夫婦できれいに家計管理されている方のブログを見て、いつも「いいなぁ」と思うのは、夫婦で協力して取り組めていること。
我が家もけして非協力関係にあるわけではないのです。
ただ、いかんせん、嫁が iphone と android の違いもよく理解しないデジタル音痴で、Excelに家計を入力することも、マネーフォワードで買い物の記録をつけることも、はたまた現金以外の決済に関してすらも抵抗を感じる素敵な人なのです。
そんなわけで、我が家のキャッシュレス化とスマートな家計管理は亀の歩みで進んでおります。
パートナーがデジタル音痴で困ったこと
ネット銀行に不信感を抱いている
ネット銀行は通帳と云うものがありませんね。当初はこれで戸惑い、発狂していました。
いま幾らあるのか記録された通帳が手元にないと不安で仕方ないの…!いんたあねっとでいつでも見れるって言うけど、わたしには使い方分からないし、憶えられないの…!
憶えられないと云うか、憶える気が無いんですけどね。言い出したら結構頑固です。
いまでもATMで現金を引き出すたびにプリントされるレシートを几帳面に大学ノートに貼り付けています。どうですか、素敵な嫁でしょう。
ネット証券はUMA(未確認生物)並みの認識
ネット証券はなおさらアンタッチャブルな存在のようです。
いまやりとりしている株とか投資信託とか、あなたが死んじゃったら、あたしどうしたらいいの?!とめっちゃ不安がります。
ネット証券やネット銀行のID・パスワードをメモってあげても、こんなのもらってもわたしには何もできません!と怒ります。どうですか、めっちゃ可愛い嫁でしょう。
クレジットカードを使うと破産すると思っている
僕がクレジットカードを使うことに、ものすごく不安を憶えているようでした。
クレジットカードを持たせてももらえない期間がありました。現金はわりと寛容に補給してくれたので普段困ることは無かったのですが、夫婦喧嘩した後などは大変。財布の中身が空っぽになってしまい、タクシーにも乗れず深夜の郊外をとぼとぼ歩いたこともありました。どうですか、めっちゃチャーミングな嫁でしょう。
パートナーをデジタルな家計管理へ連れてくるため取り組んだこと
そんなキュートでアナログな嫁と一緒にデジタルな家計管理をするために、これまで取り組んだこと、いまも取り組んでいることです。
マネーフォワードでおかねの出入りと残高を透明にする
これが第一歩です。
- マネーフォワードに夫婦共通のアカウントを作りました。
- お互いのスマホにマネーフォワードのアプリを入れて、同じ情報を閲覧可能にしました。
- 銀行口座・証券口座・クレジットカードを全部登録して、おかねの出入りと残高を丸裸にしました。
初めはマネーフォワードと云うアプリにも警戒感を抱いたようですが、ネット銀行で見えにくくなっていた口座残高がいつでも把握できるのだと理解すると、じきに嫁も安心した様子でした。おかねの出入りが丸裸になるので、たまにおかねを使うことに窮屈さを感じることもありますが、それもお互い様ですし、家計簿を付ける今となっては、相手に知らせず買い物すると云うことはほとんど無いです。
ほんとうは、残高を見て安心するだけでなく、日々の買い物の記録をマネーフォワードに登録していって欲しいのですが、その領域に連れ込むにはもう少し時間がかかりそうです。ただ、基本的にはとても几帳面な人なので、アナログでの記録は喜んで残してくれています。きっとそれで十分感謝して良いのだろうと思います。感謝。
- 買い物の記録(日付・お店・金額・主な費目)を付けるための表を作成し、印刷して渡しました。
- 几帳面な嫁は日々の買い物をその表に手書きでとても熱心に書き込んでくれています。
- 手書きで書きこんだ表を冷蔵庫に貼って、稀にちょっと風変わりな買い物をしたときには報告してくれます。
どれくらい熱心に書き込んでくれているかと言うと、初詣で投じたお賽銭の額まで記録してありました。あとはアプリで記録できれば良いだけなんだ…!あともう一歩ですよねw
ちなみに買い物の記録表には、主な費目はあらかじめ羅列しておいて、〇で囲めばOKなど、とっつきやすいフォーマットを意識しました。
ネット証券、ネット銀行の連絡窓口を共有する
以前、ネット証券やネット銀行のID・パスワードをMicrosoft OneNoteを使用して共有していると云う記事を書きました。
証券口座・銀行口座、口座番号やパスワードの管理には、OneNoteが便利
この記事では意図的に省略していたのですが、共有しているのはID・パスワードだけでなく、お客様相談窓口等の電話番号も記載しています。HPに明記されている企業については、相続に関する相談窓口も記載しています。
ここまで共有して、Microsoft OneNote の開き方を懇切丁寧に教えたところ、いまでは不安も払拭されたようです。
仮に僕が急死した場合、嫁は「株なんてぜんぜんわからないから、全部解約する」と言っているのですが、それはどうかと思うので、もう少し時間をかけて、配当金が入金される仕組みや、配当金の出金の仕方、いざというときの売却の仕方等々を憶えてもらおうと思っています。
キャッシュレスの利便とお得な嬉しさをゆっくり体験してもらう
カードの利用に対する不信は、まずは利用明細をオープンにするところからでした。最近は利用明細もWEBで見るカード会社がほとんどなので、それを毎月印刷して、手渡しています。
それとは別に、キャッシュレス推進!を合言葉にして、2人で出掛けた際に積極的にカード決済を目の当たりにしてもらう努力を続けています。
- iD で簡単に決済する様子に「おおお?!」と驚く嫁。
- 12月のカード利用によって6,000円ほどのポイントが付いたと知り驚く嫁。
- 貯めたポイントで高級中華や叙々苑の焼肉を食べて、ポイントの旨みを舌で知る嫁。
嫁も少しずつ、一緒に出掛けた外食でクレジットカード決済を望むようになり、日々の買い物でもクレジットカードを使おうかな?と云う思考になってきました。近々に、普段使いのスーパー向けのクレジットカードを数枚作成する予定でいます。
クレジットカード、いちばん得なのは普段良く使う店舗に特化したカードなので、個々に専用のものを作る予定です。
「わたしクレジットカードを持ったら使い過ぎちゃわないかな?」
そんなふうに不安がる嫁。
「大丈夫。だって僕らマネーフォワードで繋がってるだろ?」
そう諭して収めています。そう、きっと大丈夫。
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