昨年・2018年からスタートしたつみたてNISA、我が家では前年まで通常のNISAを使っていましたが、2018年からは夫婦そろってつみたてNISAに移行しました。
僕は「野村 つみたて外国株投信」1本。
嫁は「セゾン バンガード・グローバルバランス・ファンド」1本。
気持ちよく1本にまとめています。つみたてNISAはiDeCoのようにスイッチングができないので、シンプルに1本、全世界をカバーする投信を選びました。投資慣れしていない嫁のリスク許容度は、猫の額並みの小ささなので、債券をまじえた投信を選んでいます。
つみたてNISA、14ヵ月の積み上がり具合
つみたてNISAを始めて14ヵ月、さて、どれほど貯まりどれほど利益が出ているでしょうか?
野村 つみたて外国株投信
- つみたて額 470,000円
- 資産評価額 485,396円
- 損益 +15,396円(+3.28%)
セゾン バンガード・グローバルバランス・ファンド
- つみたて額 472,000円
- 資産評価額 480,832円
- 損益 +8,832円(+1.87%)
株式100%と債券まじりのファンドの相違
オール株式の「野村 つみたて外国株投信」が+3.28%、債券まじりの「セゾン バンガード・グローバルバランス・ファンド」が+1.87%と、いずれもわずかずつではありますが、利益が乗ってきました。
オール株式の「野村 つみたて外国株投信」と債券まじりの「セゾン バンガード・グローバルバランス・ファンド」の相違は、これから投資を始めようとしている方、iDeCoやつみたてNISAを始めようとしている方には良いサンプルになりそうな実録だと思います。
市場の好調時、オール株式のほうが期待リターンは高い
投資額自体がまだわずかなので金額そのものの差は小さいですが、14ヵ月の実現リターンは+3.28%と+1.87%と云うことで、「野村 つみたて外国株投信」が勝っています。
常にリターンが高いと云うわけではないですよ。いまはたまたま、市場が好調な瞬間だからと云う要素があります。
期待リターンが高いほうがリスク(ぶれ幅)が大きい
これは既に貼った両ファンドの積み上がり具合を示すグラフを見て頂ければ判ると思います。
市場が荒れた2018年10月から2018年末にかけての大荒れ感は、特に「野村 つみたて外国株投信」のほうを見ると明らかですね。積み立てたそばから、その額が速攻で含み損として消える、そんなときもありました。
そんな様子を見たあとで「セゾン バンガード・グローバルバランス・ファンド」のグラフを見ると、その落ち着き具合が目を引きます。もちろん「セゾン バンガード・グローバルバランス・ファンド」のほうも一時期含み損を抱えていましたから、決して凪の日だけではなかったのですが、「野村 つみたて外国株投信」と比較すると、ほとんど無風とすら見えるようです。含み損を抱えている時期は、「セゾン バンガード・グローバルバランス・ファンド」のほうがリターンが良い(含み損が小さい)時期もありました。
リスクの大小と云うのはこういうことですね。期待リターンが高い商品は、おおむねリスクが大きく価格の上下動が激しいです。いっぽうで期待リターンを幾らか犠牲にしながらも、リスクを抑えた商品と云うものがあります。
期待リターンが高くてリスクも小さい、そういうものが実在すれば良いのですが、まずもって無いと言って良いでしょう。
基本は株式100%、リスクが気になるなら債券をまじえる
つみたてNISAやiDeCoのようなツールを使ったつみたては、時間を味方にした長期のつみたてに使うのが最良です。長期で見たら、期待リターン高めの株式100%のファンドを選ぶのが基本ですね。
ただ、上のグラフのような「荒波」がストレスになりそうだったり、時間を味方につけられるほどの年齢じゃないんだと仰る方は、債券をまじえたリスク低めのファンドを選ぶのもアリですね。
どらが万人にとってBESTとかBETTERかと云うのは無くて、個人の感性と時間軸にとってどちらが向くか、と云う程度のことでしかありません。
投資を初めてすると云う方は、40歳前なら無条件で株式100%、40歳を越えているなら債券まじりも検討する、50歳越えているなら債券まじり、と云うのが個人的な目安として感じます。
つみたてNISA、始めてみたら?
投資未経験の方には、つみたてNISAから始めては如何?と勧めています。如何ですか?
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