日々の値動きを気にしすぎるのは良くないことだと承知していますが、わたくし千鳥足のような投資初心者には、世界の政治・経済の動きが市場にどういう影響を及ぼすのかを把握することが重要だと考えています。そのために、毎週のリスク資産評価額の推移を記録しています。
米中貿易摩擦への警戒が和らぎ、世界的にリスクオン相場となりました。
NYダウ、S&P500はともに最高値に迫るいきおいです。こてんぱんに売りまくられてあわや日経平均20,000円割れか?と危ぶまれていた日本株も瞬く間に22,000円間近まで戻しました。日本株は海外勢の買いに加えて、踏み上げられた空売りを個人勢が涙目で買い戻す構図も見られました。当面は政治・経済面での障害は無く、大相場の到来と言えましょう。
2019年9月14日(土)時点のリスク資産評価額
2019年9月14日(土)時点のリスク資産の評価額は3968万円でした。
評価損益は前週末比+89万円
前週末評価額 | 評価損益増減 | 評価額増減 | 当週末評価額 | |
---|---|---|---|---|
入金額 | 利益出金額 | |||
3877万円 |
+89万円(+2.29%)
|
+91万円(+2.35%) | 3968万円 | |
+2万円 | ±0万円 |
リスク資産の評価損益は+89万円。4週連続の増となりました。
今週は新たにiDeCoのつみたて用に合計2.3万円の資金注入をしています。出金(生活還元)はありません。リスク資産評価額の増減は+91万円となりました。
毎日・毎週・毎月・毎年こんな日々だと良いのになぁ…。
前年末比+435万円の評価損益推移
前年末評価額 | 評価損益増減 | 評価額増減 | 当週末評価額 | |
---|---|---|---|---|
入金額 | 利益出金額 | |||
3281万円 |
+435万円(+13.25%)
|
+687万円(+20.92%) | 3968万円 | |
+297万円 | -45万円 |
2018年末比では、評価損益は+435万円です。
出金(生活還元)もしていますが、新たに資金注入もしていまして、評価額は2018年末比+687万円の3968万円です。
2019年9月14日(土)時点の市場概況
市場 | 指標 | 増減率(前々週比) | 我が家のリスク資産 |
---|---|---|---|
日本市場 | 日経平均 | +3.72% |
+2.29%
|
TOPIX | +4.73% | ||
JASDAQ | +1.26% | ||
マザーズ指数 | -0.91% | ||
東証リート指数 | +0.20% | ||
米国市場 | NYダウ | +1.58% | |
S&P500 | +0.96% | ||
NASDAQ | +0.91% | ||
ほか(ウォッチ対象) | 上海総合 | +1.05% | |
韓国総合 | +1.99% |
日本市場が強かったです。一週間で日経平均+3.72%、TOPIX+4.73%は強烈ですね。
ただJASDAQは微増に留まり、マザーズ指数に至ってはマイナスです。個人投資家好みの新興株・中小型株の値動きは決して良くはありませんでした。このリスクオン相場の恩恵を得られていない個人投資家はたくさん居そうです。こうした事象は過去にも所謂「大相場」のときに見てきたように思います。「大相場」においてはわかりやすく騰がる大型株に資金が集まり勝ちです。手元の保有銘柄においても中小型株の銘柄は、どんなに業績がよくても、この地合いにも拘わらず値動きが冴えないです。
2019年9月14日(土)時点の保有資産概況
ヒートマップで表す保有資産の概況
保有資産の前週比のヒートマップです。ヒートマップは自作のEXCELのマクロで作成しています。
全般にGREEN(増加)の領域が広いです。増加率の高い銘柄も多く、堅調でした。
全般の基調に反してポツポツとRED(減少)の領域もありました。[V]ビザ の急落は相場の変化の一端と見えます。この1週間は情報技術や生活必需品セクターが弱く、素材や金融、資本財などが強かったです。
←各セクタのYTDチャート、→同1週間のチャート。すこーし様相の異なる1週間でした。 pic.twitter.com/mLwihffg4s
— 千鳥足@投資初心者 (@chidoriashi_sh) September 14, 2019
現金が急に増えているのは、[3591]ワコール HDを売却した代金が入ったためです。直近でJREITと入替で「毎月配当」エリアのポートフォリオに組み入れた高配当株はいずれも好調な値動きで推移してくれました。
今週の売買
[3591]ワコールHDを売却、利益額を下着に例えるならば…
[3591]ワコールHD を売却しました。
ワコール、指値あっけなくささっちゃった。高級下着買えそうな微益を稼いで、僕の下着ロマンは超短期で終了。。。
— 千鳥足@投資初心者 (@chidoriashi_sh) September 11, 2019
もともと短期の予定でしたが思っていたよりも順調に値を快復させて、あっけなく指値まで届きました。売却したあともまだまだ騰がっていたのは悔しいけれども、欲張らずにOKです。確定した利益幅を下着に例えるならば、ワコールの秋冬向け新作saluteワンセット(ブラ・ショーツ・キャミソール・ガーターベルト・ガーターストッキング)一式くらいは買えそうな微益でした。買いませんけど。
ちなみに [3591]ワコールHD は、この一週間で前週比+7.87%と高騰しました。
iDeCoに2.3万円の入金
iDeCoの口座に毎月の積み立て額2.3万円が入金されました。まだ買付が済んでおらず待機資金のまま残っています。次週早々に iFree NYダウ の買付が行われる予定です。
値上がり銘柄ピックアップ
国内株式の値上がり率が高かったです。
[4182]三菱ガス化学 が前週比+11.20%、[8304]あおぞら銀行 が前週比+9.67%、[3405]クラレ が前週比+9.00% とトップ3はいずれも高い値上がり率となりました。
いずれの銘柄も特別な材料があったわけではありません。大相場の到来でこれまで売り込まれていた業種・銘柄に資金が集まったと見るべきでしょう。
化学分野の株価は2017年末を最後にだらだらと下げてきたわけですが、ここで一斉に反転の動きとなりました。このままトレンド転換して上値を追うか一時的な反発に留まるかは世界的な政治・経済の動向次第ではあります。もちろん前者を望みますが、そうそう簡単には市場の不透明感は拭えませんね。
値下がり銘柄ピックアップ
直近で強い動きをしていた銘柄の反動売りが目立ちました。大相場を迎えて、値上がりした小型株を売り・大型株の調達に充てていることが推測されますね。
[6197]ソラスト が前週比-7.12%と2週連続でランクイン。騰がったぶんだけ激しく売られる動きは相変わらずですね。
[V]ビザ が前週比-4.56%と急落。[MA]マスターカードも同様に急落しました。機関投資家による資金の回転と云う見方が強いです。
[MO]アルトリア が前週比-4.20%。トランプ政権がフレーバー付き電子たばこを全面禁止する方針を示したことに拠る急落でした。[MO]アルトリア はフレーバー付き電子たばこの最大手JUULの大株主になっています。
これからの運用方針
運用方針に特段の変更はありません。
S&P500ETF積み立て用に入金した今月分の10万円、および [3591]ワコールの売却で得たおかねが現金のまま口座にあります。
- S&P500ETF はとっとと買い付けておけば良かったと後悔。月内には買付します。
- [3591]ワコールHD の売却で得たおかねは、タイミングを見て別の銘柄の買付に充てます。銘柄はおおむね選定を終えています。10月半ば頃までは堅調推移しそうな様相なので、待たずにすぐINすべきかどうか思案中です。
WaelthNavi は次週の内に全額出金して卒業しようと思っています。
なのでもう一度・二度・三度ガツンと下落が来るのだろうと踏んでいます。
ガツンと来ると云っても致命的なものは想定していません。それは買い場です。
出動できるキャッシュを増やして迎えたいものですねw
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