高値更新中の[2801]キッコーマンと、再上場後ずるずるしてる[1375]雪国まいたけ を購入しました!!

高値更新中の[2801]キッコーマンと、再上場後ずるずるしてる[1375]雪国まいたけ を購入しました!!

まいたけの焦がしバター醤油炒めが食べたいから、[2801]キッコーマン と [1375]雪国まいたけ を新規に買いました。

以上!! おしまい!!

と、それだけでは謎なので…。

 
 

キッコーマンと雪国まいたけを買った経緯

買った理由は曖昧でして。買った理由ではなく経緯です。経緯というほどのことですらないのだけれども。

会社四季報 プロ厳選500銘柄 2021年新春号という雑誌を年末間近に買ったのよさ。

それをつらつら斜め読みしてフンフンしてた嫁が、正月休みが明ける頃、付箋をつけて持ってきた銘柄のひとつが、[1375]雪国まいたけ でした。

理由は、「優待でまいたけ貰えるらしい」とのこと。かっわいいなお前www

初めて購入した株( [2764]ひらまつ )で大敗を喫し、昨年酷い損切りの憂き目に遭った彼女が選んだのは、食品の優待がある銘柄 でした。

「それならさあ、もっとさあ、

[2802]味の素 とかさあ、

[2801]キッコーマン とかさあ…。」

などと食料品関連の銘柄を並べて比較しているうちに、[2801]キッコーマン が欲しくなって買うことになりました。

なんだこの経緯。

日本が誇る調味料の雄、キッコーマン

日本人なら醤油だろうよ。

そう心にキマってしまったので、もはや買う銘柄は [2801]キッコーマン だったんだけど、いちおう形だけでも同業他社の比較してみて直感の正しさを確認します。比較には、マネックス証券の銘柄スカウターの比較機能を使用しました。

ほおん、ほおん、同業では時価総額トップ。

ああ…、予想PER、PBRともいちばん割高なんすね…。ROE、ROA、ROICともトップ。営業利益率、純利益率ともにトップ。売上や利益に占める海外比率が高いことも、海外での利益率が高いことも魅力です。

あれでしょ?割高ってことはさ、みんなが欲しい銘柄ってことでしょ?

買うなら [2802]味の素 か [2801]キッコーマン かで悩んだけど、味の素の如何にも薬っぽい&化学っぽい旨味よりも、焦がし醤油の五感をゆすぶる香りのほうが魅力で勝ったよね。炭に落ちて燻る焦がし醤油の香りほどに、僕らの脳を刺激する旨味なぞあるでしょうか?いや無い。しょうゆうこと。

旨味の質なら、[2801]キッコーマン > [2802]味の素 を断然支持します。

ええっとなんだっけ。そう、どっちの株を購入するかって話。ああもう、[2801]キッコーマン でしょうよ!!

信越きのこ戦争の謙信公役、雪国まいたけ

[1375]雪国まいたけ は、新潟県南魚沼市を本拠とする企業です。まいたけを始めとする各種きのこを生産・販売しています。

買い物という家事すらろくにしない僕は、雪国まいたけ という企業を生活の上では全然知らなかったのですが、個人投資家としては、[1375]雪国まいたけ の名は知っていました。経営陣と創業一族との闘争から、ベインキャピタルによるTOBと上場廃止、そして昨2020年9月に満を持して再上場という物語は、創業者の独創的な変態ぶり金融屋の激烈な買収劇という観点ですこぶる面白いのです。

  • 創業者にして「きのこと会話ができる」変態・大平善信氏の強烈なリーダーシップもと、ブラック体質な企業に成長。
  • 過去の不適切な会計処理を元取締役が告発。大平善信氏が辞任。
  • イオン出身・星名光男氏が社長に就任。筆頭株主の創業者一族が解任を要求し、追放。
  • ホンダ出身・鈴木克郎氏が会長兼社長に就任。わずか数ヵ月で創業者との間に亀裂が生じる。
  • ベインキャピタルが経営陣と組みTOBを画策。
  • 銀行が担保権を行使して、創業者一族から株式没収。
  • ベインキャピタルによるTOB成立!
  • ベインキャピタルは国内コメ卸最大手の神明に49%の株式を譲渡。
  • タカラバイオのきのこ事業、三蔵農林などを買収し事業拡大。
  • 2020年9月、再上場を果たす…!

競合企業には、長野県長野市のきのこ最大手、[1379]ホクト があります。

[1379]ホクト の得意きのこ(!)はエリンギ、ブナシメジ。[1375]雪国まいたけ の得意きのこはまいたけで、自然と棲み分けができていたようです。しかしながら、2000年に [1379]ホクト がまいたけ市場に参入、信州から越後に攻め入ったのですね。鳴り響く法螺貝、鐘の音。[1375]雪国まいたけ もこれに応じてエリンギ、ブナシメジ市場に参入、戦国時代の信玄公・謙信公の戦さながら、信越きのこ戦争が勃発したのでした。この戦いは、激烈な争いが遠因なのか企業のブラック化を招き創業者の引責辞任、[1375]雪国まいたけが上場廃止という形でいったん決着がつきました。

そしていま、ベインキャピタルのもとできゃいきゃいしごかれた [1375]雪国まいたけ が再上場を果たし、第二次信越きのこ戦争の火ぶたが落とされたわけであります(?)。

初値(2,100円)は公開価格(2,200円)割れという厳しい再上場のあと、株価は一度も公開価格に届かぬままズルズルと落ちて、いま1,784円という状態です。でもこうして [1379]ホクト と比較してみると、利益を出す力は [1375]雪国まいたけ が圧倒してるんですね。

どちらを選ぶかと言えば、何より IPO したてで、まだ評価がついていないも同然な [1375]雪国まいたけ のほうでしょうよ…!!「面白そう」だし!!

利益確定と損切りタイミング

「アクティブ」エリアでは、「利益確定と損切りのタイミングを定めて保有する」というルールを設けています。安易に「永久保有」などと言わないための施策です。

利益確定と損切りのタイミングについては現時点ではいずれも以下のように定めます。

  • 決算において、四半期の実績あるいは通期の見通しの両方で、売上高・営業利益・純利益の実績がいずれもが前年同期の数値を割ったとき
  • 株価が高値から10%程度調整したとき

わりとゆるめな保有基準でいきます。(きつめにすると直ぐ手放すことになりそな予感がするので!w)

投資日記カテゴリの最新記事