我が家では、資産運用の方針を「目的別貯蓄」「毎月配当」「つみたて」「アクティブ」の4つのエリアに分けて定めています。
配当金の再投資方針
「アクティブ」エリアで得た配当金は、基本的には「つみたて」エリアに再投資します。
円貨で得た配当金は、投資信託の「楽天・全米株式インデックス・ファンド」で積み立てます。
米ドルで得た配当金は、ウィズダムツリーのETFで積み立てます。ETFの少額買い付けは手数料が嵩んでしまいますが、ウィズダムツリーのETFはマネックス証券のゼロETFの対象なので、手数料相当額がキャッシュバックされるからです。
ウィズダムツリーのETFは、米国の大型株のETFである [DLN]WISDOMTREE US LARGECAP DIVIDEND ETF と、同じく中型株である [DON]WISDOMTREE US MIDCAP DIVIDEND ETF と、さてどちらにしようか迷いました。
DLN と DON
大型株配当ファンドと中型株配当ファンド
[DLN]WISDOMTREE US LARGECAP DIVIDEND ETF は、「米国大型株配当ファンド」と呼ばれます。[DON]WISDOMTREE US MIDCAP DIVIDEND ETF は、「米国中型株配当ファンド」。大型株・中型株の違いです。
推測支払総配当金額の加重平均で求めるインデックスに連動
面白いのは、ウィズダムツリーのこのシリーズは、S&P500のような時価総額加重平均型のインデックスではなく、推測支払総配当金額の加重平均のインデックス(ウィズダムツリー配当株式インデックス)に連動します。
例えば、大型株が対象の[DLN]WISDOMTREE US LARGECAP DIVIDEND ETFの保有銘柄には、[APPL]APPLE INCや[MSFT]MICROSOFT CORPなど直近の株価牽引役の大型株がもちろん含まれていますが、無配の[AMZN]AMAZON.COM, INC. は含まれていません。
DLN と DON のプロファイル
両ETFの基本的な情報を拾ってきてみました。
DLN |
DON |
|
12/08 Close |
90.88USD |
35.11USD |
Avg.Volume |
36,817 |
205,289 |
Net Assets |
2.04B |
3.1B |
NAV |
91.22USD |
35.02USD |
Yield |
2.29% |
2.20% |
YTD Return |
16.58% |
13.66% |
Expense Ratio |
0.28% |
0.38% |
直近1年間のパフォーマンスはDLNが勝っています。
配当利回りはDLNがやや高め。経費率はDLNがやや低め。
でも1口あたりの単価が安く少額積み立て向きと見えるのはDON。
出来高もDONのほうが6倍くらいあります。
DLN と DON の株価推移比較
DLN と DON の株価推移を比較してみます。
折角なので、世の中で最強のインデックスと認知されているS&P500とも比較してみます。
過去1年間の成果では、S&P500 > DLN > DON
過去1年間のリターンは、DLNがDONを大きく上回ります。S&P500はさらにその上。
過去5年間の成果は、S&P500 > DON >> DLN
過去5年間になると、DLN と DON の優位性が入れ替わります。
DON は S&P500 に肉薄。S&P500を上回る時期もある。
リーマンショック前からで見ても、S&P500 > DON >> DLN
期間をさらに伸ばしても、DONがDLNを上回っています。
と云うか、S&P500に対して遜色なし。DON の推移、めちゃくちゃ優秀ですね。
DON で行こうと思います
基準価額が低く流動性があって購入しやすいのに加えて長期で見た場合のこの強さ、DLN か DON かで云うなら、DON のほうが少額の積み立てしやすくかつ強い、と云うことで、今後米ドルの配当金の積み立ては、DON でいこうと思います。
画像は壁DON。
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