の付加条件、ご存知でしょうか?もしご存知なければ一度確認しておくことをお勧めします。その上で、民間の保険会社が販売する生命保険や医療保険の内容を検討するのが良いですね。

 

 

 

 

 

 

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