中間決算の発表のピークが過ぎました。減益だったり業績の下方修正をしたりする銘柄が予想していた以上にあり弱っています。そんな中、[6197]ソラスト が発表した中間決算は爽快でした。
[6197]ソラストの2019年3月期中間決算
[6197]ソラスト は11月8日の引け後に中間決算を発表しました。
金額は百万円、%表示は対前年同期増減率
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | |||||
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2019年3月期 2Q | 41,031 | 16.4% | 2,542 | 29.3% | 2,567 | 30.5% | 1,636 | 29.5% |
2018年3月期 2Q | 35,263 | 9.4% | 1,966 | 11.8% | 1,967 | 14.8% | 1,263 | 13.7% |
通期進捗率 | 49.1% | 53.6% | 54.8% | 55.8% |
この決算発表を受けて、同社の株価は+10.83%と高騰しました。
決算期待で騰がった前日の上昇も入れて前々日の終値と比較すると、2営業日で実に+19.6%の高騰であります。
[6197]ソラストの事業と特色
同社は医療関連受託事業を中核に置きつつ、介護・保育の事業では積極的なM&Aで事業を拡大しています。各事業の売上高・営業利益の伸び率は、売上高の75%を占める医療関連受託事業が売上高+4.0%、営業利益8.2%。売上高の24%を占める介護・保育事業が同+57.4%、+112.5%と、従来分野の堅調な伸びと新規分野の飛躍的な伸びがあいまって、株価はすくすくと育っています。
医療関連受託事業、介護・保育と聞くと、事業の拡大はイコール人海戦術的な拡大をイメージしてしまいがちです。
ですが同社は(もちろん社員数は増えていますが)どちらかと云うと個々の生産性の向上に着目し、高度な教育と育成、育った人材の処遇改善、クオリティの向上による顧客満足度の向上、職員のモチベーション向上による離職率の低下を当初より謳って実践しています。
[6197]ソラスト株、3単元の内1単元を売却
まだまだ騰がると信じている同社の株ですが、今年は年初から市場全体のボラティリティが高く、いつまた相場の重しで下降するか分かりませんので、ここらでひとつ…と思い、100株だけ売却しました。
わたくし千鳥足と[6197]ソラスト株のつきあい
同社の株とは2年弱ほどのつきあいになります。
- 2016/12/29 買い 200株 @1,200円(株式分割後の株価に合わせると@400円)
- 2018/04/26 売り 100株 @2,762円(同@921円、譲渡益156,200円)
- 2018/06/27 株式分割100株⇒300株
- 2018/11/09 売り 100株 @1,400円(譲渡益100,000円)、残200株保有。
春に1段ロケットを切り離し、今回2段目を切り離した格好。
[6197]ソラストから得た確定利益
2度の売却で譲渡益は256,200円。2度の配当金受け取りで合計9,000円。譲渡益と配当合わせて合計265,200円がこれまでの確定利益です。2016年のNISA口座での保有なので、譲渡益・配当ともに税金はかかりません。
最初に分割前200株を購入したときの費用が24万円ですから、すでに購入費用以上の確定利益を得たことになります。満足です。
[6197]ソラストに関する今後の保有方針
医療関連受託事業は伸びが鈍化しつつあるものの、未だ高水準。介護・保育事業の内特に介護はこれからまだまだ伸びる事業です。株価はすでに購入時から3倍超に育っていますが、株価もまだいましばし伸びると期待しており、残りの200株はしばし大事に取っておきます。
現在政府が検討している外国人労働者の受け入れ拡大が、同社の業績にどう影響するかは、法案が整っていない以上まだなんとも言えません。けれど、1個人が抱く同社への希望としては、優秀な外国人労働者を分け隔てなく受け入れ、同じように高度な教育を与え育成し、もちろん同社の利益にするとともに、うまいこと外国人労働者のみなさんの祖国におけるサービス業の高度化にもぜひ快く寄与して欲しいなと思っています。
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