[7621]うかい X’masディナー2018

[7621]うかい X’masディナー2018

We wish you a Merry Christmas♪We wish you a Merry Christmas♪

どうもどうも。家系は葬儀賑やかな天台宗、きほん、神仏相当の存在は己の胸の内にしかいないと思う無神論者の千鳥足です。こんばんは。

クリスマスは今年も が運営する横浜うかい亭でクリスマス・ディナーを頂いてきました。

 
 

2018 横浜うかい亭 クリスマス特別ディナー

横浜うかい亭では、毎年12月23,24,25日の3日間に限り、クリスマス・ディナーを提供しています。この期間はメニューもクリスマス・ディナーだけになります。

オマール海老 キャビアと共に

真ん中にキャビアをこんもり載せたオマール海老のテリーヌ、その周りにプリップリのオマール海老と野菜たち。

テリーヌにはオマール海老の味噌がふんだんに使われています。オマール海老の味が濃厚で、うまいです。

フォアグラのソテー 洋梨のキャラメリゼ添え

昨年はメニューから消えていたフォアグラのソテーが復活していました。

黒焦げに見えるのは写真のせいかしら?と思わせて、直接見ても一見黒焦げな感じでした。味わいは全然そんなことなくて、ふっくらねっちょりで美味しいんですけどね。見栄えがイマイチじゃね。

フォアグラはちっとずつ惜しんで食べるのがイヤなので、もう少しボリュームが欲しい。

洋梨はスカスカ・じゃりじゃりしていてあまり好きな食べ物ではないのだけど、このキャラメリゼされた洋梨は瑞々しくてそして味もよく沁みていて美味しかったです。

フォアグラと洋梨をちょっとずつ切って、2つをフォークでぶっ刺して食べる。美味。

白トリュフのリゾット

でっかいお皿の真ん中の窪みにリゾットをちょいちょいとよそって、そこへ稀代の宝物の如く豪奢な器に仕舞われた白トリュフ様が登場し、シェフが目の前でリゾットの上に白トリュフ様を削り落としてくれます。

トリュフの香りを嗅ぐと、僕はいつも「蠱惑」という言葉が浮かびます。

「蠱惑」という言葉は谷崎潤一郎御大が愛した単語で、「痴人の愛」でも主人公が白人女性の腋臭に「蠱惑」を感じたりする。白トリュフとはそういう類の一種狂的なものなのです。

黒トリュフのパイ包み焼きスープ

あっつあつの器にこんもり張ったパイ生地を破ると、熱せられ閉じ込められた黒トリュフの香りがあふれてくる逸品。

白トリュフからの黒トリュフ、白人女性の腋臭のあとに黒人女性のそれかと云うコンボ攻撃です。

パイ生地をスープに落としてヒタヒタにして熱々スープと一緒に啜ると…、一撃で火傷しました。めちゃ熱い。

昨年はこのスープの中にフォアグラが入っていたのですが、今年は牛肉でした。フォアグラはソテーで、スープには牛肉、こちらのほうが良いと思います。

タラバガニのヴァプール

みなさんヴァプールって何かご存知ですか。僕は存じ上げません。キリッ。

今さらのように調べてみたら蒸気の意味で、フランス料理で蒸し料理の総称だそうです。つまり「蒸しタラバガニ」と云うことですね。

鉄板の上にミネラルを含んだ塩をたんまり敷いて、その上で蒸したタラバガニ。なので「タラバガニの塩蒸し」でも良いかも知れません。

タラバガニをがぶりとかぶりつきたいところですが勿体ないので切り分けて、フォークで刺し、カニ味噌の出汁が効いたクリームソースをナイフの腹で塗りたくり、よおく絡めて大事に頂きます。プリンプリンにしてジューシー。うまい。

うかい特選牛のペッパーステーキ

メインはうかい特選牛のステーキです。

片面に粗挽き胡椒をひっつけて焼いたステーキ。焼き加減は「おまかせ」。いい感じのレア感。

噛むと胡椒のガリガリした食感が面白く結構スパイシー。赤ワインのソースが少量でもかなり濃厚なのでちょっとずつ付けて食べる。

奥に盛られた白いものはポテトと見えて実は百合根。とろおりしていてめっちゃ甘い。

クリスマスデザート

いちごのパフェ。甘いいちごがたっぷり。

以前はシャンパンをたっぷり掛けた大人向けパフェが定番でしたが、甘いパフェです。

正直言うと、口内に残っていた肉やタラバガニや白トリュフの味わいが、いちごと生クリームで上書きされていくのが惜しい。もう小一時間反芻してからデザートにしたいところなので、食事からデザートの間に、休憩&うたた寝時間でも設けてくれたら本望です。

コーヒー・小菓子

小さな菓子がひとり4つずつ。左から生チョコ、抹茶のクッキー、フランソワーズのマカロン、カリカリなキャラメルが載ったパイシュー。

もうお腹いっぱい勘弁して。

ちなみに「コーヒー・紅茶どちらにされますか」と訊かれますが、「カプチーノ」「エスプレッソをダブルで」とわがまま言ってもなんら問題なく応じてくれるのですが、なんだか通気取りしてるぽくて嫌なので最近は「コーヒーで」と答えています。

以上、クリスマス特別ディナーのお料理たちでした。

気になる料金。お値段は?

クリスマス・ディナーのお値段を云々するだなんて野暮ですが、「おかねまみれ」と云うタイトルのブログなので、おかねの話をしないわけにはいきません。

本日のお会計は52,270円

  • ノエルディナー 21,600円 2つで43,200円
  • 黒ウーロン茶 860円
  • 生ビール 1,080円 2つで2,160円
  • グラスワイン 1,300円

税込価格の小計47,520円に10%4,750円のサービス料がついて、合計52,270円。

ディナーの単価が昨年よりも少し値上がりました。

材料費・人件費ぶんはどんどん価格転嫁するがよろし

材料費・人件費騰がっているのでやむを得ないよね~と言って出掛けましたが、昨年なくなったフォアグラのソテーが復活した上での値上がりなので、ええ~材料費・人件費の高騰分は大丈夫なの?と、株主らしい心配もしてしまいます。上期時点で人件費の増加などが理由で赤字になっていましたしね。新卒採用110名に加え新店舗の出店もしていたので、まあそうなりますよね。

量や質を落とすくらいなら、価格にきちんと乗せて、これからも継続的に美味しいお料理を提供して欲しいと願う企業であります。無理して価格据え置きなんかしなくて良いので、いつも美味しいものをください。

会計のときに、来年のクリスマス・ディナーも予約して帰宅。

ごちそうさまでした。

 

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