日々の値動きを気にしすぎるのは良くないことだと承知していますが、わたくし千鳥足のような投資初心者には、世界の政治・経済の動きが市場にどういう影響を及ぼすのかを把握することが重要だと考えています。そのために、毎週のリスク資産評価額の推移を記録しています。
8月に入りボラティリティの高い日々が続きますね。米中貿易摩擦の懸念が市場に不安を与えています。どうにも米中の協議は行き詰っているようですね。というか双方とも穏便に落としどころを探ろうなんて気持ちは無いので行き詰って当然ですよね。貿易協議に関する楽観的な言動は単に新冷戦の時代を市場に織り込ませるための時間稼ぎだと捉えていて、僕はむしろその時代のサプライチェーンの構築を歓迎したいと思っています。もう「新冷戦が無かった時代」には戻れないのですから。
米中、友好的に解決するつもりなんてさらさらなくて、最悪のシナリオを市場に織り込ませて、ソフトランディングするための「付いて・離れて」運動でしか無いよねもう。
— 千鳥足@投資初心者 (@chidoriashi_sh) August 2, 2019
2019年8月10日(土)時点のリスク資産評価額
2019年8月10日(土)時点のリスク資産の評価額は3757万円でした。
評価損益は前週末比-70万円
前週末評価額 | 評価損益増減 | 評価額増減 | 当週末評価額 | |
---|---|---|---|---|
入金額 | 利益出金額 | |||
3767万円 |
-70万円(-1.85%)
|
-10万円(+0.26%) | 3757万円 | |
+60万円 | ±0万円 |
リスク資産の評価損益は-70万円と2週連続で大幅に目減りしました。
今週は新たに60万円の資金注入をしています。夏季賞与の一部になります。今週は出金(生活還元)はありませんでした。したがって、リスク資産評価額の増減は-10万円となりました。新たに60万円を資金注入してもなお評価額は-10万円だったわけで、まさに「おかね入れたぶん溶けた」ような状態ですね。
今回の評価額の減り方は、株式よりも為替の影響が大きいです。FXのロングを温存しているのでここ最近の円高の進行にちょっと涙目になってます。
今週は60万円資金注入して-10万円…。
合計76万円注入して-101万円。なんだこの修行。
前年末比+242万円の評価損益推移
前年末評価額 | 評価損益増減 | 評価額増減 | 当週末評価額 | |
---|---|---|---|---|
入金額 | 利益出金額 | |||
3281万円 |
+242万円(+7.39%)
|
+475万円(+14.49%) | 3757万円 | |
+273万円 | -40万円 |
2018年末比では、評価損益は+242万円となりました。
出金(生活還元)もしていますが、新たに資金注入もしていまして、評価額は2018年末比+475万円の3757万円です。
2019年8月10日(土)時点の保有資産概況
市場の概況
市場 | 指標 | 増減率(前々週比) | 我が家のリスク資産 |
---|---|---|---|
日本市場 | 日経平均 | -1.91% |
-1.85%
|
TOPIX | -1.93% | ||
JASDAQ | -1.46% | ||
マザーズ指数 | -2.33% | ||
東証リート指数 | +0.51% | ||
米国市場 | NYダウ | -0.75% | |
S&P500 | -0.46% | ||
NASDAQ | -0.56% | ||
ほか(ウォッチ対象) | 上海総合 | -3.25% | |
韓国総合 | -3.02% |
日本市場も米国市場もいずれの指数もマイナスとなりました。日本市場は円の急伸と云うダブルパンチもあってきつかったですね。
そんな中、東証リート指数の健闘ぶりが相変わらず輝いています。
東京市場の保有銘柄の概況
東京市場に上場している保有銘柄の概況です。海外債券ETFやS&P500連動ETF、REITなども混ざっています。
保有している東京市場の保有33銘柄の値動きは、値下がった銘柄が多いです。
週初時点保有銘柄数 | 値上がり銘柄数 | 値下がり銘柄数 | 変わらず |
---|---|---|---|
33 |
13
|
20
|
0 |
でも、逆に値上がった銘柄が13もあったんだ?って感想です。
値上がり銘柄ピックアップ
[6197]ソラスト が前週比+5.63%、増収・減益と云う決算で発表の翌日は地合いの悪さもあって強烈下落な寄りからスタートしましたが、その日の内にプラ転して週末まで順調に騰がりました。売上高の伸びは順調で、営業利益の減益も決算短信では「なごやかケアリンク株式会社等のM&Aに伴い発生したデューデリジェンス費用や仲介手数料、オフィス移転に伴う一時費用の発生等」によると明記されており一過性のものと判断できます。
[9873]日本KFC が前週比+4.69%と続騰。決算で売上の好調な伸び(+14.9%)が確認されました。利回りの良い定期預金と(主に僕に)揶揄されてきた同銘柄ですが、このところ株価好調です。定期預金なんて言ってスマンかったw
[8960]ユナイテッドアーバン投資法人 が前週比+3.92%、[3281]GLP投資法人 が同+3.08%と動意付きました。ちょっと要因不明です。REITの騰落、不明なことが多いです。[3281]GLP投資法人 はブラックロックによる大量取得の報告がありました。
値下がり銘柄ピックアップ
[6464]ツバキ・ナカシマ が前週比-8.33%と続落。減収・減益の2Q決算が嫌気されました。決算説明資料を見ると日本市場での落ち込みが大きい模様。配当利回り4.91%・予想PER8.58。世界経済の不透明さで売られてますけれども、通期業績で底が見えたら買いの銘柄かなあと思います。
[7729]東京精密 が前週比-6.98%。こちらも減収・減益の1Q決算が嫌気されました。半導体関連の減速、強いですね。ただ売上は同業他社ほどには落ち込みが激しくはないです。
[8963]インヴィンシブル投資法人 が前週比-5.40%と急落。みずほ証券に対する第三者割当の口数決定のIRが出ていますが、その20倍の口数の増資IRをこなして上昇してきたのだから関係ないよね。むしろ第三者割当の価格調整のような急落…。(陰謀論
NY市場の保有銘柄の概況
NY市場に上場している保有銘柄の概況です。株だけでなく債券のETFも混ざっています。
前週から保有していたNY市場上場の14銘柄の値動き、値下がった銘柄が多いです。
週初時点保有銘柄数 | 値上がり銘柄数 | 値下がり銘柄数 | 変わらず |
---|---|---|---|
14 |
5
|
9
|
0 |
値上がり銘柄ピックアップ
5つの値上がり銘柄、上昇率は [V]ビザ の0.92%が一番高いと云う状況で総じて低いです。
値下がり銘柄ピックアップ
[MO]アルトリア が前週比-3.69%と際限なく下落中。FDAが電子たばこ使用後の発作の事例を発表したとか。この子全然ディフェンシブじゃない。
[SPYD]S&P500高配当株式ETF が前週比-1.85%、[CSCO]シスコシステムズ が同-1.54%と比較的大きな下落でした。
今週の売買
重い腰をあげて夏季賞与の一部を証券口座に移動したものの、仕事(とその後の飲み)で慌ただしく過ごしていて購入銘柄を検討できず、結局何も買わずに現金のまま置いて一週間が終わりました。でもまだ米国株も日本株も二番底がありそうな気がしているので、ここで動けずに終わったのは結果的にOKなんじゃないかと思っています。
米国株の多くはETFなので決算インパクトをそれほど感じないのですが、
日本株は個別株が中心なので決算の勝ち負けによる値動きが激しいです。
中国の減速が製造業にかなり響いてきている印象ですね。
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