僕が40代まで投資・資産運用と無縁の生活を送った理由と、その転機。

僕が40代まで投資・資産運用と無縁の生活を送った理由と、その転機。

 

わたくし千鳥足、恥ずかしながら、2016年夏までの40数年この方、投資や運用とは無縁に生きてきました。
なぜ無縁に生きてきたのか、どのような経緯で始めるようになったのか、お話します。

 
 

投資や資産運用と無縁に生きてきた3つの要因

投資や資産運用と無縁に生きてきたのには、3つの要因があるように思います。

  • 単純に投資に回すようなおかねが無かった。
  • 株や為替の取引を白い目で見て毛嫌いしていた。
  • 勉強するのが面倒でやり方が分からなかった。

※3つ目の要因に思い当たったとき、「おれ可哀想だな…」と素で思いました。

投資をしなかった理由「おかねが無い」!

ほんとうに、おかねがさっぱり貯まりませんでした。

嫁と共働きの・ダブルインカムの期間が長くありました。収入は十分にあったので、生活は余裕がありました。いつの間にか生活が贅沢になっていました。僕自身も、家計の管理もろくに機能していないのを良いことに、仕事の立替経費とうやむやにして、相当な浪費をしていました。嫁もまた外食三昧・旅行三昧な生活に慣れきっていました。

いざ嫁が仕事を辞めてみると、みるみるうちに貯金が消え・嫁の退職金も底が見え始めました。喧嘩も絶えなくなりました。

貯蓄が目減りしていく期間、「貯金もできないのに投資する金なんかあるかよ!」と思っていました。

投資を始める少し前から家計の管理を始めるようになりました。投資を始めてからはいっそうおかねの大事さが身に沁みて(ここ大事)、家計管理はさらに進歩し改善もやはり少しずつではありますが進んでいます。

投資をしなかった理由「株や為替の取引を毛嫌いしていた」!

株や為替の上下動とその売買は、投機以外の何物でもなく、生産も創造も伴わない虚構的活動だよねとうそぶいて、毛嫌いしていました。仕事のさなかスマホで株や為替を覗いている者を軽蔑していました。汗水垂らして働いた収入にこそ価値があり、所謂「不労所得」なんてけしからんものだと断じていました。

いまでも「みんなが不労所得で暮らすことを夢見る社会の行く末ってどうなんだろう」と不吉に思う気持ちは拭い切れずにはいるのですが、とはいえ軽蔑する気持ちもけしからんと思う気持ちも消えました。元本保証という約束にしがみついて、ろくに利子もつかない普通貯金にだけおかねを預けているのは大変な機会損失であって、不真面目なのだと思うようになりました。

投資をしなかった理由「要するに無知だった」!

要するに、僕は何も知らずに毛嫌いしていたのでした。株の仕組みも、投資信託の仕組みも、ちまたでよく聞く「FXと云うもの」の仕組みも、僕はよく知りもせず毛嫌いしていたのでした。

少し勉強してみると、目から鱗の言葉があちこちに転がっているのでした。
まず「あなたはあなたのおかねを働かせているか?」と云う問いかけに衝撃を受けました。
BOOKOFFでロバート・キヨサト著「金持ち父さん 貧乏父さん」をつまみ読みして、いくつかのエピソードに感銘を受けました。

転機は来るべきときに来た

貯金の目減りに危機感を抱いて、家計管理と支出の引き締めに着手し、お金を貯めることに腐心し始めると、投資や運用に興味が湧いてきました。そんなとき、2016年の夏に勤め先より取締役就任を拝命し、社員としての立場からは退くことになりました。わずかながらも退職金が入ることになりました。

これを契機にと思い、まずは家計の外科手術的改善を図りました。住宅ローンの借り換え、生命保険の見直し、幾つもある銀行口座の整理整頓…。

退職金の一部が余りました。

住宅ローン借り換えの借り換え元・借り換え先両方の銀行から投資について勧誘を受けました。普通預金の金利が低いことは承知していましたが、定期預金ですらろくな金利がつかないことを知り、また投資信託の説明を聞き、もうこれは投資しかないのだと思いました。

その内の100万円だけ投資にまわすことについて、嫁の理解を得ようと説得を始めました。僕もついこの前まで一緒だったので人のことは言えませんが、嫁にはリスクのある投資に対し大変強い拒否感があります。さんざブウブウ言われました。投資にまわすくらいなら、そのおかねで旅行行こうよと言います。それでは駄目なんだ、投資して得たその成果で旅行に行くんだ、このまま使ってしまっては貧乏父さんなんだと言っても理解を得ること叶わず。

最後には、「俺の退職金なんだから100万円くらい自由にさせてくれ!」とお願いして了解を得ました。そうして僕の投資活動がちまちまと始まりました。

いざ投資するぞ!と思ったとき、銀行で説明を受けた投資信託を思い出しました。でもネットであれこれ情報を集めてみたら、そのファンドは元金を取り崩して分配金を出すようなファンドでした。信じられる情報、信じてはいけない情報は自分で取捨選択しなければいけないのだなと思い、以来、銀行窓口に相談しにいくことは止めました。

最初100万円だけで始めた投資でしたが、、投資信託、ETF、個別株式、米国ETF/個別株式と徐々に手を拡げています。

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いまや日本政府も「貯蓄から投資へ」と宣言して、つみたてNISAやiDeCoなど、初心者が始めやすい資産運用ツールを整備してくれています。

  • おかねが無いから投資なんてでいない!
  • 投資なんてどうせギャンブルだし、おかねは汗を掻いて稼ぐべきもの!
  • よく知らないけど投資なんてダメダメダメ!

こんなふうに思っているあなた、そう言わずにまずは投資に触れてみませんか?

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