【人工股関節全置換術】嫁の手術と入院の顛末と手術と入院に関わるおかねの話、2つ目のラブレター「感謝状」。

  • 2020.02.08
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  • upd:2020.03.28
  • 日記
【人工股関節全置換術】嫁の手術と入院の顛末と手術と入院に関わるおかねの話、2つ目のラブレター「感謝状」。

嫁が12月の入院に続き、今回は手術を受けて10日間ほど入院しました。

この記事は手術・入院の顛末と手術・入院に関わるおかねの話について整理したものです。

 
 

12月に続く入院と人工股関節全置換術

12月には救急車で運ばれて入院した救急の患者として入院しました。

今回の手術はそれとはまったく別のものです。右の股関節に人工股関節を設置する手術を受けました。

股関節のこれまでの経過

嫁は5年程前から右脚(詳しくは右の股関節)を悪くしており、数年前からとある病院の外来に通っていました。

でもそちらの病院では手術を勧めてくれることは無かったようです。「自分で歩けるうちは手術しないほうが良い」そう言われていたようです。…歩けなくなってから手術受けるって…それで歩けるように戻れるの…?何度か病院を替えて別の医師に診てもらうよう進言していたのですが、嫁自身が手術を怖がっているため僕の言葉は届かず、ずっと只々痛み止めと湿布薬を処方されて耐え続けると云う、そばに居る者としてはなんだか耐えがたい治療(放置?)が続いていたのでした。

手術に前向きになれた契機

12月に入院したときリハビリ担当の方に手術を勧められました。「手術をして後悔した方を少なくとも私は知らない」と少し突っ込んだ勧め方もされたようで、「手術後元気に山登りをされている方も知っている」などと聞いて、本人も手術に前向きになったのでした。

依頼するとすぐに同じ病院の外科の先生に繋いでくれて、偶々1月中の手術可能な日程に空きがあり、あれよあれよと云う間に手術と入院の日程が確定したのでした。

手術のリスクを聞けば不安になる日もあったけれど

けれど話が進み、整形外科・麻酔科の医師から順番に手術の説明を受けるにつけ、どうしたってリスクの話が強調されるんですね。

リスクをたくさん聞かされて、一度は前向きになっていた嫁の気もちも萎みます。メソメソ泣いて「やっぱ手術やめるゥ…」「もうこのままで良いよゥ…」などと涙を零していた夜もありましたが、言葉で励ましハグして励まし、どうにか予定どおり入院して手術と相成りました。

人工股関節全置換術の施術風景

手術はおおよそ3時間。無事終了しました。

手術直後は全身麻酔のせいか吐き気に見舞われていましたね。その日は病室に戻っても酸素マスク・点滴の管・尿管カテーテル・ドレーン・血栓予防のためのフットポンプなどの諸々の装備を身に付けた嫁はなかなかに痛々しい姿でありました。

吐き気・痛み・微熱・胃痛(薬の飲みすぎ?)などなどが重なって、嫁が鬱になってメソメソする夜もありました。

人工股関節全置換術、術後の経過

術後9日で退院

手術の翌日からリハビリが始ました。初日から車椅子に移る練習に留まらず、手すりを持って歩く練習までありました。

手術をしたばかりなのでもちろん痛いのだけれども、もともと痛いのを我慢して歩いていた人なので、痛みにへこたれることなくリハビリは順調に進みました。術後9日での退院について執刀医より「女性としては優秀」と褒められていたようです。

もちろん術後9日経過してもまだ痛みはあって、今のところ歩くのは術前よりもしんどそうです。でももともと座っていても寝ていてもあった痛みは完全に消えたとのこと。切開した皮膚やお肉の痛みがおさまれば、きっと元気に歩けるようになると信じています。

入院中は毎日朝・昼・夕と痛み止めを服用しています。薬が切れる深夜は微熱が出たり脚が痛んだりするようです。

退院翌日(術後10日)の経過状況

車の乗り降りはキツそうですが、運転は普通にできました。いままでは座っている間もシクシク痛んでいた関節が、いまは痛みません。

歩くときはまだ杖を使っています。買い物に行くとカートを押して歩くほうが杖よりも楽なようです。

家の中の階段は、手すりにつかまりながら両足で一段ずつ踏んであがります。これは手術前と一緒です。

退院1週間(術後16日)の経過状況

杖を使っていたのは退院後数日だけ、もうまったく杖を使わなくなりました。脚の痛みはあってたどたどしい歩きは手術前と同じです。

まだ痛み止めを服用しています。夜に熱っぽくなったり、脚が痛んだりします。

お風呂に入る際には、ガーゼを当ててその上から防水フィルムを貼っています。尻に近い傷口なので自分では貼れないので、毎晩尻を出してソファに俯せになった嫁の尻に、忠実な下僕のごとく貼って・剥がしてをしています。

寝返りを打つ際、脚が痛むようです。

退院2週間(術後23日)の経過状況

外来のリハビリ1回目に通い、「痛むほどに無理をしてはいけないが、怖がってもいけない」「大丈夫だと云うことを身体で覚えることが大事」と云う前向きな言葉をいただき、基礎的な運動の2,3を習ってきました。行く前には、もう不自由はしていないしリハビリ要らないかな?とも言っていましたが、役に立ちそうなのでまずは週2回・一ヵ月間のプランでリハビリに通うことになりました。

歩きがたどたどしいのはありますが、少しずつ改善が見えてきました。「気付いたら冷蔵庫の戸を手術したほうの脚で蹴って閉めていた」と言いますw 歩く際の歩幅が力強くなったようにも思います。

僕が飲んで帰る日が重なったこともあって、ガーゼ&防水フィルム無しでシャワーも浴びました。もうまったく滲みることは無かったとのこと。痛み止めの服用も昨日より止めているようです。

退院7週間(術後約50日)の経過状況

もはや術前よりも元気に歩けるようになりました。

嫌がっていた回り道や坂道も元気に楽しく歩けるようになり、二人で出掛けることが有り難く・いままで以上に楽しい時間になりました。

鎌倉八幡宮に御礼参りに出かけ、以前なら僕の腕にぶら下がるようにして昇っていた長い階段も、ゆっくりではありますが自力で昇れました。元気に散歩すること、丘をのぼって景色を見下ろすこと、事あるごとに「良かったねえ」と言い合って有り難味を噛みしめています。

片足を曳く癖は残っていて、外来のリハビリはそれが無くなるまでという目標で週2で継続しています。リハビリの日は夜に傷口周辺が熱を持つこともありますが、それ以外は何ら問題なく、中に人工関節が埋まっていることなど意識せずに生活できているようです。

人工股関節全置換術&入院の気になるお値段

手術と入院が1月2月にまたがったため、1月分・2月分で2つに分かれて費用が算出されています。

おおきくは医療費、食事療養費、室料差額の3本構成でした。

項目 1月 2月 合計
医療費 総費用 1,455,850円 321,180円 1,777,030円
医療保険適用による控除 -1,019,095円 -224,830円 -1,243,925円
高額療養費限度額適用による控除 -260,376円 0円 -260,376円
①自己負担額 176,379円 96,350円 272,729円
食事療養費 食事療養費 2,660円 14,480円 17,140円
入院時食事療養費の控除 -820円 -4,360円 -5,180円
②自己負担額 1,840円 10,120円 11,960円
③室料差額 33,000円 88,000円 121,000円
合計(①+②+③) 211,219円 194,470円 405,689円

合計でおよそ40万円。前回同様、面会時の駐車場代やマスク購入費、入院時の消耗品費なども発生しましたし、嫁が加入している民間の医療保険から(ほんのわずかな)給付が出たりもしますがそれは誤差レベルなので割愛します。

医療費は約178万ほど掛かったところ健康保険(医療保険適用・高額療養費限度額適用)により自己負担は272,729円。食事療養費も健康保険(入院時食事療養費適用)により自己負担額は11,960円。

個室の室料差額はモヤモヤもあるけれど

個室しか空いておらず室料差額が発生しました。1日1万円で11拍、121,000円でした。「患者が大部屋を希望しているにも拘らず病院都合で個室に入れた場合、室料差額を請求してはならない」と云う厚労省通達はあるものの、一刻を争う手術では無いとき「病室空くまで手術はしないと云うことですか」と平然と訊いてくる病院に対し「否」と言えない以上、まあ払うしかないかあと割り切りました。

静か・見舞いが楽・荷物たくさん置ける…。「個室の良いところ」を実際に享受もしましたので、特にあれこれ言わずに支払って参りました。

日本の健康保険の制度の有り難味が沁みる

室料差額は兎も角として、手術をして「人工股関節」を体内に入れ、11日間入院して手厚く面倒を見てもらったのです。

それで医療費+食事療養費で284,689円です。もちろん28万円と云う金額は決して安い額ではないけれども、今回の手術・入院の対価として見ればこんな額で良いの?!と云うくらいに安く、日本の健康保険の制度を拝み奉りたいほどの気もちになるのでした。

3割負担と云うルールも、高額療養費制度と云うルールも、享ける側としては大変助かるものですね。

こうしてサービスを享ける身になってみると、日々の給与から引かれる健康保険料も気持ちよい互助の精神で控除されようではないかと思うのでした。

健康保険組合からの「付加給付」が後日キタ!

後日健康保険組合から我が家の銀行口座に入金があり、問い合わせてみたら高額療養費とは別の健康保険組合独自の「付加給付」とのことでした。

2020年3月28日現在、1月の医療費分の付加給付を受領済み、2月の医療費分が未だなので、すべてそろい次第整理して追記いたします。

退院時に嫁から「感謝状」を受け取る

前回、12月に入院したとき、嫁から遺言状めいたラブレターを受け取りました。

嫁が一週間入院しました。かかった入院費用と30年ぶりにもらったラブレター

今回は「感謝状」と云うタイトルのもう少し明るい内容のラブレターをもらいました。前回のように罰すべき内容w は無いのだけれども、流れと僕自身の愛され(?)自慢(?)のために、今回もまたそのまま晒してしまいます。

♥ 感 謝 状 ♥ ~千鳥足さんへ~

今回は伝えきれないほどいっぱいの感謝の気もちを書きます!!

まずは、今回も本当に たくさん・たくさん!! お世話になりました。ほんとに一生分の “愛” をもらった感じです。

  1. 毎日忙しいのに、お見舞いに来てくれてありがとう♥
    特にJRが人身事故で動かなかったとき、面会時間が終了しているのに駆け付けてくれた時は、涙がでるほどうれしかったです。
  2. 慣れない家事を一生懸命頑張ってくれてありがとう♥
    特に料理部門は 💮💮💮 でした!! 毎日 あ た ふ た しながら作っている様子を報告してくれるのがすごく嬉しかったし元気が出たよ。
  3. 結局、手術~退院まで個室にいさせてもらえてありがとうございました。
    ただでさえ医療費がかさんでいる中、ものすごい出費を快くうけいれてくれたこと感謝しています❤ こんなに恵まれた環境で過ごさせてもらったのに、時々メソメソわがまま言ってごめんなさい…💦
  4. つらくて 痛くて 悲しかった時、千鳥足さんからのラブレターが気持ちの支えでした♥
    読むたびに涙がポロポロになっちゃうんだけど、すごく励まされました。ありがとう。私の宝ものの1つなので、私が死んだら必ずお棺の中に入れて下さいネ。
  5. (註。余白。5と書いたものの5つ目が浮かばなかった模様w)

今回の入院・手術で千鳥足さんからもらったたくさんの幸せと愛を残りの人生かけて倍返し・10倍返しします!!

なのでこれからもよろしくお願いします。健康第一で、仲良く楽しく過ごすことが何よりも恩返しだネ。

本当に11日間、ありがとうございました。

こちらこそ、手術の不安に頑張って耐えてくれてありがとう。リハビリを元気に頑張ってくれてありがとう。健康に前向きに暮らす気持ちを持ってくれてありがとう。

これからもよろしくだぜよ。

なお、嫁からの感謝状にある「千鳥足さんからのラブレター」は晒しません。

蛇足:人工関節銘柄

人工関節に向けた感謝の気もちが絶えないので、扱っている企業を応援したくなりますね。

株探によると、国内市場における人工関節関連の銘柄は以下4銘柄でした。

  • [7600]日本MDM
  • [3461]帝人
  • [9265]ヤマシタHD
  • [7744]ノーリツ鋼機

[3461]帝人 は一時期保有していたこともあったのですが、当時全然値が動かなかったので処分しちゃったんですよね。

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