つみたてNISA期限延長のニュースは朗報と言えば朗報だけど、当たり前と言えば当たり前で、たいして気にしていませんでした。
「つみたてNISA」は2037年末までに始めれば20年間非課税になるよう期限を延長。確定拠出年金は企業型を70歳、個人型(iDeCo=イデコ)は65歳までに。「貯蓄から投資」を後押しします。
▶つみたてNISA延長へ いつ始めても非課税20年https://t.co/az0Ut2yXhI pic.twitter.com/OYpbVujVGr
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) November 21, 2019
でも上の日経新聞の記事のリプ欄がカオスと聞いて覗いて見たら、ほんとうにカオスでした。詳細は省略します。
リプ欄がカオスと聞いて見に来ましたが本当だ…。まるで投資を始める前の自分を見ているようだ…。
— 千鳥足@投資初心者 (@chidoriashi_sh) November 26, 2019
投資を毛嫌いする前に、まず「よう知らん」てことを素直に認めよう
わたくし千鳥足も40代の半ばまで投資とは無縁に生きてきましたので、投資を毛嫌いする気持ちは分かるんです。
僕が40代まで投資・資産運用と無縁の生活を送った理由と、その転機。
僕が投資に手を染めずに半生を過ごした理由は主に以下の3つです。
- 投資をするおかねが無い!
- 投資なんて胡散臭いと毛嫌いしていた!
- 投資について無知だった!
3つの内最初の2つは言い訳ですね。3つ目が本質です。そう、僕は投資について「よう知らん」かったのです。
投資について無知な人が抱く投資のイメージ
投資について無知な人が抱く投資のイメージは、以下のような感じだと思います。
- 金が余ってる金持ちが
- 大金を注ぎ込んで
- 一か八かの賭けをして
- 人生棒に振るほどの損失をこうむったり
- 人生変わるほどの莫大な利益を得たりする
- ギャンブルそのもの
もちろんこういう投資家もいるんです。莫大な利益を得たり損失をこうむったりする人がクローズアップされて目に付きますよね。
でもこう思っているのなら、「よう知らん」状態なのだと思ってください。
つみたてNISAが想定する投資のイメージ
実際の個人投資家は、それこそつみたてNISAでコツコツ貯めようと思う投資家、政府がつみたてNISAの利用者として想定している投資家は、そういう類の投資家ではありません。
つみたてNISAは以下のような投資家および投資スタイルを想定して設計されています。
- 一般的な稼ぎの家庭が
- 節約して残った収入の一部を
- 自分の許せるリスクの範囲でつみたてて
- 短期で見れば目減りするリスクはあるけれど
- 長期で見れば預貯金よりは旨い利益を得られるだろう
- おかねを殖やすための堅実な手段
投資なんて胡散臭い!貯蓄から投資へって国の陰謀か!なんて言わずに、まずはつみたてNISAでも始めてみて欲しい。
「よう知らん」と認めて始まる冒険
よく知らないことを知ったかぶりして貶めたり、怖がって近寄らなかったりする内は何も変わりません。
ただ一度「よう知らん」と認めてみると、投資を毛嫌いする頑なな気持ちが溶けて、
「うああ、ほんとうに何も知らなかったんだなあ!」
と笑っちゃうほど知らんかったことに気付きます。
既知と思っていた空間に未知があふれて、このとき冒険が始まります。
投資の手始め、何から始めたら良いか
わたくし千鳥足の記憶では、これがかなり悩ましかったです。だってついさっきまで「投資なんて胡散臭い!」と思っていたのですから、当然ですよね。
おかねに働いてもらうイメージを確立する
面倒くさがりには嫌われてしまうかも知れませんが、最初に読書をお薦めします。どれか一冊でも良いと思います。本屋さんで表紙や帯の煽りや目次を眺めて、自分に合いそうなものを一冊選ぶと良いですね。
僕自身は、最初にロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん・貧乏父さん」を読みました。
事業を興すことを勧める本なので、単なる株や投資信託と云った「投資」とは掛け離れた内容もあり、「読みたいコトと違う」部分もたくさんありましたが、それ以上に残るものがありました。
- おかねに働いてもらうと云う発想
- 欲しいものを買うときはすぐに買わずに、まず投資をしてそこで得た利益を使って(元本を減らさずに)買うと云う発想
おおきくはこの2点ですね。
具体的な投資の進め方と云う意味では役には立たない本ですが、投資をすることの意義とか、投資の必要性とかを掴むのに良い本だと思います。
つみたてNISAを始める
そこ一足飛び?!と思うかも知れませんが、マインドとしてはこれでOKです。
株だとかFXだとか妖しさに惹かれる世界はたくさんありますが、まずはつみたてNISAを始めてみたら良いのです。iDeCoが良いのか?つみたてNISAが良いのか?迷うかも知れませんがまずはいつでもやめることができるつみたてNISAがおすすめです。
【初めての投資・資産運用】まずはつみたてNISAを始めてみよう!
つみたてNISAでどんな商品を選んだら良いのか、商品である「投資信託」が投資している株式や債券やREITとは何なのか、判らないことはたくさんあると思います。
でも、すでに「よう知らん」と認めたあなたは無敵です。知らないことは知れば良いし、ともすれば知らねば!と云う使命感に燃えているかも知れません。
幸い先人たちが残してくれたブログの記事にたくさんの有益な・無料の情報がネットにはあふれています。上にリストアップした書籍群の著者様たちがネットには無料で公開してくれている情報を有り難く読み漁るのが良いと思います。
今のわたくし千鳥足ができること
未だ投資初心者である僕ですが、投資信託に始まり、今では株式・債券・REIT、それぞれのETF、FX と色々やっています。投資をこれから始めようと云う方、始めてまだ間もない方々に僕は何をできるだろうなと思い、自分が投資を始めたばかりの頃に思いを馳せてみました。
先人たちが何に・どれだけ投資しているのか、めっちゃ覗いていましたっけ。
投資を始めたばかりの頃、僕は先人たちのブログを読み漁り、「アセット・アロケーション」なるものを一所懸命考えていました。先人たちの「アセット・アロケーション」を参考に少量のパーセンテージを調整しては、これが理想だ!いいや此処が違う!と云うようなことに悩んでいました。いま思うとちょっと可笑しい 笑。その後個別株に手を染めてからも、人様がどういう銘柄をどういう規模で運用しているのか、淡々と運用しているように見えて一体どういう損益の状態でその「淡々」としたさまを保てているのか、などについて興味津々で、先人の方たちのポートフォリオを探して凝視していました。
結果「アセット・アロケーション」も「ポートフォリオ」もまるまる真似をしたと云うことはありませんが、買おう!と思った銘柄を先人たちがすでに保有し語っていてくれたりすると妙な安心感がありましたっけ。
自身のポートフォリオやその規模をそのままブログに表すことは危険だし下品なことかも知れないけれど、それでもひょっとしたら誰かの役に立ち・判断材料になっているかも知れないと思い、銘柄やリスク資産の額などは隠さず、これからもそのまま残しておこうと思いました。
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