贅沢は敵ではないし、貧乏は味方ではない。菅官房長官のパンケーキに思う。

  • 2019.10.22
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  • upd:2021.03.25
  • 日記
贅沢は敵ではないし、貧乏は味方ではない。菅官房長官のパンケーキに思う。

れいわ新選組の渡辺てる子さんが3,000円のパンケーキに吠えていました。

へえどんなパンケーキだろうと思っていたら、菅官房長官がパンケーキを食べる姿などもTLに流れてきて、その笑顔にほっこりしました。とっても幸せそうですね。そしてパンケーキも旨そう。

 
 

3,000円のパンケーキは贅沢なのか

3,000円のおやつは贅沢かどうかと云えば、まあ贅沢ですよね。ランチでも1,000円超したら高いなあて思いますもの。

でも普段のランチならそうですが、休日に夫婦二人で出掛けるランチはあんまり値段が気になりません。1,000円未満のときもあれば超えるときもあります。1,000円超のときも高いとは思わないですね。

同じように、菅官房長官の笑顔を見たら「3,000円のおやつだって良いじゃない。」って思います。

この差って何でしょうね。

大事なのは対価としての経済感覚

「3,000円のおやつ」は贅沢ですけれども、相応しい対価が得られているなら、それはイーブン。

そういうときの贅沢にはおかねを払って惜しくないように思います。

渡辺てる子女史は「経済感覚のほどが知れる」と吠えますけれども、払うおかねと得る対価とが吊り合っているなら「経済感覚」は真っ当だと思うのですよね。その嗜好に共感できるか否かは別のお話です。

おかしな経済感覚とは、3,000円を支出して30,000円の対価を得ようと思うことや、3,000円の対価を得るために30,000円を支払ってしまうことを言うのです。

そして価値観(=経済感覚)は人それぞれです。なので他人の「経済感覚」を腐すことは、土足で人の家に上がり込むに近い下品なことなので、容易く言葉にするべきではありませんね。

贅沢は敵ではないし、貧乏は味方ではない

人様の贅沢を羨む気持ちは誰にでもあります。できうれば、この「羨む気持ち」は純粋に「憧れ」であって欲しいものです。人様には人様の価値観があって、それを得るために懸けた人生がある。日々営む生活がある。そこに思いが及ぶ人であるか否かは大事なことです。

純粋に憧れるか、あるいは流すか

憧れを抱くわたしたちにとって、貧しさに甘んじ人様の贅沢をこきおろす方々は味方ではありません。わたしたちの人生に何ももたらしません。

わたしたちの不平不満にすっと寄り添い助長する何者かが居たら、若干の警戒心をもって眺め・二度見したほうが良いですね。二度見したその人は酷く邪な笑顔を浮かべているかも知れません。

人様の贅沢。いいなあと思うなら純粋に憧れて、そうでなければ流すだけ。これで良いではないですか。

貧乏を疎んじる社会を育てよう

贅沢を腐すやり口には、当人が思うか思わざるかは別として、万人を貧しさに置こうと云う悪意を感じて怖いです。

渡辺てる子女史は、「活動家」と称する男性と結婚するもその旦那さんが突如失踪、過労で職を失いホームレスおよびホームレスでの出産を経験、17年間派遣労働者として働きその間時給は80円しか上がらなかった。と。

いや大変でしたね、辛かったですね。

それはそう思うしその経験を何かに活かして欲しいとは思いますが、みんなをその境地に連れていくことはやめて欲しい。これ全然「庶民の感覚」でも「庶民の経験」でも無いですからね。

贅沢はダメ!な社会ではなく、貧乏はダメ!な社会を育てたい。

家計の節約・…憧れを一歩踏み出すきっかけに

もし羨み憧れる気持ちがあるならば、それが一歩踏み出すきっかけになれば良いですね。

家計の節約や資産運用は経済的な自由を得るための手段です。

そしてその環境を得たとき、わたしたちは、支払いに対するその対価がイーブンであると云う点検をした上で、何の躊躇いも無く「贅沢」をするべきです。とびきり愉しそうな・とびきり美味しそうな笑顔で。笑顔は伝播して社会に行き渡り…、そうやって庶民の生活は成長し、経済は活性化するのです。

人の愉しみに口を挟まず、己の愉しみを語る

人様の人生や心の内は知りえませんし、そして人様もわたしたちのことを知りえません。

この気付きは少年少女時代の多感な心に残酷な傷跡を残すものですが、癒えた傷跡に芽生えるのは冷たさではなくて、「知らんけど理解する」と云う尊重ですね。僕は敬愛と無干渉を以って「知らんけど理解する」と言いたい。

人様の愉しみに口を挟み腐すような暇があるなら、自分自身の愉しみを語って、人様にもその愉しさのお裾分けを届けられたら良いですね。

さあ、パンケーキとカツカレーを食べに行こう(え?w

菅官房長官がめっちゃ笑顔のパンケーキはホテルニューオータニの「SATSUKI」でいただけます。

憶えている方も多いと思いますが、かつて安倍首相が食すと話題になり、どちらかと云うとネガティブな捉え方で話題になったカツカレーのお店も「SATSUKI」。

4,000円近いカツカレーから3,000円のパンケーキに流れる贅沢な食事は如何?

 

パティスリー SATSUKI

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