[8963]インヴィンシブル投資法人、自己投資口取得発表で+2,100円(+4.48%)の高騰!

[8963]インヴィンシブル投資法人、自己投資口取得発表で+2,100円(+4.48%)の高騰!

2018年12月12日、 は、自己投資口取得およびその消却を発表しました。

翌13日の本日、同投資法人の投資口価格は、前日比+4.48%とJREIT銘柄にしては珍しい急騰を示しました。

 
 

JREITで自己投資口取得の実行は初体験

JREITの投資法人が自社の投資口を購入すること、すなわち上場企業の自社株買いに相当します。発行済みの投資口数が減少することにより1株あたりの利益が増え、すなわち1株あたりの分配金が増えることになります。

JREIT銘柄をいくつか保有していますが、今まで増資で希薄化する銘柄はあっても、自己投資口取得を発表するJREITは初体験です。調べると、自己投資口取得は、2017年に [3298]インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 がJREITで初めて実施して以降、じわじわと普及しているようです。(「自己投資口取得とは」-投資信託の投信資料館

同投資法人は、自己投資口取得の理由を以下のように綴っています。

1. 自己投資口の取得を行う理由
本投資法人は、これまで成長性と安定性を兼ね揃えた強固なポートフォリオの構築を通じて、投資主価値の強化に努めてまいりました。一方、本投資法人は、1口当たりNAVや分配金利回りをはじめとする経営指標を包括的に検証した結果、本投資法人の投資口価格は割安な水準で推移しているものと考えています。かかる状況を受け、本投資法人は、投資主価値を向上させるための手元資金の活用方法について種々の検討を重ねた結果、投資口価格が割安に推移している現在の環境下においては、自己投資口の取得及び消却を通じ、1口当たり分配金の水準を向上させることが、投資主価値の向上につながるものと判断しました。本投資法人は、自己投資口の取得及び消却が、1口当たり分配金の上昇につながるとともに、1口当たりNAVも改善することを期待しています。

投資法人自身が「投資口価格が割安に推移している」と捉えているわけです。

40億円の自己投資口取得の効果

今回の自己投資口取得は、86,000口、40億円をそれぞれ上限として実施するとしています。想定投資口価格は46,511円/口となりますね。

総発行投資口数の1.5%にあたる取得と消却に相当します。分配金の増額も試算上では1.5%上昇するとしています。

自己投資口取得発表の前後で見ると、投資口価格の前日終値46,900円は、本日終値49,000円となり、4.48%もの上昇を見せました。

前日終値に対して自己投資口取得をしない場合の分配金は3,213円でその分配金利回りは6.85%でした。そして自己投資口取得発表後、本日の終値49,000円に対する3,261円の分配金利回りは6.66%です。

分配金の上昇以上に投資口価格が動いたことになります。投資口を発行する投資法人自身が「投資口価格が割安に推移している」と判断して行動したことの安心感こそが価格の動きにつながるのでしょう。

夏に400億円を超える増資をしたばかり

実は同投資法人は、今年の夏に400億円超の増資を発表したばかりでした。

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400億円超の増資で投資口価格を-4.21%下げて、40億の取得と消却で+4.48%上げる。

なかなか良い具合に投資口価格に配慮してくれているなあと思います。

増資があっても、今回のようにバランスよく投資口価格を制御してくれるなら、今後も安心してホールドで良いのかなと思っています。

 

 

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