2018年7月の「のんびりコツコツFX」、米中報復関税合戦と日銀プレイ

2018年7月の「のんびりコツコツFX」、米中報復関税合戦と日銀プレイ

2018年7月のFXの成果を整理します。

2018年7月の成果は+67,701円

2018年7月の確定損益の推移です。

7月の成果はALL USD/JPYで+67,701円、+277pipsとなりました。

L/Sともに含み損を抱えるポジションがある中、窮屈な取引はまだまだ相変わらずです。
だんだんSポジのマイナス・スワップが嵩んできていて辛いです。

7月10日あたりからのドル円の上昇に乗って小金を稼ぎ、その後はちょぼちょぼ。
最後に利益を押し上げているのはLポジのスワップ・ポイントの振り替えを行ったためです。

毎月のお約束で、FXで得た確定利益は月末に出金して、WealthNaviで再投資します。

USD/JPYの2018年7月の推移

米中報復関税合戦と日銀プレイ

2018年7月のドル円の推移です。

米中の関税の応酬が市場不安を煽り、いざ発動された場合には円高が進行するのではと懸念されていました。けれど、いざそうなってみたらば、いつもながらの「材料出尽くし~」と云う理由の颯爽たる踵の返し方でドル高円安が進みました。一時、113.179円と1月以来の113円台に乗せてきました。

113円台到達した後は、達成感からの戻り売り。直近は「日銀の金融緩和出口戦略」を予感した111円割れもありましたが、日銀政策決定会合は無難にこなして、112円手前で7月の市場が終わりました。

日銀の出口戦略を予感した市場が、どう動いたかは記憶に留めておきたいと思います。

  • 銀行株がめっちゃ騰がった
  • 直前でJREITがめっちゃ下がった
  • 普段は半寝のような値動きしかしない国内債券の投信がめっちゃ値を落とした。

いざ日銀の発表が終わってみると、それぞれ見事な反動をしていました。

日銀の対応についてはいろいろな意見を見ていますが、個人的には巧く対応したように見ています。日銀が出口戦略に舵を切るのでは?と云う懸念を一掃してフォワード・ガイダンスを導入することで一定の期間の先延ばしを明示しつつ、長期金利の動きにある程度の幅を許容することで銀行を悩ます副作用にも幾らかの手当てを施しました。

ちなみに7月だけ切り出してみると見事なレンジ相場に見えますが、日足で見ると3月末からの見事な上昇トレンドですね。

先月時点での予想は当たったのか

わたくし千鳥足は、先月のFXの成果の報告で、7月のドル円の動きを次のように予想していました。初心者のくせに予想とか生意気ですが。

 為替の動きは、もう7月6日に発動予定の米中の制裁関税の行方次第と思います。
その結末によって上に跳ねるかも知れないし、下に飛び降りるかも知れないけれど、制裁関税発動までに続くだろうギリギリの調整がどう転ぶかはちと分かりませんね。

(中略)

順調に回避できた場合には、5月高値の111.4円を越えて、さらに上に走りそうです。 上にしろ下にしろ直近のレンジを越えて、別のレンジに移行しそうな気がします。

7月6日の関税発動は回避できませんでした。
そして回避できなかったけれどドル高は進み、軽く5月高値を超えました。

やべぇ、全然当たってない。(´Д`;)

あと、予想したときには日銀の金融政策が今回ここまで注目を浴びるとは露ほどにも思っていませんでした。

8月の為替を考えてみる

当たろうが当たるまいが初心者の練習なので予想してみます。

日銀の金融政策由来で円高に向かうことは当面無いと思います。
また、開催中のFOMCは、今回は動きなし、9月の利上げのコンセンサスを固めていくに留まるでしょう。

そうすると、8月は殊更な材料が(僕には)見当たりません。
こういうときには、忘れていた懸念材料が蒸し返されることが多い印象です。
米中の貿易摩擦懸念が為替の動きの材料となるように思います。

ただ、ここ最近、貿易摩擦の懸念は、ドル円にはそう大きな影響を及ぼしていない印象。
日本国債の長期金利が騰がったと云ったところでMAX0.2%です。
日米金利差によるドル高円安傾向のほうが勝るように思います。

上は前回高値の113.2円近辺、下は110.5円あたりでゆらゆらと方向感なく、動くのかなあと思います。あ、これめっちゃ幅広い予想で、予想の意味が無いですね。

もちろん、初心者が練習と思って予想しているストーリーなので、まったく信じてはいけません。

2018年累積損益、前年同月比

2018年の確定損益の推移です。

1月~7月の7ヵ月間で累計+639,310円の利益となりました。
ひと月平均91,330円の利益となります。

昨年の7月末時点では、+487,671円の利益だったようなので、前年同期比+31%と云う良い成果を継続できています。今後も変わらずのんびりコツコツ積み上げて参ります。

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