【配当金で旅行しよう】2021年GW 青森・岩手 東北旅行 奥入瀬渓流ホテル・湯川温泉 山人

【配当金で旅行しよう】2021年GW 青森・岩手 東北旅行 奥入瀬渓流ホテル・湯川温泉 山人

2021年のGWは、青森・岩手に2泊3日の旅行に出掛けて参りました。

  • 青森県十和田市 星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル
  • 岩手県湯川温泉 山人(yamado)

宿泊に利用した2つのお宿のレビューがメインの記事になります。

 
 

2021年GW 東北旅行

往路は羽田空港発-青森空港着、復路は秋田空港発-羽田空港着。現地での移動はレンタカーです。

現地ではのんびり…と言いつつわりと距離の長い430kmほどのドライブでした。嫁が泊まりたい宿を中心に計画するとこういう行程になりました。それでも、残雪と新緑の両方を楽しめる中々良い行程でした。

星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

奥入瀬渓流ホテルは、十和田八幡平国立公園に属し特別名勝かつ天然記念物に指定される奥入瀬渓流沿いにあるリゾート・ホテルです。

日本全国にラグジュアリーホテル、小規模温泉旅館、西洋型リゾートホテル等々を幅広く展開する星野リゾートが運営するホテルです。

[3287]星野リゾート・リート投資法人 所有のホテル物件でもありますね。

 

奥入瀬渓流ホテル のお部屋

今回は「露天風呂付客室」に泊まりました。

仕切りの無いワンフロア、奥行きの長いお部屋です。

部屋に入った瞬間、部屋内の段差や、寝起きし辛さそうなベッドなど、造りの「古さ」が気になります。「古いホテルをリノベーションしたんだなあ…」という造作ですね。

写っていませんが枕元の棚の造りも、古い純和室をモダン和室に整えたためだろう垂れ壁が低い位置に流線形に流れていて、頭を2度ぶつけました(^_^)。「頭をぶつけさせるためにある造り」としか思えませんでした(冗談です!)。

ただ、このホテル&このお部屋の評価は、テラスの窓を開けて外へ出てからしたいものです。

窓を開ければ鳥の囀りと渓流の音がきこえ、涼しい空気が流れ込みます。テラスの一隅に檜の露天風呂。裸になってテラスに出てお湯に浸かれば、部屋の造りの古さなんて些末なことと直ぐに忘れられます。

幸い天気の良い新緑の季節だったので、部屋に居る間は、そのほとんどテラスで過ごしました。

奥入瀬渓流ホテル のお風呂

部屋付きの露天風呂のほか、内湯と渓流沿いの露天風呂がある大浴場があります。ほかに少し離れた場所に滝を見ながら入る混浴の露天風呂があるようですが、バスの送迎で移動する必要があるようで、今回は利用しませんでした。

部屋付きの露天風呂は、こじんまりとした檜の湯舟です。少々古め。2人でもまあ寛げますね、という広さです。脚を伸ばしてデーンと横たわるなら1人で入るのが良し。素朴なお風呂ですが、純粋に外の緑と渓流の流れと、爽やかな風とお湯を楽しめるお風呂ですね。お湯がほど良いぬるさで長湯するのにぴったりです。

大浴場の露天風呂も渓流沿いにあります。男湯は流線形に作られたきれいな石のお風呂でした。中央に背もたれ付きで腰掛けられるスペースがあり、空いていれば陣取ることができます。ここに座ると目の前の渓流と手前のお風呂を我が手中に収めたかのような喜びがあります。館内が思った以上に広くて、大浴場に行くまでの距離が泊まった部屋からだとまあまああって、部屋付きの露天風呂の快適さも手伝って1回だけの利用に留まりました。

奥入瀬渓流ホテル のお食事

食事は…!美味しかった…!です!

夕食は「青森りんごキッチン」か「Sonore」、朝食は「青森りんごキッチン」のビュッフェか、Sonoreの外にあるテラス席で「渓流テラス朝食」が選べます。僕らは、夕食はレストラン「Sonore(ソノール)」でフレンチ、朝食は「青森りんごキッチン」のビュッフェで頂きました。

そして、夕食の「Sonore」のフレンチが凄く良かったです。

嫁が苦手の食材が、何故かレストランにうまく伝わっていなかったのですが、奇跡かな?と思うくらい全面的にしかも美味しく対応していただいて、感謝感激でした。給仕の方から聞く食材やお酒、地元のお話も楽しかったです。

お料理は工夫も手も込んでいますが素材の味をじゅうぶんに活かした手の入れ方で好み。どれも美味しかったので、一品を選んで写真をアップしようと思うと迷いますが、初めていただいた地元料理「かっけ」が物珍しかったのでこれを選びます。

「かっけ」とは、南部地方で親しまれてきた、“そば”または“麦”を使った郷土料理で、いずれかの粉を水と少しの塩を入れた生地を伸ばし、三角形に切ったものを茹で、ねぎ味噌やにんにく味噌をつけて食べます。

「かっけ」とは欠けら、端っこのことで、南部藩の殿様がこの地方の手打ちそばを食べたところ、このような美味しいものを庶民は食べていけないと御法度にしたため、庶民が端の方を三角に切ってねりみそをつけて食べた事が始まりだと言われています。

かっけ – 青森のうまいものたち

奥入瀬渓流ホテル のおもてなし

おもてなしは、ホテル全般と、レストラン「Sonore」のそれでだいぶ違いがありました。

ホテル全般のおもてなしは、188室を抱えるホテルらしく、基本は客任せ・訊ねれば懇切丁寧な雰囲気です。客ひとりひとりに寄り添った先回りするよな対応は期待しないほうが良いです。

いっぽうでレストラン「Sonore」のおもてなしは前述のとおり素晴らしく、働いているみなさんも楽しそうにしていて大変良い印象でした。

奥入瀬渓流ホテル のまとめ

所謂「星野リゾート」ブランドのラグジュアリー感を求めると、お部屋や設備にズレを感じることが多いと思います。リノベーションとお勤めの方々の再教育で再建されたお宿ですので、そこの差は理解した上で訪れたほうが良いですね。

ただ、奥入瀬渓流の真っ只中にある立地は唯一無二。周囲の自然や奥入瀬渓流散策とセットで考えるならお薦めできる良いお宿です。奥入瀬渓流は2泊して中日で楽しむか、1泊ならば早めに宿に到着しチェックイン前に散策を楽しむのが良いですね。ホテルの送迎バスが1時間に1本の頻度で運行しているので、事前に時刻の確認をした上で宿に到着する時間などを検討するのが良いと思います。

湯川温泉 山人(yamado)

2泊目は岩手県は湯田温泉郷のひとつ湯川温泉、「山人 – yamado -」に泊まりました。

この地方では、山仕事の達人や山を熟知している人のことを敬意を込めて「山人(やまど)」と呼ぶそうです。

山の優しさ、山の厳しさ、いつごろになるとどこの山になんという木が芽吹き、何月にはあの山一面まばゆいほどの紅葉に埋め尽くされる、あの山の陰が、実は山菜の宝庫なのだ・・・などなど。私たちの宿「山人」も、そんな山の達人たちと同じように、この地の自然とともに息づき、その季節でなければ決して味わえない味覚を探し出し、お客様と一緒に楽しんでいきたい。自然の息づかいにそっと耳を傾ける―、ここは<極上のヒーリングリゾート>です。

山人 – yamado – 公式ホームページより

「極上のヒーリングリゾート」という形容は、言いえて絶妙です。

山人(yamado) のお部屋

全12室すべてが半露天風呂付きのお部屋です。テラス付きの隠れ家のようなお部屋です。

どおんと広かったり超豪華なお部屋だったりではありません。構成としては、奥入瀬渓流ホテルのそれとほぼ一緒なのですが、ベッドの寝心地や、ソファの使い易さ、テラスの寛げ度合いなどで一段配慮が効いています。

部屋の目の前には小川が流れていて、今回の旅行では残雪と桜と新緑が一緒に見られて良かったです。

山人(yamado) のお風呂

部屋付きの半露天風呂と、貸切の露天風呂「湯場一寸」があります。

部屋付きの半露天風呂はこじんまりした石風呂です。窓を開け放てばほぼ露天風呂そのものの風通しの良さです。2人で入るにはちょっと狭くて、1人でのんびり入るのが良いですね。

貸切の露天風呂は、開放感と野趣満載の空間にある石のお風呂です。

軽く蹴伸びして泳げる広さ。手入れも行き届いていて綺麗です。

チェックイン当日と翌朝に30分ずつ時間を選んで利用可能です。時間はチェックイン時に早いもの順で指定できるようなので、時間を選んで利用したい場合には早めにチェックインすると良いですね。

山人(yamado) のお食事

お食事には色々なプランがあります。

ブランド地鶏「銀雪」をつかったコース、ジビエのコース、この地方の名物すっぽんを使ったコースなどなど。今回は、銀雪をつかったコースと、ジビエのコースと、別々のコースを選ばせてもらいました。

こちらが銀雪をつかったコースのメニュー。

こちらがジビエのコースのメニュー。

野趣満載のお料理はどれも美味しかったです。最初に提供された「山人特製の季節のバーニャカウダ」が、旬の野菜を岩魚の塩漬けで作ったオリジナルソースという面白い一品で、ソースをおかわりしながら、食事をしている間終始むしゃむしゃ食べていました。

そしてこちらはジビエのコースのメイン、鹿肉のステーキです。

料理の美味しさもそうですが、給仕の方から聞く地元食材のお話やマタギの方々の風習などが物珍しく、楽しい時間を過ごしました。

宿のお料理って、美味しさそのものももちろんですが、記憶に残るってことが重要だと思うのです。

山人(yamado) のおもてなし

配慮が行き届いていて、また提供するサービスへの自負もあってか、みなさんいつも笑顔ではきはきと気持ち良いおもてなしでした。

部屋に居ればプライベートにノータッチ。部屋を出れば丁寧なおもてなしを受けられます。

4月に入社したばかりという新人の従業員さんもいまして、入社前?入社祝い?に招待され、家族と一緒に宿泊、居心地の良さに「もうずっと居たい!ずっとここに籠っていたい!なんならずっとお客さんで居たい!」となったそうです 笑

山人(yamado) のまとめ

とても良いお宿でした。

山奥のちいさなお宿には、当たりもある一方で外れることも多いので、そんなに期待せずに訪れたのですが、山人はお部屋もお風呂もおもてなしも食事の楽しさも一級品のお宿で素晴らしjく居心地が良かったです。出来得れば、もう一泊してのんびり呆けて過ごしたかったです。

今回はGWの訪問でしたが、四季折々の風景や料理が楽しめそうなお宿なので、いつか秋や冬に再訪したい、そう思えるお宿でした。いや、たぶんこれは、確実に数年以内に再訪することになりますね。

道中のお食事処

2泊3日の旅行は、青森・岩手・最後は秋田空港から帰路につく…というまあまあの移動量でしたので、食事は通過する先々の名物ものを頂いてきました。

青森 味噌カレー牛乳らーめん(バター入り)

言葉の上でも舌で味わう上でも情報量が多すぎて、どんな味か想像することも難しいし、味わった後もどんな味だったか説明することが難しいらーめんでした。

味の札幌 大西 (青森/ラーメン)

青森のソウルフードなのに札幌らーめん()という点も情報量をかさ増ししていて、なんだかもう、さすが青森だなって感じです(適当)。

盛岡 盛岡冷麺

2日目の移動途中に盛岡によって、盛岡冷麺の発祥というお店で冷麺を頂いてきました。

冷麺だけ食べて店を出たのですが、焼肉を生卵につけて食べるお店としても有名らしくて、みなさん盛大に生卵に浸してずるずる食べてて羨ましかったです。

食道園 (上盛岡/焼肉)

秋田 きりたんぽ鍋ほか

最終日のお昼は秋田駅の近くで商業施設のお店に入り、きりたんぽ鍋などなど。

秋田比内地鶏生産責任者の店 本家あべや 秋田店 (秋田/焼鳥)

道中の立ち寄り処・景色

1日目の青森市街から奥入瀬渓流ホテルに向かう道中の景色が印象的でした。

新緑の山道をドライブするつもりだったのに、雪の壁に囲われていました。

八甲田山を過ぎると段々に緑色が増し、鮮やかな新緑のトンネルをドライブすることになります。

2日目は岩手に移動する前に奥入瀬渓流を散策しました。だいぶ以前に訪れたときは夏真っ盛りで汗を垂らしながらの散策でしたが、今回は新緑の季節ということで、景色もまた異なり暖かい日で快適な散策でした。

2021年GW 東北旅行の決算

さて、決算の時間です!

おかねまみれ という名前のブログの宿命として、旅行の費用は整理してあからさまにすることを習わしとしております。

費目 金額
金額 合計
宿泊費
1泊目
奥入瀬渓流ホテル 2名1泊2食付き 100,000 108,107
飲み物 8,107
宿泊費
2泊目
山人 – yamado – 2名1泊2食付き(料理オプション) 112,500 117,960
飲み物 5,460
食事代 羽田空港軽食 1,160 10,920
青森 味の大西 味噌カレー牛乳らーめん 1,760
盛岡 食道園 盛岡冷麺+駐車場代 2,100
秋田 本家あべや きりたんぽ鍋等 4,700
秋田空港 喫茶 1,200
交通費 飛行機代(羽田-青森)先得割引・クラスJ 35,380 128,492
飛行機代(秋田-羽田)ウルトラ先得・クラスJ 27,380
レンタカー代 49,360
ガソリン代 2,902
高速道路料金 7,050
羽田空港駐車場代 6,420
ほか お土産代 20,917 21,518
雨天につきカサ購入 601
合計 386,997 386,997

出発前に立てていた今回の旅行の予算は422,570円だったので、386,997円の支出は予算範囲内です!

予算より35,573円も低く抑えられたのは、奥入瀬渓流ホテルの夕食代が、予約時に確認した宿泊費に含まれていると知らずに予算を立てたためで、何かを節約できたわけではありません 笑。以前、星のや軽井沢を利用したときは、食事代が別だったので、そのつもりで覚悟していたのでした。35,573円は覚悟していた食事代とおおむね一致します。

奥入瀬渓流ホテルでも、山人でも、夕食時の飲み物代が予算を超過していましたが、昼食代やガソリン代などは抑えることができていました。

以上、2021年GWの東北旅行でした!

これからも素敵な旅行ができるよう、資産運用に取り組んで参ります。

 

配当金で行く旅行

我が家の資産運用は「旅行資金を得ること」をひとつの目的にしています。おかねを増やすためには「配当金は再投資するのが最良である」。それは存じておりますが、我が家にとっては旅行することも大切なので、「年間で旅行に使う額」をおおよそ決めて、それに見合う高配当銘柄群からの配当を旅行に充てています。

具体的には「毎月配当」エリアで保有している高配当株・ETF・REITの配当金/分配金を原資としています。

以前は生活資金や貯金を削って旅行していましたが、いまは配当金/分配金をもとに「旅行貯金」をつくり、元手を減らさずに旅行を愉しむようにしています。いくら旅行に遣っても資産は減らず、季節が替わればまた次の配当金/分配金を届けてくれるのです。資産運用の愉しみ方のひとつではないでしょうか。

配当収入を再投資しないと云う戦略。配当収入は使い込んでQOLを向上する。

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