個人向け変動国債の利子を”初体験”!変動国債の変動する金利の決まり方。

個人向け変動国債の利子を”初体験”!変動国債の変動する金利の決まり方。

我が家では、個人向け変動国債10年を老後資金として「目的別貯蓄」エリアで保有しています。
さて本日、今年の2月に購入した「個人向け変動国債10年」の利子が入りました。
今年の2月の購入が初めての国債購入だったので、つまりこれが我が家にとって初めての国債の利子の受け取りになります。

国債の利子の受け取り初体験、初めての体験なのできちんと記録しておきます。
初キッスや初おっぱいなどの体験は日記に仔細に残しておく性分です。きもー。

 

個人向け変動国債10年の利子の入金あれこれ

入金日

国債は半年ごとに利子の支払いがあります。
国債の購入は2月に申し込みましたが、その発行日は3月15日だったようです。
その半年後の今は9月。9月15日が土曜日だったので、連休明けの今日18日に利子が振り込まれていました。

購入する際には発行日なんてものは気にしておらず、「2月に買ったんだから半年後の8月には入金あるんじゃないの?」と8月中は無駄にソワソワしていたのですが、そういうことだったようです。

入金方法

これは証券会社に拠るのだと思いますが、我が家が購入窓口に使ったSMBC日興証券では、利子の振込先を指定できました。マネーフォワードで覗いても、なかなかSMBC日興証券の口座残高が増えないなァと怪しんでいたら、登録しておいた銀行口座にすでに入金されていました。

ちなみにSMBC日興証券のサイトでも利子の払い込みがあった記録は見ることができますが、株式の配当金などとは異なり、支払通知書の類の電子交付はありませんでした。

入金額

今回は7,172円の入金がありました。

3000万円の国債に対して、0.06%の年利ですから「3000万円×0.06%×1/2(半年)=9,000円」なのですが、これに税金20.315%が源泉徴収されており、税額1,828円を差し引いた7,172円が入金されたと云うわけです。

当たり前の話ですけど、0.06%て少ないですよね。つまんない。
元本保証の金融商品なので、仕方ないですね。国債購入時に12万円のキャッシュバックもいただいていますし、我慢しましょう。

個人向け変動国債10年の「変動」たる所以

個人向け変動国債の利点は、金利の利率が「変動」することによって、インフレにもある程度追随できるところであります。

金利は半年ごとに変動する

個人向け変動国債の適用金利は、半年ごとに変動します。
我が家の「初変動国債」の場合、発行日の3月15日~9月14日までの半年間に購入時に定められていた金利(0.06%)が適用されていました。9月15日~次回3月14日までの半年間の金利は、変動します。

金利の決定方法

財務省のサイトでは、変動国債の金利について、以下のように説明されています。

「変動10年」の基準金利は、利子計算期間の開始日の前月までの最後に行われた、10年固定利付国債の入札(初回利子については募集期間開始日までの最後に行われた入札)における平均落札価格を基に計算される複利利回り(小数点以下第3位を四捨五入し、0.01%刻み)の値です。

ここで言う「利子計算期間の開始日」とは9月15日を指すと思われます。

つまり、その「前月までの最後に行われた、10年固定利付国債の入札における平均落札価格…」と云うことは、8月までで最後に行われた10年固定利付国債の入札の結果に拠るようです。

財務省の入札カレンダーを確認してみると、2018年8月2日の入札が最後のようです。

入札カレンダー:平成30年8月

この8月2日の入札は、平均価格99円74銭(平均利回り0.126%)で落札されたようです。

10年利付国債(第351回)の入札結果

「小数点以下第3位を四捨五入し、0.01%刻み」とあるので、0.13%を基準金利とし、その66%である0.0858%、小数点以下第3位を四捨五入して0.09%がこれから半年間の金利に決定している、はず、です。

適用金利の答え合わせ

実際、SMBC日興証券の残高照会ではそのように案内されていました。おおお、合ってる!

基準金利と適用金利は財務省のサイトで簡単に確認できる

財務省のページで基準金利と適用金利を簡単に確認することができました。購入した年月を覚えておけば簡単に確認できます。

個人向け国債 : 財務省

つまり次回の利子の受け取り額は…?(^ω^)

3000万×0.09%×1/2=13,500円、税引き後10,758円の見込みです。
あらあ、適用金利がチョットあがって、受け取り額もけっこう増えるのですね♪

変動国債が変動する仕組みが理解できた!

変動国債は金利が変動するんだとは知っていましたが、どういう仕組みで変動するのかは不勉強でしたので、今回の「初体験」で勉強することができました。

国債の入札については日銀の黒田さんがアレコレ言ってマスコミが騒いでいたのは知っていましたけれども、こんなふうに我が家の収入にも影響してくるのだなあと知ると、さして興味なく見ていた入札結果のニュースも興味を持って捉えることができそうです。

 

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