電源入れても画面が真っ黒けです
前兆は無かったかと云うと少し前からあったのです。電源を入れた際に不吉な色彩が滲み走ったり、たまに映像がつかなくてアレレ?と言っている間にパッとついたり。でも今回は電源を入れても映像・音声ともに入らず、電源ランプもしばらくすると緑から赤い点滅に変わってしまいます。
修理を頼むにも出張で検査にくるだけで有償、直らなくても有償だと云うので、だったらこれを機会に買い替えちまおうか、となりました。なにせ家を建てたときに買ったものなので、すでに11年選手のテレビでございます。
5月はGW旅行・税金・車検と出費が嵩む月なので、正直この時期の買い替えはイヤなのですが、じゃあテレビ無しの生活をしばらく続けてみますかと云うと、そういう訳にもいきません。昨晩近くの量販店で購入して、今日いまさっき業者が来て、古いテレビを引き取り、新しいテレビを設置していきました。
11年間で5分の1?テレビの価格破壊
11年前に購入し昨日まで使用していたのは、SHARP の AQUOS LC-45BE2W。2006年の3月に発売された「世界の亀山モデル」。当時45型と云えばかなり大きな部類でした。幾らで購入したかはっきりとは憶えていませんが、確か45万くらいで購入したはずで、「1インチ1万かぁ。」と思った記憶があります。
今回は10万円以内の予算で探したのですが、4K対応のものは10万以内では買えなくて、悩んだ末に、SONY BRAVIA KJ-49X7000D を購入しました。同じBRAVIAの49型には、上位機種にX9000D、X8000D とラインナップがあって、映像の美しさが違うと言われましたけれども、「11年前のテレビに較べたらどれだって綺麗でしょ?」と一蹴して、X7000Dを選びました。
気になるお値段は、古いテレビの引き取り費用も込み込みで11万円ジャスト。いま価格.comで見ても最低価格が107,800円なので、まあ良い買い物が出来たのでは無いかしら。
それにしてもかつて「1インチ1万かぁ。」と買った液晶テレビが、いまや49インチで11万円。
インチ当たりのお値段は、10,000円⇒2,244円とおよそ22%まで下落しております。そのくせ画素数は増え、省電力だったりするわけである。凄い。
ある意味、伝播してくる映像信号を捉えて瞬時に映像を映し出す魔法の箱、家に居ながらにして映画並みの映像が観られる・そんなきわめて価値の高い魔法のような機械が、1台11万円なんて価格で売っていてこの世は大丈夫なのだろうか?と思ったりする。江戸時代なら城のひとつにも匹敵する価値があったんじゃないか。
11年前の機種とスペックを比較してみる
Wi-Fi接続とか、YouTubeが観れるとかそんな機能は比較しても仕方ないので、基本的なスペックに絞って比較してみます。
項目 | AQUOS LC-45EB2W (2006年3月発売) |
BRAVIA KJ-49X7000D (2016年10月発売) |
---|---|---|
型 | 45V | 49V |
画素数 | 1,920 x 1,080(2K) | 3,840 × 2,160(4K) |
外寸(スタンドを含む) | 1259 x 744 x 306 mm | 1107 x 700 x 246 mm |
重量(スタンドを含む) | 34.5Kg | 14.3Kg |
消費電力 | 303W | 143W |
消費電力(待機時) | 0.08W | 0.5W |
年間消費電力量 | 274KWh/年 | 135KWh/年 |
価格が安くなるいっぽうで画面のインチ数も画素数も大きいのに、外寸は小さくなっていてしかも軽い、消費電力も少ない!すごい技術進歩だ。こんな魔法の機械が1台11万円なんて価格で売っていてこの世は大丈夫なのだろうか?弥生時代なら村人を一堂にひれ伏させ一国従えられるくらいの価値があったんじゃないか。
ただ、「消費電力(待機時)」の値だけ、新しいテレビのほうが高いのが気になります。なんでだろう、そんなことあるのかな。(・ω・)
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