我が家のインカム狙いの米国株式ETF。複数のETFを掛け合わせてセクターの構成比率を調整する。

我が家のインカム狙いの米国株式ETF。複数のETFを掛け合わせてセクターの構成比率を調整する。

我が家では、インカム目的の「毎月配当」エリアにおける資産の約1/4を米国株式に充てています。

このエリアの米国株式は当初 [SO]サザン などの個別株式も組み入れていたけれど、いまはETFのみにしています。インカム目的なので基本は売ることを想定しない長期保有です。日本株式ほどには情報が届かない米国株式をストレスフリーで長期保有するにはETFのほうが良かろうと思ったからです。実際 [SO]サザン はがっつり落ちたりグングン高騰したりとストレスありましたからね。

この記事では、我が家で保有するいくつかのETFを例に、複数のETFを掛け合わせて自分の理想の形に整える考え方をご紹介しています。

 
 

「毎月配当」エリアにおける米国株式ETFの構成

今となってはどうしてこう落ち着いたのか曖昧な部分もあるのですが、色々ぐちゃぐちゃ悩んで、我が家のインカム狙いの米国株式部分は以下のような構成になりました。わりと一般的じゃない構成ですよね。

高配当ETFのセクター比率の構成を確認する

各ETFのセクター比率の構成を確認してみましょう。ちなみに確認には以前記事にした「ETF構成確認ツール」を使用しています。

【ETF構成確認ツール】複数の米国ETFを合わせたときのセクター比率を確認するのだ

比較対象基準としての [VTI]全米株式ETF

[VTI]全米株式ETF は時価総額加重平均のETFですから、まさに今の米国市場における企業の状況がそのまま反映されます。情報技術セクターが21%占めます。

さてそれでは、いったん「全米」の構成比率を見た後で、我がポートフォリオを構成するETFたちのセクター構成を見ていきましょう。

、SPYDのセクター構成

左から順番に HDV、DVY、 のセクター構成です。クリックすると大きな画像が表示されます。

HDV はエネルギー、生活秘術品、ヘルスケアの順に構成比率が大きいです。DVY は公益事業が圧倒的に大きく、一般消費財、金融が続きます。SPYD は不動産が最も大きく、一般消費財、エネルギーと続きます。同じ高配当株式ETFでもそれぞれの個性があって、なので選ぶのに悩むし楽しいのですけどね。

円グラフでは比較しづらいと思うので、ETFを列に・セクターを行に置いて構成比率の表を作りました。参考までにVTI、VOO、それから人気の高配当株式ETFであるVYM、高配当株とは毛色が違いますが増配株ETFであるVIGも並べています。

高配当株ETFとして人気が高いVYMを我が家では何故外したのか、これを見て思い出しました。他の高配当株ETFと比較して配当利回りが低かったこともひとつですが、金融の割合が大きいのですよね。

我が家では「毎月配当」エリアとは別の枠で [PFF]iシェアーズ 優先&インカム証券ETF を保有していて、PFFのセクター構成は6割以上が金融なのでした。金融緩和ずぶずぶで世界的に債務の膨張が懸念されている中、この先の金融には個人的に暗い展開を描いています。すでにPFFを保有している状態でさらに積み増すのはどうかと思ったのでした。

ちなみにVIGは「毎月配当」エリアの外で保有しています。キャピタルゲインと将来的なインカムゲインを狙うのに良いETFだと思います。

HDV x DVY x SPYD のセクター構成

さて、それでは冒頭の比率 HDV32%、DVY40%、SPYD28%を保有した場合に、各ETFのセクター構成を掛け合わせるとどうなるでしょうか。

ETF構成確認ツールで複数ETFでのセクター構成を確認する

「ETF構成確認ツール」の本領発揮です。銘柄のティッカーと保有数を入力して「Update *ALL*」をピッもしくは「Update」をピッピッピッ。

ETFdb.com からETFの情報を取得されました。

3つのETFを上記の割合で保有した場合のセクター構成比率は以下のようになります。

特定のセクターにおおきく偏ることなく、公益事業、エネルギー、生活必需品と比較的ディフェンシブなセクターが厚めな構成としています。

また、「毎月配当」エリアの枠外、「アクティブ」エリアで [VGT]米国情報技術セクターETF、[VHT]米国ヘルスケアセクターETF、[CSCO]シスコシステムズ、[V]ビザ、[JNJ]ジョンソン&ジョンソン などを保有しているので、全米株式の中では時価総額が最もおおきい情報技術とヘルスケアは薄めにしてあります。

複数のETFの掛け合わせ・個別株式との掛け合わせ

高配当株式のETFを選択する際、ひとつのETFに絞るとセクターの構成比率が結構偏ります。気になる方は複数のETFを掛け合わせて調整すると良いですね。思うより少なくなってしまうセクターがある場合には、セクターに特化したETFを掛け合わせるのも良いかも知れません。

色々なセクターが混在するETFは、当然効率の良い部分と悪い部分が発生します。例えばエネルギーセクターの企業の株価がガツンと高騰するような世界的事象が発生したとする。もちろんエネルギーセクター厚めの HDV は株価が騰がりますが、それでも構成比率は22.5%です。ほかのセクターが混ざっているぶん値動きの尖り具合は薄まります。こういう非効率性を含みますから、そもそも売って利益を得るのには向きませんね。

インカム狙いの資産と、キャピタル狙いの資産を線引きするのが最適だろうと思っています。HDV の株価推移はあまりふるいませんが、売らないのであるなら大きな株価上昇を期待する必要はありません。別途キャピタルゲインを実現する資産を持てば良いのです。個別株式かあるいはセクター毎のETFを別途保有してキャピタルゲインを追求するのが良いですね。

毎月配当カテゴリの最新記事