【米国株】セクター別ETF、COVID-19コロナ禍前後のパフォーマンスを確認する(2020/05)

【米国株】セクター別ETF、COVID-19コロナ禍前後のパフォーマンスを確認する(2020/05)

米国経済ひいては世界経済の動向を確認するときに、米国株のセクター別のETFの動きを確認することがあります。後付けの確認にしかなりませんし、まるで生き物のようなおおきな「うねり」を感心しながら眺めるばかりで、汎化して捉えて今後に活かすような才があるわけではありません。ただ各セクター別のETFの値動きから、世界の思惑・投資家の思惑に思いを馳せるのは思いのほか愉しいものです。

この記事では、米国株のセクター別のETFについて整理します。2020年5月21日現在の状況をもとに整理しているので、主に新型コロナウイルス(COVID-19)を受けて米国株のセクター別ETFがどのように値動きしたか?を確認していきます。

 
 

バンガードのセクター別ETF10種

バンガードのセクター別ETFは10種類あります。時価総額の多い順に一覧にしました。1行目のVOOは比較用の参考、2019/7比は前回(2019年7月15日)に確認した際の総資産額に対する増減率です。

セクター ticker 銘柄 総資産額 2019/7比
S&P500 S&P 500
Vanguard S&P 500 ETF
$132,576.8 M +11.5%
情報技術 米国情報技術セクター
Vanguard Information Technology ETF
$28,829.7 M +34.7%
ヘルスケア 米国ヘルスケアセクター
Vanguard Healthcare ETF
$10,642.3 M +15.6%
金融 米国金融セクター
Vanguard Financials ETF
$5,197.3 M -31.7%
生活必需品 米国生活必需品セクター
Vanguard Consumer Staples ETF
$5,040.0 M -2.3%
公益事業 米国公益事業セクター
Vanguard Utilities ETF
$3,750.7 M -2.4%
エネルギー 米国エネルギーセクター
Vanguard Energy ETF
$2,970.7 M -15.5%
一般消費財 米国一般消費財サービス セクター
Vanguard Consumer Discretionary ETF
$2,686.5 M -16.2%
資本財 米国資本財サービスセクター
Vanguard Industrial ETF
$2,461.6 M -32.4%
通信 米国通信サービスセクター
Vanguard Communication Services ETF
$2,109.7 M +2.7%
素材 米国素材セクター
Vanguard Materials ETF
$1,456.9 M -28.7%

前回(2019年7月15日)に確認したときと較べると、総資産額が縮小しているETFが多かったです。特に、金融(VFT)・資本財(VIS)・素材(VAW)が30%前後とおおきく縮小しています。いっぽうで情報技術(VGT)は34.7%も総資産額が膨らみました。

ちなみに同期間におけるセクター別ETFの各々の値動きは以下のとおりです。

総資産額の増減とETFの値動きを較べると、必ずしも連動していないことが分かります。

例えば、情報技術(VGT)は、総資産額が+34.7%膨らみましたが、指数に連動するETFの取引価格は+18.04%です。エネルギー(VDE)は、総資産額が-15.5%と縮小していますが、指数に連動するETFの取引価格は-39.40%ともっと落ちています。

ETFの基準価額は、以下の式で求められます。

総資産額 ÷ 総口数 = 基準価額

ETFの基準価額と取引価格とをほぼほぼイコールと捉えるならば、「ETFの総口数が変わらない場合、総資産額とETF取引価格の増減率は一致する」はずです。一致しないと云うことは、口数の増減が影響しています。情報技術(VGT)は指数以上に人気がありETFにおかねを注ぎ込む投資家がたくさん居たと云うことです。エネルギー(VDE)も同様ですね、取引価格はこんなに下がったけれども、このETFにおかねを注ぎ込んだ投資家がたくさん増えたと云うことです。

いっぽうで金融(VFH)は、時価総額-31.7%に対し取引価格-18.15%です。取引価格が下がった以上に、金融セクタに見切りを付けた(すなわちETFを手放した)投資家が多かったと云うことがわかりますね。

つまり世界の投資家は、強烈に下落したエネルギー(VDE)に対して逆張りしており、金融(VFH)は見限っている状況にあります。

米国セクター別ETFに対するCOVID-19の影響

幾つかの期間に切って、セクター別ETFのパフォーマンスを見てみましょう。

2020年初頭からのセクタ別ETF価格推移

2020年初めからの価格推移を見てみましょう。

VOOは年初来-8.40%と云う成績です。

VOOを上回るのは情報技術(VGT)・ヘルスケア(VHT)・通信(VOX)・一般消費材(VCR)の4つでした。その中でも年初来リターンでプラス圏にあるのは、情報技術(VGT)1つのみです。

そして、エネルギー(VDE)、金融(VFH)、資本財(VIS)の順に強烈に弱いです。

VOOが最高値を記録した日(2020年2月19日)からの推移

株価が絶好調だった瞬間からの推移を見ると、少しだけ景色が変わります。

この間におけるVOOの成績は-12.44%です。これを上回る成績のセクターは5つ。内4つは年初来でVOOを上回った4セクター(情報技術(VGT)・ヘルスケア(VHT)・通信(VOX)・一般消費材(VCR))と変わりありません。

残りのひとつは生活必需品(VDC)です。年初からVOO最高値までの期間のイケイケの時期には揮わない成績だったものの、最高値から底までの落ち込みはもっとも浅く、ゆるやかに回復しています。いわゆる「ディフェンシブ」な動きですね。

またVOO最高値時点の価格への回復力と云う点では、現時点では、ヘルスケア(VHT)が情報技術(VGT)を抑えて堂々の一位です。これも含めて、目立つ傾向は以下4点です。

  • ヘルスケア(VHT)と情報技術(VGT)の回復力が強い
  • 生活必需品(VDC)が安定していた
  • エネルギー(VDE)と金融(VFH)は回復が弱い
  • 次いで資本財(VIS)と公益事業の回復も弱い

当たり前ですが、暴落時の推移はいつだってこう、と云うわけではありません。感染症の蔓延・都市封鎖による暴落と云う局面においてはこうだったと云うだけのことです。この局面に起きている社会的事象も記録しておきましょう。以下のようなことです。

  • 新型コロナウイルスに効く薬・ワクチンの研究が激しく続き、また期待されている
  • 都市封鎖によりテレワーク中心の社会に(一時的には)移行
  • 各国の入国制限・国内でも県境を跨ぐ移動の自粛など人の移動に制限
  • 生活必需品を求めて小売店には人が殺到・品切れも
  • 経済活動の停滞により原油価格が暴落
  • 失業者の記録的発生、小~大規模企業の倒産による金融不安
  • 空前の金融緩和施策
  • 感染拡大の責任を巡る米中間での激しい言い争い
  • 米政府による中国企業の市場締め出し等施策の推進

コロナショックの底(2020年3月23日)からの推移

コロナショックによってVOO がいまいまの底値をを付けた日からの推移を見ると、景色はまたガラリと変わります。

暴落の底からの戻しは、エネルギー(VDE)がダントツで強いのです。そのあと一般消費財(VCR)、情報技術(VGT)と続きます。

VOO最高値時点への回復がもっとも遅いエネルギー(VDE)ですが、底からの戻しで見ればいちばん力強いと云うのは面白いですね。要するにそれだけ暴落したってことです。

情報技術(VGT)の年初来のパフォーマンスは+5.64%です。これに対して、コロナショックのいまいまの底地点からのエネルギー(VDE)のパフォーマンスは+54.38%です。

この差はちょっと愕然としますね。

約10倍にもおよぶ差もそうですが、たった2ヵ月ほどの期間での値動きですから、その効率性も凄いです。

長期投資、コツコツ積み立てを是とする風潮がありますけれども、圧倒的パフォーマンスを叩き出す投資家は、みんなが投げ売り・勇気ある撤退()・損切りをするさ中、敢然と世の流れに対峙して、もっとも旗色が悪いと思われていたエネルギー(VDE)株を買う投資家だったのです。少なくとも現時点においては。

瀑布に飛び込むタイミング投資 – 出来ることと出来ないこと

ではそんなことが出来るのか?と問われれば、僕にはできません。

年初来からの推移を見ても分かるとおり、そしてそれ以前からも、エネルギー(VDE)は下落してきたセクターです。その流れに続いて、まさに瀑布の如き暴落が起きたのです。

こんな落下を目の当たりにして、情報技術(VGT)やヘルスケア(VHT)ですら手を出すのが怖いのに、エネルギー(VDE)を選択して買うだなんて、アタマオカシイでしょうww まったく出来る気がしません。

人それぞれ出来ることと出来ないことがあるので、出来ないことの過去をタラレバで想像して「勿体なかった」と思ったところで仕方ないですよね。

米国セクター別ETFのパフォーマンス

まだ世界がコロナウイルスの「コ」の字も想定していなかった頃からのパフォーマンスもチラ見しておきましょう。

過去1年間のセクタ別ETF株価推移

過去1年(2019年5月下旬~2020年5月下旬)で見ると、その時分にはそれなりの荒海に思えた株価の上下動も、すっかり凪に見えるほどの強烈な暴落が起こった2020年3月でした。

幾つかのセクターに限られますが、暴落をから2ヵ月ほどを経て、1年前の水準を超えてきています。情報技術(VGT)とヘルスケア(VHT)は特に目立って強いですね。

そしてこんな比較チャートを見ればなおさら、エネルギー(VDE)にINしようなんて思えませんね。

過去3年間のセクタ別ETF株価推移

2017年5月下旬~2020年5月下旬の3年間の推移になります。トランプ相場が終わった2018年2月、そのときは暴落と思った2018年のクリスマス、その凹み方も優しく見えるほどの今回の暴落(コロナショック)。思えばいろんな出来事があった3年間でした。

直近の暴落を経てもなお、3年前と比較すればVOOで+23.88%です。

いっぽう暴落の底からの短期では+54.38%を叩き出していたエネルギー(VDE)は長期で見るといつだって最下層にいます。

過去5年間のセクタ別ETF株価推移

2015年5月下旬~2020年5月下旬、5年間の推移になります。

情報技術(VGT)が飛び抜けていますが、他のセクターもおおむねプラスです。ただ一つ、エネルギー(VDE)を除いては!

短期で見れば圧倒的パフォーマンスが凄まじかったエネルギー(VDE)も、こうして中長期で見ると最弱なセクターであることが分かります。

投資では「時間を味方につけろ」としばしば言われます。いくら短期での高パフォーマンスと云う結果が期待できるにせよ、暴落の底でエネルギー(VDE)を拾うような荒業は、僕にはどう転んでも出来ませんから、瞬間々々の投機に目を奪われずに「時間を味方につけ」て、ゆるゆる淡々と忍び頑張るのが性に合います。

米国セクター別ETFの構成銘柄

各セクター別ETFの構成銘柄を整理しました。

2020年5月下旬現在の構成銘柄上位15種のスナップショットです。前回(2019年7月15日時点)の構成銘柄上位15種と比較して、前回16位以下だった銘柄は赤、前回より3ランク以上アップした銘柄は緑、3ランク以上ダウンした銘柄は青の背景色にしています。

ETFの名称をクリックすると構成銘柄の一覧を展開したり閉じたりできますよ。


情報技術セクターの構成比率上位15銘柄です。米国市場を牽引してきたセクターだけあって、1~15位まで知らない銘柄は無いというくらい有名企業が居並びます。AAPL と MSFT が総資産額の1位2位と並び規模で突出しています。

順位 2019/7 構成銘柄 構成比率
1 2↑ Apple Inc (AAPL) 19.0%
2 1↓ Microsoft Corp (MSFT) 18.2%
3 3→ Visa Inc (V) 4.4%
4 6↑ Intel Corp (INTC) 3.6%
5 4↓ Mastercard Inc (MA) 3.6%
6 15↑ NVIDIA Corp (NVDA) 2.8%
7 5↓ Cisco Systems Inc (CSCO) 2.6%
8 7↓ Adobe Inc (ADBE) 2.5%
9 9→ PayPal Holdings Inc (PYPL) 2.2%
10 12↑ Salesforce.Com Inc (CRM) 2.0%
11 11→ Accenture PLC (ACN) 1.7%
12 8↓ Oracle Corp (ORCL) 1.6%
13 13→ Broadcom Inc (AVGO) 1.5%
14 10↓ International Business Machines Corp (IBM) 1.5%
15 14↓ Texas Instruments Inc (TXN) 1.4%

NVDA がおおきく躍進し、ORCL と IBM は落ち目。IBM は構成比率上位15位から消えてしまいそうな勢いですね。

わたくし千鳥足、VGTを保有するほか、MSFT、V、CSCO を保有しております。


ヘルスケアセクターの構成比率上位15銘柄です。JNJ、UNHが安定の1位2位。製薬業界もっと入れ替わり激しいイメージですが案外入れ替わりが少ないです。

順位 2019/7 構成銘柄 構成比率
1 1→ Johnson & Johnson (JNJ) 9.0%
2 2→ UnitedHealth Group Inc (UNH) 6.3%
3 3→ Pfizer Inc (PFE) 4.8%
4 4→ Merck & Co Inc (MRK) 4.5%
5 9↑ Abbvie Inc (ABBV) 3.7%
6 5↓ Abbott Laboratories (ABT) 3.6%
7 15↑ Bristol-Myers Squibb Co (BMY) 3.4%
8 7↓ Thermo Fisher Scientific Inc (TMO) 3.1%
9 10↑ Eli Lilly and Co (LLY) 3.1%
10 8↓ Amgen Inc (AMGN) 3.1%
11 6↓ Medtronic PLC (MDT) 3.0%
12 11↓ Danaher Corp (DHR) 2.3%
13 12↓ Gilead Sciences Inc (GILD) 2.1%
14 14→ CVS Health Corp (CVS) 1.9%
15 Vertex Pharmaceuticals Inc (VRTX) 1.7%

VRTXが圏外から上位15銘柄入り。バーテックス・ファーマシューティカルズと云う名の企業です。2015年から2019年にかけての4年間で売上高が10億ドルから40億ドル超と4倍に成長しています。

わたくし千鳥足、VHTを保有するほか、JNJを少量保有しています。


金融セクターの構成比率上位15銘柄です。JPM、BRK、BAC 等が安定の上位。BLKの躍進が目立ちます。

順位 2019/7 構成銘柄 構成比率
1 1→ JPMorgan Chase & Co (JPM) 9.5%
2 2→ Berkshire Hathaway Inc (BRK.B) 7.7%
3 3→ Bank of America Corp (BAC) 6.5%
4 5↑ Citigroup Inc (C) 3.3%
5 4↓ Wells Fargo & Co (WFC) 3.3%
6 14↑ BlackRock Inc (BLK) 2.6%
7 12↑ S&P Global Inc (SPGI) 2.6%
8 8→ CME Group Inc (CME) 2.2%
9 6↓ American Express Co (AXP) 2.1%
10 9↓ Goldman Sachs Group Inc (GS) 1.9%
11 Marsh & McLennan Companies Inc (MMC) 1.8%
12 15↑ Intercontinental Exchange Inc (ICE) 1.8%
13 13→ Morgan Stanley (MS) 1.6%
14 7↓ U.S. Bancorp (USB) 1.6%
15 10↓ Chubb Ltd (CB) 1.6%

圏外からMMCが上位15銘柄入り。マーシュ・アンド・マクレナン、売上高右肩上がりの保険会社です。

わたくし千鳥足、金融セクターのETF/個別銘柄は保有していません。


生活必需品セクターの構成比率上位15銘柄です。PG、PEP、KO、WMT と世界的な企業が上位を占めます。

順位 2019/7 構成銘柄 構成比率
1 1→ Procter & Gamble Co (PG) 14.8%
2 3↑ PepsiCo Inc (PEP) 9.6%
3 2↓ Coca-Cola Co (KO) 9.5%
4 4→ Walmart Inc (WMT) 9.3%
5 6↑ Costco Wholesale Corp (COST) 4.8%
6 7↑ Mondelez International Inc (MDLZ) 4.0%
7 5↓ Philip Morris International Inc (PM) 4.0%
8 8→ Altria Group Inc (MO) 3.5%
9 9→ Colgate-Palmolive Co (CL) 3.1%
10 10→ Kimberly-Clark Corp (KMB) 2.6%
11 12↑ Estee Lauder Companies Inc (EL) 2.2%
12 15↑ General Mills Inc (GIS) 2.0%
13 11↓ Walgreens Boots Alliance Inc (WBA) 1.8%
14 Kroger Co (KR) 1.6%
15 14↓ Constellation Brands Inc (STZ) 1.6%

圏外から KR が上位15銘柄入り。クローガー、米国有数の食料雑貨会社ですね。

わたくし千鳥足、このセクターでは、COST、MOを保有しています。MOの株価の削られ方がヤバいです。


公益事業セクターの構成比率上位15銘柄です。電力やガスなどの分野ですね。

順位 2019/7 構成銘柄 構成比率
1 1→ Nextera Energy Inc (NEE) 12.8%
2 3↑ Dominion Energy Inc (D) 7.4%
3 2↓ Duke Energy Corp (DUK) 6.9%
4 4→ Southern Co (SO) 6.4%
5 6↑ American Electric Power Company Inc (AEP) 4.3%
6 5↓ Exelon Corp (EXC) 4.1%
7 7→ Sempra Energy (SRE) 4.0%
8 8→ Xcel Energy Inc (XEL) 3.6%
9 11↑ WEC Energy Group Inc (WEC) 3.1%
10 12↑ Eversource Energy (ES) 2.9%
11 9↓ Public Service Enterprise Group Inc (PEG) 2.8%
12 10↓ Consolidated Edison Inc (ED) 2.7%
13 14↑ FirstEnergy Corp (FE) 2.5%
14 American Water Works Company Inc (AWK) 2.5%
15 15→ Edison International (EIX) 2.3%

圏外からAWTが上位15銘柄入り。アメリカン・ウォーター・ワークス、アメリカとカナダで上下水道・水道関連サービスを提供する企業です。

わたくし千鳥足、、公益事業セクターのETF/個別銘柄は保有していません。以前 SO を保有していた時期がありました。公益事業セクターと云うことでめっちゃゆるやかな値動きをする子だと思って保有したら、強烈な値動きに疲弊した記憶が生々しいです。


資本財セクターの構成比率上位15銘柄です。BAが大きくランクダウン。LMTが躍進、RTXはユナイテッド・テクノロジーとレイセオンが合併して出来ました。

順位 2019/7 構成銘柄 構成比率
1 3↑ Union Pacific Corp (UNP) 4.6%
2 2→ Honeywell International Inc (HON) 3.9%
2 6↑ Lockheed Martin Corp (LMT) 3.9%
4 4→ Raytheon Technologies Corp (RTX)(旧UTX) 3.6%
5 5→ 3M Co (MMM) 3.5%
6 1↓ Boeing Co (BA) 2.9%
7 9↑ United Parcel Service Inc (UPS) 2.8%
8 8→ Caterpillar Inc (CAT) 2.6%
9 7↓ General Electric Co (GE) 2.3%
10 12↑ Northrop Grumman Corp (NOC) 2.2%
11 Illinois Tool Works Inc (ITW) 2.2%
12 10↓ CSX Corp (CSX) 2.0%
13 11↓ Norfolk Southern Corp (NSC) 1.8%
14 15↑ Waste Management Inc (WM) 1.7%
15 14↓ Deere & Co (DE) 1.7%

エネルギーセクターの構成比率上位15銘柄です。直近では原油の暴落などで何かと話題が豊富でした。XOM、CVXで4割超を占めています。

順位 2019/7 構成銘柄 構成比率
1 1→ Exxon Mobil Corp (XOM) 22.8%
2 2→ Chevron Corp (CVX) 21.5%
3 3→ ConocoPhillips (COP) 5.3%
4 6↑ Phillips 66 (PSX) 4.3%
5 7↑ Kinder Morgan Inc (KMI) 4.0%
6 5↓ EOG Resources Inc (EOG) 3.7%
7 11↑ Valero Energy Corp (VLO) 3.4%
8 4↓ Schlumberger NV (SLB) 3.0%
9 12↑ Williams Companies Inc (WMB) 3.0%
10 9↓ Marathon Petroleum Corp (MPC) 2.9%
11 14↑ Pioneer Natural Resources Co (PXD) 1.9%
12 13↑ ONEOK Inc (OKE) 1.8%
13 8↓ Occidental Petroleum Corp (OXY) 1.7%
14 Hess Corp (HES) 1.6%
15 Concho Resources Inc (CXO) 1.5%

一般消費財サービスセクターの上位15銘柄です。AMZNが4分の1以上の割合を占めています。MCDとNIKEとTSLAとSBUXが同居すると云う、なんだか不思議なセクターです。

順位 2019/7 構成銘柄 構成比率
1 1→ Amazon.com Inc (AMZN) 28.4%
2 2→ Home Depot Inc (HD) 8.4%
3 3→ Mcdonald’s Corp (MCD) 4.4%
4 4→ Nike Inc (NKE) 3.7%
5 Tesla Inc (TSLA) 3.5%
6 6→ Lowe’s Companies Inc (LOW) 3.0%
7 5↓ Starbucks Corp (SBUX) 3.0%
8 7↓ Booking Holdings Inc (BKNG) 2.1%
9 10↑ Target Corp (TGT) 2.0%
10 8↓ TJX Companies Inc (TJX) 2.0%
11 14↑ Dollar General Corp (DG) 1.5%
12 Mercadolibre Inc (MELI) 1.2%
13 15↑ eBay Inc (EBAY) 1.1%
14 13↓ Ross Stores Inc (ROST) 1.1%
15 O’Reilly Automotive Inc (ORLY) 1.0%

圏外からTSLA、MELI、ORLY が上位15銘柄入りしました。

テスラは奇才イーロン・マスク率いる電気自動車の製造販売企業です。新たにSP500銘柄入りしたのですね。2019年にはようやく黒字化を果たしました。

メルカドリブレ…聞きなれない企業ですが、ラテン・アメリカの領域でオンラインコマースを運営している企業です。

オライリー・オートモーティブ…IT技術書籍のオライリー?!と勘違いしました。そちらはオライリー・メディアだそうです。

 


通信サービスセクターの構成比率上位15銘柄です。FBとGOOG+GOOGLで4割近い構成比率を占めます。

順位 2019/7 構成銘柄 構成比率
1 1→ Facebook Inc (FB) 16.8%
2 2→ Alphabet Inc (GOOG) 11.7%
3 3→ Alphabet Inc (GOOGL) 11.2%
4 6↑ AT&T Inc (T) 6.3%
5 7↑ Netflix Inc (NFLX) 5.9%
6 4↓ Verizon Communications Inc (VZ) 4.7%
7 8↑ Comcast Corp (CMCSA) 4.2%
8 5↓ Walt Disney Co (DIS) 4.1%
9 9→ Charter Communications Inc (CHTR) 3.3%
10 11↑ T-Mobile US Inc (TMUS) 2.9%
11 10↓ Activision Blizzard Inc (ATVI) 2.3%
12 12→ Electronic Arts Inc (EA) 1.6%
13 15↑ Liberty Broadband Corp (LBRDA) 1.3%
14 Zillow Group Inc (Z) 1.0%
15 IAC/InterActiveCorp (IAC) 1.0%

素材セクターの構成比率上位15銘柄です。僕には聞き覚えのある企業がありません。直接世界の一般消費者に届くビジネスでは無いからでしょうか。

順位 2019/7 構成銘柄 構成比率
1 1→ Linde PLC (LIN) 13.3%
2 Newmont Corporation (NEM) 7.2%
3 3→ Ecolab Inc (ECL) 6.8%
4 4→ Air Products and Chemicals Inc (APD) 6.8%
5 5→ Sherwin-Williams Co (SHW) 6.1%
6 2↓ Dupont De Nemours Inc (DD) 4.6%
7 6↓ Dow Inc (DOW) 3.4%
8 8→ PPG Industries Inc (PPG) 2.9%
9 10↑ Ball Corp (BLL) 2.6%
10 11↑ Corteva Inc (CTVA) 2.3%
11 9↓ LyondellBasell Industries NV (LYB) 2.0%
12 12→ Amcor PLC (AMCR) 2.0%
13 Freeport-McMoRan Inc (FCX) 1.7%
14 13↓ Vulcan Materials Co (VMC) 1.7%
14 International Flavors & Fragrances Inc (IFF) 1.7%

セクター別ETFのPERと配当利回り

セクター別ETFの予想PERと予想配当利回りを整理しました。

セクター ticker 銘柄 PER 配当利回り
S&P500 VOO S&P 500
Vanguard S&P 500 ETF
22.5 1.95%
情報技術 VGT 米国情報技術セクター
Vanguard Information Technology ETF
27.7 1.17%
ヘルスケア VHT 米国ヘルスケアセクター
Vanguard Healthcare ETF
24.4 1.53%
金融 VFH 米国金融セクター
Vanguard Financials ETF
13.8 3.07%
生活必需品 VDC 米国生活必需品セクター
Vanguard Consumer Staples ETF
25.3 2.57%
公益事業 VPU 米国公益事業セクター
Vanguard Utilities ETF
24.8 3.16%
資本財 VIS 米国資本財サービスセクター
Vanguard Industrial ETF
20.0 2.14%
エネルギー VDE 米国エネルギーセクター
Vanguard Energy ETF
16.4 5.42%
一般消費財 VCR 米国一般消費財サービス セクター
Vanguard Consumer Discretionary ETF
25.2 1.18%
電気通信 VOX 米国通信サービスセクター
Vanguard Communication Services ETF
23.5 0.98%
素材 VAW 米国素材セクター
Vanguard Materials ETF
20.0 2.26%

割安度で言えば、金融(VFH)、エネルギー(VDE)は買いなのかも知れません。ただ金融は回復に時間がかかりそうですし、エネルギーはエネルギー需給の世界的な変革が起きないと近年の下落基調は止まらないように思います。需給の世界的な変革…米中の…戦争…とか…?

私見:セクター別ETFに投資する?

わたくし千鳥足は、セクター別のETFは、情報技術(VGT)、ヘルスケア(VHT)だけ保有しています。

だいぶ前に VGT か QQQ かで悩んで、VGTを保有していますが、最近はQQQのほうが人気のようですね。Twitter でもしばしば目にするようになりました。

新iPhone発表前にVGT購入、QQQではなくVGTな個人的理由。

でもVGTとQQQの構成銘柄をいま見ても、僕的にはVGTのほうが安心して保有できる銘柄群が並んでいて有り難いです。完全に好みの問題です。

VGTとVHT以外のセクターETFの保有を今後増やすかと云うと、僕自身は増やさないと思います。直近で優秀な値動きをしているのは通信(VOX)、一般消費財(VCR)ですが、通信(VOX)にはFB、GOOGとTやVZ、一般消費財(VCR)にAMZN、TSLA、HD、MCD、NKE。同じセクターの中でも毛色の違う企業が混ざり合っていて、ひと塊に捉えるのは難しいんですよね。取り合えず一緒にしとけ!みたいな乱暴な雰囲気があります。こんな乱暴な塊を買うくらいなら、個別銘柄で買ったほうが良いと思っています。

買うことがあるとしたら、いま低迷が著しい金融(VFH)でしょうか。こちらはひと塊感ありますしね。と言ってもコロナ禍から経済が立ち直っていくまでの過程にまだひと波瀾、ふた波瀾あるように思うので、買うとしてもまだ先の話ですね。

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2019年7月に確認したときの記事です。

【米国株】セクター別ETFのパフォーマンス・構成銘柄・評価値を比較する(2019/07)

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