「毎月配当」エリアの資産の組み換えをゆるゆると進めています。
方針:JREIT銘柄を手放し高配当国内・米国株式に
主には値上がって利回りの低下したJREIT銘柄を売り、高配当株に入れ替えています。
背景には東証REIT指数の12年ぶりの高騰があります。
このところJREITが買われてきました。2017年の終わり頃1,600ptsを割り込もうかとしていた頃を思うと大変素晴らしい推移であります。当時まだ「毎月分配型健全高配当自作ポートフォリオ」の構築に着手したばかりで高利回りに惹かれてJREITを買い漁っていた頃だったのでドキドキしていましたが、いま思えば良い時期にJREITを買い集められたのだと思います。
世界での債券の利回り低下、経済の不透明さなどからJREITはまだ買われるかも知れませんが、そろそろいったん天井を付ける頃合いかなと思うので、利回りが低下しかつ次回の決算が遠いものを中心に構成比率を下げるために処分しています。自信満々に進めているわけではないのですけどね。
不安だと饒舌になります。
ちなみにアベノミクスで揃って高みに昇ったあと、2015年の終わりあたりから割かしきれいに逆相関。 pic.twitter.com/qTCA0pRtRe
— 千鳥足@投資初心者 (@chidoriashi_sh) August 30, 2019
銘柄入替![8591]オリックス を初購入
今回の銘柄入替は、[3249]産業ファンド投資法人を売却し、[8591]オリックス および [SPYD]S&P500高配当株式ETF を購入しました。
[3249]産業ファンド投資法人 を売却
同投資法人はここ2年間のJREITの高騰の中では、遅咲きの部類でした。全般に物流系のJREITに波が訪れたのは遅く、2018年の終わり頃になってようやく投資家の触手が伸びた感があります。これは今後もしJREIT全体が下がるときには、真っ先に売られる対象となるのだろうなと踏んでいます。
同投資法人の利回りは一時5%近くまで上昇していましたが、ここ直近の高騰により 4.15% まで低下していました。利回り4.15%もあれば充分じゃないかと仰る方も多いかも知れませんが、税引き後の利回りで考えるとJREITの4.15%はそんなに美味しいわけではありません。
【配当控除】利回り4.0%のJREITよりも利回り3.5%の国内株式のほうがお得?!配当控除のお得度を算数する。
同投資法人よりも利回りが低下していたJREIT銘柄もあったのですが、8月決算間近の銘柄たちは残しておきました。同投資法人は決算を7月に終えたばかりだったと云う点も売却銘柄の選定にかかった理由のひとつです。
同投資法人は4口保有していましたがすべて売却しました。
[8591]オリックス を新規購入
[3249]産業ファンド投資法人を売却して得た資金の一部で [8591]オリックス を購入しました。
言わずもがな、人気の高配当株ですね。
[8591]オリックス は7月29日の決算発表でおおいに叩き売られた銘柄でもあります。結果、本日終値における配当利回りは5.72%でした。JREITの分配金に対して国内株式は配当控除が受けられると云う利点を思えばさらに差が開きます。
購入したのは200株。9月に中間決算があるので配当が得られます。7月決算の銘柄を売った資金で9月決算の銘柄を買う。なかなか効率の良い銘柄入替だと満足しています。
ちなみに本銘柄を買うに至るまでにJTの配当利回り7%に若干心揺さぶられましたが、よく耐えましたw
[SPYD]S&P500高配当株式ETF を買い増し
[8591]オリックスを新規購入して余ったおかねはドル転して [SPYD]S&P500高配当株式ETF を購入しました。
22口を買い増しして全部で332口となりました。
配当収入は年間で約6,000円アップ
今回の銘柄入替による年間の配当収入のアップは約6,000円でした。
- [3249]産業ファンド投資法人の年間分配金見通しは1口6,018円、4口では24,072円でした。
- [8951]オリックス200株で得られる年間配当金は26,400円。
- [SPYD]S&P500高配当株式ETF22口で得られる年間配当金は為替変動ありますがおよそ3,700円。
オリックス配当26,400円 + SPYD配当3,700 = 30,100円
[3249]産業ファンド投資法人の24,072円を圧倒的に(?)上回る見通しとなりました。
[3249]産業ファンド投資法人で得る予定だった24,072円との差額約6,000円の年間配当収入アップ!これが今回の銘柄入替の成果です。
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