我が家の資産構成について考える。無リスク資産をリスクの海原へ…!

我が家の資産構成について考える。無リスク資産をリスクの海原へ…!

先日、今後の生活と資産運用の在り方について家族会議を開催しました。昨年末来高まっているキャッシュ・ポジションをどう今後の生活に活かそうかと云う話と、目先数年の間の高額出費の目算に関する話がメインです。

住宅ローンの繰上返済に踏み切ったのも家族会議の成果でした。

住宅ローンの繰上返済、ライフプランを考え返済する

今回は、家族会議の中のテーマのひとつ、『余裕ある現預金の資産を一部適正な利金が付く金融商品に換える。』の内容について整理しておきたいと思います。

千鳥足家の現在の資産配分

現在の資産配分です。

リスク資産の分散具合の散らかしっぷりはおおきな問題ではありません。
リスク資産と無リスク資産の割合が課題でした。

現預金の構成比率を落として、適正な利金のつく金融商品に換えたい。
何故なら、これだけの割合の現預金があっても、使い道が無いからです。
遊ばせておくなら住宅ローンの繰上返済をもっと進めたほうが良いです。繰上返済せずに置いておくなら、投資にまわして殖やすことをしなければ無意味です。

千鳥足家が目指す資産配分

目指す資産配分を以下のように考えました。
ここでも重要なのはリスク資産と無リスク資産の割合です。それでも、リスク資産内の分散具合は自分なりにあれこれ考えてみました。

国内債券をそのままに、現預金の構成比率を下げて、その分をリスク資産にまわしたいと思います。リスク資産と無リスク資産の割合は、おおよそ50%:50%になります。

リスク資産の内訳はかなり恣意的に決めています。
決めた枠の中で、いまある保有額に対してどれだけ増やしたいか減らしたいかが検討の軸でした。

資産構成の移行の仕方

資産配分だけ決めてもなかなか行動に移せないので、具体的にどうするかを練っていきます。

方針は、ざっくり整理すると以下2点です。

  • 現預金・国内株式の割合を合計20%程度減らす。
  • 代わりに、先進国株式・先進国債券・新興国株式・新興国債券を増やす。

おおよそ1年ほどかけておおよそ1600万程度を動かします。
焦らず慎重に移行していきます。

国内株式(-4%)

国内株式は現状の890万から550万程度まで、約340万減らします。
この資産クラスの存在意義は、我が家においては「安定のインカムゲイン」あるいは「新興株式的な値上がり」です。

大半が個別株なので、個別株を売却しながら減らしていきます。「毎月配当」エリアよりも「アクティブ」エリアの個別株を中心に減らします。
売却はおおよそ2019年3月末くらいまで時間をかけて、ゆっくり進めます。手放しても良い個別株について、手放しても良い価格で長期の指値を入れておくこととします。

先進国株式(+11%)

米国株を中心に、現状の720万から1580万程度まで、約860万増やします。
この資産クラスの存在意義は、我が家においては「安定のインカムゲイン」と「安定のキャピタルゲイン」です。

つみたてNISAやiDeCoなど、毎月の積み立ては先進国株式の投信を中心としているので、積み立てだけでも年間90万は増える見込みです。つまり1年後を目標とする場合、投信以外では、860万 – 90万で約770万増やすことを目指すことになります。

投信の積み立て以外の範囲では、米国株式のETFを中心に増やしていきます。
米国株式の個別銘柄も保有しますが、現状以上には増やさないことにします。何かを買う場合には何かを手放すと云うことです。

つまり米国株式の増分は、ETFの買い付けにより行います。
以下のETFたちで構成することを考えています。

どのように構成し、どのように買い付けていくかは、もう少し考えます。

新興国株式(+2%)

現状の40万から240万程度に、約200万増やします。
この資産クラスの存在意義は、我が家においては「いずれ訪れるキャピタルゲイン」です。

現状の新興国株式の保有状況は、iDeCoの一画に少々、各種投信やWealthNaviの一画に少々と云った程度です。ほんとうはベトナムとかインドとか、個別の国をターゲットにして投資したいです。感覚的には、労働人口の増加が予測される新興国に投資する投信「iTrust新興国株式」のようなスタンスで投資したいです。どうしたら良いか、もう少し考えます。

先進国債券(+5%)

現状の280万から720万程度に、約440万増やします。
この資産クラスの存在意義は、我が家においては「そこそこの分配金利回り」と「安定した値動き」です。

先進国債券はこれまで主に [1677]上場インデックスファンド海外債券毎月分配ETF を用いてきました。でも円建てで値動きを見ることになるので、為替変動が混ざってしまい値動きを掴みづらいのが難点です。また債券は、いざ暴落!と云うときの買い付け原資となることを期待したいものですが、売却と円転のタイミングをずらすことができず不便を感じることがありそうです。

なので、今後は米国のドル建てで総合債券ETFもしくは生債券を用いようと思います。
総合債券は以下のETFあたりを考えています。

生債権は、米国債券であるとか、社債であるとかを考えています。

どのように構成し、どのように買い付けていくかは、もう少し考えます。

新興国債券(+1%)

現状の150万から240万程度に、約90万増やします。
この資産クラスの存在意義は、我が家においては「高い分配金利回り」です。

構成比率としては僅かなので、現状のまま [1566]上場インデックスファンド新興国債券 を買い増す方向でいきます。ひょっとしたら今が買い時なのかなあ。

具体的な作戦はもっと練る必要があります

以上のように現状では「もう少し考えます」だらけ方針です。
具体的な作戦はまだまだ練っていく必要があります。

今回はまだ、今後こんな方向で進めていくよ宣言です。
少しずつ具体化しながら進めていき、途中で間違ったと思ったら恥ずかしげもなく堂々と路線変更したいと思います。

資産運用方針カテゴリの最新記事