昨年・2018年からスタートしたつみたてNISA、我が家ではそれ以前は通常のNISAを使っていましたが、2018年からは夫婦そろってつみたてNISAに移行しました。
僕は「野村 つみたて外国株投信」1本。
嫁は「セゾン バンガード・グローバルバランス・ファンド」1本。
気持ちよく1本にまとめています。つみたてNISAはiDeCoのようにスイッチングができないので、シンプルに1本、全世界をカバーする投信を選びました。投資慣れしていない嫁のリスク許容度は、猫の額並みの小ささなので、債券をまじえた投信を選んでいます。
つみたてNISA21ヵ月の積み上がり具合
つみたてNISAを始めて21ヵ月、さて、どれほど貯まりどれほど利益が出ているでしょうか?
指標から見える米国経済の先行き懸念で株式市場がやや崩れた直後なので、含み損が出ていることも覚悟しながら恐る恐る覗いて見ます。
野村 つみたて外国株投信
- つみたて額 701,000円
- 資産評価額 703,439円
- 損益 +2,439円(+0.34%)
利益率+0.34%と云う薄氷の利益!残った!土俵際ギリギリの踏ん張りのような、薄氷の利益ですw
セゾン バンガード・グローバルバランス・ファンド
- つみたて額 704,000円
- 資産評価額 709,242円
- 損益 +5,242円(+0.74%)
こちらも薄氷の利益w でもALL株式の「野村つみたて外国株投信」よりも債券まじりのこちらのほうが底堅かったと云う途中経過ですね。
ともに薄氷の利益なわけですが
ともに薄氷の利益しか出ていないわけで、これなら普通預金と大して変わりませんね。
まあ現時点で使うアテの無いつみたてですから、極端に騰がっても下がっても痛いのでこれくらいが適温なのかも知れません。
一喜一憂せずに淡々とつみあげていきます。
つみたてているファンドの値動きを確認する
両ファンドの直近1年間の基準価額の推移を見てみましょう。
野村 つみたて外国株投信
まずは「野村 つみたて外国株投信」。青が本投信で、TOPIX、S&P500、およびドル円と比較しました。
ここ1年間の推移で見ると、前半はS&P500に比肩するものの、6~7月の戻し相場、8月の急落で大きく差がついています。S&P500に対して弱いのか?と云うとこの期間においては必ずしもそうではなくて、主に為替の影響ですね。投信の基準価額は円換算の額で決まりますから、ドル円の下落基調が大きいです。
例えば「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」と比較すると、S&P500と大差無い値動きであることが判りますね。青が「野村 つみたて外国株投信」、赤が「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」です。
セゾン バンガード・グローバルバランス・ファンド
次に「セゾン バンガード・グローバルバランス・ファンド」です。
世界の株式と債券に投資するファンドですが、ここ1年で見るとS&P500に肉薄するパフォーマンスで、かつ下落相場における安定感も見て取れて、なるほどさすが老舗の人気ファンドだなあと感心します。
夫婦のつみたてファンド対決(直近1年)
夫婦でつみたてているファンド同士で過去1年間の基準価額の推移を比較してみました。
青が「野村 つみたて外国株投信」、赤が「セゾン バンガード・グローバルバランス・ファンド」です。
1年間の推移の結末、終着点の今現在で見れば4%程度の差が出ています。
比較して分かることは、ざっくり以下2点でしょうか。
- 株式相場が大幅に下落するときには「野村 つみたて外国株投信」が大きく凹み「セゾン バンガード・グローバルバランス・ファンド」がそれをアウトパフォームする。
- ただし天井にタッチするときには両ファンドとも同じ高さで揃っている。
いずれ同じ高さに揃うならどちらの成績も大した差にはなりません。大した差にはならないので優劣つけがたいのですが、下落時に踏み留まる力が強い「セゾン バンガード・グローバルバランス・ファンド」、しっかり下落して安い位置で積み立てられる(可能性がある)「野村 つみたて外国株投信」と云うふうに捉えると、個人の感性に応じてどちらを選ぶか決められそうですね。
個人的には、「セゾン バンガード・グローバルバランス・ファンド」の強さが光って見えたので、米国一択・株式一択・低手数料インデックス一択が声高な昨今ではありますが、グローバルなバランス・アクティブ・ファンドも捨てたもんじゃないなあと感心しました。(つみたてNISAのルールでは本投信はアクティブ・ファンドの扱いです。)
つみたてNISA、始めてみたら?
資産運用の入り口には、つみたてNISAを勧めています。もしまだ始めていないなら、如何ですか?是非検討することをお勧めします。
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