銘柄探訪 [4385]メルカリを初めて使ってみたら、存外に楽しいサービスだった

銘柄探訪 [4385]メルカリを初めて使ってみたら、存外に楽しいサービスだった

は、2018年6月19日に鳴り物入りで東証マザーズ市場に上場し、以降、上場即赤字決算・赤字予想に地合いの悪さも重なって、華麗な下げを見せてくれている銘柄です。

公開価格が3,000円、初値5,000円、上場来高値6,000円、そして今2018年クリスマスの終値は上場来安値の1,720円です。

同社のIPOは、僕も欲しくてわざわざあちこち証券口座を新設して申し込んだのだけど1枚も当たらなかった経緯があり、嗚呼当たらなくって良かったなァと胸をなでおろしています。

そんな [4385]メルカリ が世間に提供しているサービスに実は触れたことが無かったのですが、年末の大掃除でワラワラ出てくる不要物の対処として、我が家もようやくメルカリ・デビューしたので感じたことを書いておきます。

 
 

メルカリというサービス自体はすげえと思った

当方夫婦揃って初メルカリで分からないことだらけ。憶測でああだこうだと意見を言い合いながら、出品~売却までを体験したのですが、嗚呼なるほど、凄く良くできたエコシステム(ビジネス生態系)だなあと感心いたしました。

メルカリなどのフリマ・サービスに慣れ親しんだ方々から見たら、何を今更…?!と云う感想なのでしょうけれども。(^_^;;

運送業界・コンビニ業界巻き込み至れり尽くせりの環境

サービスに運送業界とその窓口としてのコンビニを巻き込んで生態系を作り上げていて、至れり尽くせりの環境がすでに出来上がっていました。フリマ業界は何も生み出さないと云う言葉を目にすることもありますけれども、そんなことはありませんね。

初めての利用でしたが、あれこれ悩みながらも無事出品~売却まで一連の流れを終えてみると、いずれのフェーズにおいても手順は分かりやすく整理されていて、後は初めてのことに手を出す勇気と、コンビニで「あのう、これメルカリで…」と声を出す勇気さえあれば超簡単に売買に参加することができました。

リサイクル・ショップでは得られない楽しさ

商品提供者と購入者を双方向に繋ぐメルカリというサービスの出来栄えもなかなか。リサイクル・ショップに不要物を持ち込み査定を受けて売り払うのとは全然別次元の楽しさがありますね。メルカリ自体はマーケット作りと云うプラットフォーマーに徹していて、売る側と買う側の直接のやり取りを阻害しないでいる点が全然異なります。

きほんネット音痴で、今年になってようやくスマホがいじれるようになった嫁が、先週末から購入者とのやり取りを楽しみながら取り引きをしていて、すっかりハマっています。出品したものの内すでに3品が売れていて、「次はどれ売ろうか、どれ売ろうか?」と家の中を物色している次第。やべえ、そのうち我が家のモノ全部売られてしまうかも知れない。笑

リサイクル・ショップの利用者は一度試して損はない

大掃除で出た不用品の処分にリサイクル・ショップにも出かけたのですが、この時期大繁盛で、買取依頼の客がたくさん来ていました。

リサイクル・ショップは持ち込んで渡すだけ、確かに楽なのですが、ちょっとした手間を取っても、メルカリで売買の楽しさを味わっても良いのではないかなあと思いました。

リサイクル・ショップは大量処分には良いでしょうけどね。

そんな[4385]メルカリの株は買いか?

[4385]メルカリの業績予想

2019年6月期の業績予想は、売上高10,552百万円、経常利益△2,513百万円と云う激赤字となっています。

決算説明資料を読んだ感想は以下のとおり。

  • メルカリでの取引高は堅調に伸びている。(前年同期比+43.3%)
  • ゆえに売上高の伸びも堅調。(取引高の10%が同社の売上高なので)
  • 費用の35%が広告宣伝費に使われていて重し。
  • サービスの向上・拡大のため人件費が徐々に増えている。
  • 米国メルカリも前年同期比+77.2%と伸びているがまだ小さい。現地でのフリマ業界動向とかシェアは見えない。
  • メルペイという決済事業の立ち上げに人材を大量投入している様子。既存の他社決済基盤とどのへんが差別化できる事業なのか詳細を知りたい。
  • 成長戦略のひとつ「中長期でのメルカリエコシステムの構築」これ具体的に聞きたい。投資家が同社に投資できるか否かはこれ次第だと思う。
  • いつ黒字化させるつもりなのかな…?と云うのが読み取れず、当面は投資・投資で赤字が続くと読める。

[4385]メルカリは買いか?

冒頭に載せたチャートのとおり、株価は絶賛ダダ下がり中ではあります。公開価格に対してだいぶ安い。

株価ダダ下がりの要因は、市場全体の悲観が反映されていて、その悲観は米中貿易摩擦や米国内政治の混乱に因るものですが、まあそもそも同社の業績動向にはまるで影響の無い要素ですよね。

ただまあ赤字企業ですし黒字化計画も見えませんし、注力中のメルペイの方向性も決算説明資料だけでは読み取れませんでした。

メルペイについて同社幹部は「メルカリでは“物”の流動性を高めた。ペイではお金の流動性を高める。メルペイでは、お金がなくても使えるようなメルカリを目指す」と意気込んでいるようですが、ちょっとどういうことなのか分かりません。これから決済事業に乗り出すには、だいぶ後発となりそうなので、明確な差別化が無いと食指が動きません。

メルペイの内容によっては「買いたい」となるかも知れませんが、現時点で「買い」は無いですね。メルペイ事業の詳細な絵図の発表を待ちたいところです。

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