うかい(7621)の事業内容と業績・株価・配当金の推移

うかい(7621)の事業内容と業績・株価・配当金の推移

この記事では、1969年に高尾で「うかい鳥山」を開業してから2019年で55周年を迎えた・2017年の暮れには安倍首相がトランプ大統領を連れておもてなしに利用して話題となった・首都圏を中心に和洋食の高級レストランを展開する の事業内容・業績・評価・配当金の推移をご紹介します。

 
 

うかい の事業内容

うかい は首都圏を中心に和洋食の高級レストランを展開する企業です。国内に和食レストランを7店舗、洋食レストランを8店舗のほか、洋菓子等の物販事業、文化事業(箱根ガラスの森)を運営しています。また、近年では海外事業として台湾にも進出し2店舗を構えています。

うかいの事業構成

うかい の事業構成をツリーマップで表してみました。

事業の柱は和洋食の事業、その比率はほぼ1:1です。加えて文化事業、物販事業があります。この業態は昔からおおきくは変わっていません。試しに10年前の事業構成も同様にツリーマップにしてみました。

おおきくは変わりませんが、10年前は文化事業の規模が大きかったこと、物販事業が無かったことが判りますね。

以前は箱根ガラスの森美術館のほかに、河口湖オルゴールの森美術館を運営していました。また物販事業は2013年に「アトリエうかい たまプラーザ店」を開店したのが最初のようなので、比較的新しい事業であります。

特別な日の美味しい和洋食はうかいで

東京タワーの足元にある「とうふ屋うかい」は家庭の祝い事のほか、大事な取引先・殊に海外の要人の接待でも使われる、東京でも著名な会席料理のお店です。都心から少し離れた高尾にある「うかい鳥山」は自然の中にあって、慶事や法事、家族連れの食事などでいつも賑わっています。

横浜や銀座・表参道・六本木の「うかい亭」は豪華な鉄板焼のお店で、やはり家庭や恋人たちの記念日等の祝い事に使われるほか、2017年に来日したトランプ大統領のおもてなしに安倍首相が選んだお店と云うことでも話題になりましたね。

食べログで平均の予算を見ると、「銀座うかい亭」で夜20,000~29,999円、「東京芝のとうふ屋うかい」で10,000~14,999円ですから、まあそういう層のレストランです。安くはないしむしろ高いのだけど、手が届かないほどの高さじゃない。普段使いはできないけれど、特別な日なら庶民でも使える、そういうお店ですね。もちろん庶民がその額を払うかどうかと云うともうそれは嗜好の問題でありますが。

うかいの洋菓子の物販事業

「アトリエうかい」を首都圏3店舗、大阪に1店舗展開しています。焼菓子を中心とした洋菓子のお店です。

「アトリエうかい」のお菓子は、ネットでも購入できます。

うかいの文化事業として箱根ガラスの森美術館

箱根ガラスの森は、箱根仙石原にあるヴェネチアン・グラス専門の美術館です。

箱根の観光スポットとして人気です。季節ごとに催し事もやっているので、1回行ったらもういいやと云う美術館とも違います。

うかい監修の機内食が人気

年間で一定の期間に限定になりますが、ここ数年、うかい はANA国内線のプレミアムクラス向けの機内食を監修しています。

一線を画した機内食と云うことで人気のようです。

海外にも進出してブランド認知度向上に努めるうかい

うかい は、2017年11月に台湾・高雄市に「うかい亭高雄(カオシュン)」、さらに2019年1月に台湾・台北市に「THE UKAI TAIPEI」を業務提携と云う形式で出店しています。

目的はブランドの海外発信であり、台湾におけるうかいブランドの認知度向上です。訪日する際に「わざわざ行きたくなる店」としてブランド価値を高めようとしています。

うかいに関するコメント

我が家は24年間利用、うかいのヘビー・ユーザー?

千鳥足家では、毎年結婚記念日、嫁の誕生日、クリスマスと年3回、ディナーでうかい亭を利用しています。結婚してから24年間ずっとそうしているので、なんだか今さら他のお店に浮気しづらいのですよね。

ほかにも初夏あるいは秋の季節の変わり目に「うかい鳥山」、また近年は義父母の墓参りの際に「ル・プーレ・ブラッスリーうかい」を利用しています。仕事上の接待でも「東京芝のとうふ屋うかい」を利用します。

あれ、こうしてみると結構なヘビー・ユーザになるのかしら?

24年間も(実際には結婚前にも嫁と一緒に行ったことがあるのでもっと)通っているので、料理の変遷も見ています。昔はステーキと一緒にもやしを鉄板で炒めて、パンでくるんで春巻きみたいな形で提供してくれていたんです。高級レストランに似つかわしくない一品でしたけど、これが美味しかったんだよなあ。コースから無くなったあと、きっとじきに復活するに違いないと睨んでいたのですが、その後ずっと復活してくれなくて残念です。

実感としてのうかいの客層

我が家が多く利用するのは、横浜の店舗です。大抵は夫婦2人でカウンター席でいただくので、ほかのお客さんの様子も伺えます。

一昔前は、「若い女子同伴のおじさん」や「勘違いして入ってきちゃった若いカップル」の姿も見かけました。たまたまかも知れませんが最近は見ませんね。カタコトの日本語を操る外国人女性を連れたチョット見すぼらしいおじさんは見かけなくなりました。昔はカウンターに腰かけたあとメニューの金額を見てびっくりして、鉄板焼きでクレープだけ食してそそくさと引き上げる若いカップルを見かけたりしましたが最近は見ません。たまたまなのかも知れません。あるいは前者に関しては、都心での店舗が増えてニーズを満たせるようになったのかも知れません。

ただこの後に示すうかいの業績の変遷を見ると、バブル感・開放感のある景気の良さと、バブル感が無く閉塞感のある景気の良さと、そういう世相の違いが客層に反映されているのかも知れないとも思います。層を飛び越えた客がしばしば入り混じる、それがバブル感・開放感のある景気の良さで、うかいのような類のお店に「おかねが落ちやすい」環境だと思うのですが、いまの景気の良さは少し違いますよね。

客層で目立つのは、やはり夫婦2人です。30台~60台がメインと思われます。50台,60台の夫婦となると昔からこよなく愛してきた常連客らしい口ぶりでシェフと親しく語り合っている方々が多いです。若夫婦・老夫婦4人の組み合わせも多いかな。お子さん連れの家族の姿もるのですが、子供をこんな場所に連れて1人前の料理を食べさせるなんて、なんちう贅沢…!

うかいの業績・配当の推移

うかいの売上高の推移です。2019年3月期までが実績、2020年3月期の赤い棒は予想です。贅沢な外食産業ですから、景気の拡大期と縮小期で波がありますね。近年はゆるやかに伸びていて、過去最高の売上高を記録しています。

営業利益と売上高営業利益率の推移です。営業利益が2015年3月期以降しか拾えませんでした。営業利益率こんなに低いのですね。営業利益額のほうも年によってけっこう変動しています。

経常利益と売上高経常利益率の推移です。リーマンショック後の落ち込みが目立ちますね。それ以前は今よりも比較的利益率が高い傾向にあったように見えます。近年は働き方改革にあわせて各店舗に休業日を設定したり、110名の新入社員を採用するなど費用をかけているのに対し、顧客単価の向上に努めています。

配当金と配当性向の推移です。連続増配をするなどの積極的な姿勢ではありませんが、業績で一皮むけるタイミングで増配する傾向にあるようです。少しずつ増配しています。

グラフ中、配当金が出ているのに配当性向が0%になっている年は、1株あたりの純利益がマイナスで配当性向が算出できない年であることを示しています。計画的に投資する年は純利益の低下あるいは赤字の場合にも、配当性向を高めて配当金を出している姿勢は伺えます。

同社のキャッシュフローの推移です。

店舗の開発等で盛んに投資しています。2018年3月期・2019年3月期の利益の低下も投資の拡大による計画的なものであることが判ります。訪日客の拡大に合わせた投資であり、その成果が2020年3月期以降で表れてくるはずです。2004年から2006年までの投資がその後の2007年の伸びに繋がったように、いまがその境目であると見込んでいます。

うかい の株価推移

うかい の株価の1年間の推移です。チャートは Yahoo!ファイナンスのものを引用しています。

直近では2019年3月期の控え目な業績によって株価は段階的に下げてきましたが、2019年2月以降徐々に戻りつつあり、2020年3月期の業績予想を発表して以降それが加速している状態です。

同じく10年間の株価推移になります。

トランプ大統領の訪問直後に5,000円に迫る勢いで急速に株価が騰がりました。2017年3月期・2018年3月期は投資の年であったことから業績は控えめで、沸騰した株価は急速に戻しましたが、ここ直近で上り基調の推移に復しています。

魅力的なうかいの株主優待

うかい は配当金の利回りはあまり高くはないのですが、その株主優待は充分魅力です。

株主優待は2つあって、ひとつは「1枚3,000円の株主優待券、またはうかい特選牛」、もうひとつは「箱根ガラスの森 ご飲食付ご入場招待券」です。

「株主優待券」(1枚3,000円)または「うかい特選牛」のいずれか

100株以上 【株主優待券】1枚
300株以上 【株主優待券】3枚
500株以上 【株主優待券】5枚 or 【うかい特選牛】15,000円相当
1,000株以上 【株主優待券】10枚 or  【うかい特選牛】30,000円相当
2,000株以上 【株主優待券】20枚 or  【うかい特選牛】60,000円相当

箱根ガラスの森 ご飲食付ご入場招待券

箱根ガラスの森美術館の入場券および美術館敷地内のレストランの食事券が5枚綴りで頂けます。フルで利用すれば、価格は150,000円相当になります。

我が家ではもう何度も同美術館を利用しているので、ここ近年はメルカリ等を通じて他の方々にお譲りしています。低く見積もっても5,000円程度であれば確実に買い手がつきます。

株主優待を数えたら隠れ高配当

同銘柄を100株のみ購入した場合、1株18円計1,800円の配当金に加えて、株主優待券3,000円相当・箱根ガラスの森の入場招待券15,000円の株主優待が付きます。合計すると19,800円。直近の株価が3,840円ですから、全部合計した場合、配当+株主優待の利回りは5.15%にもなります。これはなかなか魅力的ですよね。

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そういえば、うかいの株主優待については、少し前に記事にしてました。よろしければどうぞ。

[7621]うかいの株主優待、3,000円券のお得感のある使い方

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