【ウェルスナビ】20ヵ月経過したWealthNaviの評価額は214万円。ドル建てでプラスも円建てでマイナス。為替の影響強し。

【ウェルスナビ】20ヵ月経過したWealthNaviの評価額は214万円。ドル建てでプラスも円建てでマイナス。為替の影響強し。

WealthNavi は2018年1月から始めています。毎月3万円を積み立てているほか、毎月のFXの利益を WealthNavi で再投資しています。

始めてから約20ヵ月経ちました。20ヵ月経過した WealthNavi 、その増え具合は如何でしょうか。

 
 

20ヵ月経過した WealthNavi 、資産評価額は 214万円

せっせせっせと積み立てております。

前回18ヵ月目で確認した際には円建てで+3.52%の7.1万円、ドル建てで+5.05%の934.26ドルあった含み益は、次のようになりました。

円建てで-0.55%の1.1万円の含み損、ドル建てで+3.25%の637.25ドルの含み益。

なんと云ってもドル安円高が響いていますね。ドル建てで含み益の内に出金しよっか…と思っても、WealthNaviではドルのままでは出金できません。円に交換してから出金することになるので為替の影響をモロに受けます。もっともこれは米国株等の円建ての投資信託を扱うのとまったく同じことですね。

ちなみに4月~7月末までの期間は毎月のFXの利益をWealthNaviで再投資する活動を停めていました。何故ならFXで4月に負けたため、負けた分の資金回復に努めていたためです。8月末時点で再投資を再開しまして、7,8月で得たFXの利益の内スワップポイントで得たものについてのみWealthNaviに再投資しています。

20ヵ月経過した WealthNavi 、日欧株の弱さ際立つ

実は前回報告した7月の頭以降、WealthNavi内で保有している全資産クラスの損益がプラスに転じる奇跡のような一瞬があったのですが、今はこんな感じです。

日欧株が弱すぎィィィ。

日欧株が弱かったのは以前からです。ゆえにWealthNaviさんがある日気を利かしてリバランスしてくれまして、米国株売り日欧株買い増しているのを発見したときには、私情を挟まぬ機械的リバランスの冷酷な所業にお口あんぐりしました。

でもまあ、いずれも4桁円台の「微調整」にすぎませんね。

買い増しした米国債券・金は躍進が見られましたし、このあと日欧株がグイグイッと騰がってくるならWealthNaviさんの株も騰がると云うものです(僕の秘めた気持ちの中で)。

前回からの変動の様子

前回からの評価額と損益の変化を表にしてみました。

資産クラス 前回(2019/7/7) 今回(2019/9/4) 変動
評価額 損益 評価額 損益 評価額 損益
米国株(VTI) 738,709円 +52,931円 740,698円 +13,097円 +1,989円 -39,834円
日欧株(VEA) 568,851円 -19,057円 578,098円 -60,643円 +9,247円 -41,586円
新興国株(VWO) 193,294円 -6,615円 187,862円 -22,408円 -5,432円 -15,793円
米国債券(AGG) 311,575円 +6,770円 314,744円 +6,604円 +3,169円 -166円
金(GLD) 189,969円 +11,781円 206,361円 +26,329円 +16,392円 +14,548円
不動産(IYR) 103,171円 +11,838円 106,401円 +13,346円 +3,230円 +1,508円
現金 5,817円 6,839円 +1,022円
合計(円) 2,111,386円 +71,836円 2,141,503円 -11,794円 +29,617円 -11,926円
合計(ドル) 19,450.84$ +934.26$ 20,227.68$ +637,25$ +777.00$ -297.00$

8月に世界的な株式の急落があり、株式は米国・日欧・新興国いずれもダメでしたね。

米国債券は騰がっていたように思うのですが、為替の変動のぶんマイナス方向への変動となりました。

何よりこの期間、金が強かったですね。

「手数料が高い!」と WealthNavi をこき下ろす方がたくさん居ます。でもこういう資産クラス毎の値動きや、為替の変動・配当収入・税金・手数料、ガラス張りの水槽の外側から、これらを手間暇かけずに観察して仕組みを理解するには良いツールだと思うのですよね。

各ETFの株価推移

WealthNavi で扱っている各ETFの値動き。WealthNavi を始めた当初からのチャートです。

この期間、米国REITが最強なのは変わらず。次いで金と米国債券、そのあとに米国株。ここまでがプラス資産。日欧株・新興国株は15%を超える下げです。

20ヵ月経過した WealthNavi 、原資の大半はFXの利益の再投資

これまでの総入金額は、2,153,292円です。

けれど、総入金額の中にはFXで得た利益を再投資した額が含まれます。純粋な積立金は93万円のみ。つまり現在の資産評価額214万円に対してそもそも投入した積み立て原資は93万円であり、我が家の資産運用活動においては残り121万円は「利益」です。93万円の原資で121万円の利益ですから、+130%のパフォーマンスです。

資産運用や投資と云うよりは投機であるFXですが、無理せずぼちぼち稼ぎ、稼いだ利益は一か所に集めて再投資に充てることで資産運用の一助たりえますね。

20ヵ月経過した WealthNavi、いま買える車ってなんだろう?

これ、当初からやっていたのですが、ろくに残高に変化が無いので今回も割愛します。

なかなか購入可能な車のランクが上がりません。涙

WealthNavi は初心者向けの良いツールだと思う

WealthNavi の1%と云う手数料は高すぎだろうと、WealthNavi ユーザは情弱であると云う誹りをしばしば見かけます。

確かに、残高が増えるほどに毎月の手数料の額が目立つようになってきました。似たような運用は、バランス型の投資信託でももっと安い手数料でできます。eMAXIS slim 8資産均等 は信託報酬0.1512%以内だそうですから、WealthNavi の1%とは比較になりません。お安いですよね。

ただ、WealthNavi の良いところは、投資を始めたばかりの人が、為替とは何ぞや・資産クラスとは何ぞや・株価とは何ぞや・バランスとは何ぞや・配当とは何ぞや・信託報酬とは何ぞやと云う細目の仕組みを垣間見れるところにあると思っています。幾らで何をどれだけ買い付けて・どれだけの配当が入り・どれだけの手数料が徴収されたか記録が残ります。

同様の営みは投資信託でも行われています。でもブラックボックスにパッケージされた投資信託ではその運営が伺い知れません。だからこそお手軽にストレスを感じず淡々と積み上げることができます。そして手数料が安い!…WealthNavi か投資信託か。ある程度金融商品の仕組みを知った方なら、投資信託一択で良いと思います。でも、初心者がその入り口から入って、そのまま何も理解せずに過ごすのはどうなんだろうと云う思いが僕にはありますね。

僕自身は勉強もできたので、そろそろ卒業しようかなあと思っていますが、できれば全銘柄がプラ転してから卒業したいと云う気持ちは変わらず。嗚呼、その奇跡のタイミングを逃してしまったので、次回の奇跡をまた待ちたいと思います。



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