新型コロナウイルスの蔓延から早や3ヵ月ほど。そして3月の底値からおよそ2ヵ月半。
振り返ればこの間の市場の変遷ぶりは凄まじいものでした。
サーキットブレイカー発動で毎日が運動会?のような騒ぎだった3月、
二番底来るぞ来るぞと言われながらゆるゆる騰がり続けた4月、
二番底前のめり派を愕然とさせる5月半ばからの鬼騰がり、
いまではどれも素敵な思い出です。思い出です(在校生一同)。
6月に入った現在では、日経平均もNYダウも暴落前の水準に近付きつつあります。そしてこれから来るかも知れない、超絶バブルアゲ or ウルトラ旋回二番底…?
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さて、この記事では、わたくし千鳥足がこのコロナショックに席巻された相場でいかに果敢に買い向かったか、そのドタバタな焦りっぷりと早漏っぽさをご笑覧いただきたいと思います。
我が家の資産は4つのエリアに分けて管理していて、それぞれに方針があります。
我が家の資産運用方針。資産運用の方針は、4つのエリアに分けて考える。
4つのエリアの内、毎月配当・アクティブ・つみたての3つのエリアがリスク資産に該当します。
それぞれのエリアごと、特徴のある買い向かい方になったように思うので、リスク資産にあたる3つのエリアごとに点検したいと思います。
検証コロナショック!毎月配当エリア
文字通り毎月の配当収入を得るためのエリアです。年間の旅行代金をまかなう配当収入を得ることが目的です。
新たな資金は注入しないと決めたエリアなので、コロナショックにおいても資金注入はせず、保有銘柄の入れ替えと云う形で買い向かうことになりました。
高値を維持していた債券ETFのBND を手放し、高配当株式ETFのSPYDを買い増すと云う作戦です。
1・2・300万!! ダーッ!! 毎月配当ポートフォリオの組替。コロナショックで高騰する債券ETF BND を売り、急落する高配当株式ETF SPYD を買い増してゆく。
SPYDを買い増したタイミングを日経平均とNYダウの推移にプロットしてみましょう。黒丸がわたくし千鳥足が計4回、SPYDを買い増したタイミングです。
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いかがでしたか?じゃねえwwww
気持ちは分かる、気持ちは分かるけれども、早えんだわ。そしてその後、微動だにできずに居る様子w
ひとつには、3月の暴落においては、債券ETFのBNDも一時的に急落したんですね。高値BNDと安値SPYDの入替という図式が一時的には機能しなくなりました。そしてご存知のとおりコロナショックにおけるSPYDの下落は凄まじく、買い増したロットがすぐさま含み損に染まりゆく様子を見て、以降はなかなか手出しできなくなってしまいました。
作戦は間違ってはいなかったのに、勇気が無かった。千鳥足のバカバカ。
検証コロナショック!アクティブエリア
余剰資金を自由に使うエリアです。特にルールもありませんが、もちろんおかねを増やすことが目的であります。
コロナショックの渦中においては、昨冬のボーナス・WealthNaviを卒業した資金・FXを退学した資金などを元手に買い向かいました。
どの時期からをコロナショックと呼ぶのが相応しいのか、その定義はこれからだと思いますが、わたくし千鳥足の鋭敏な感覚は、1月の下旬にはすでにコロナショックの気配を知覚(?)していましたので、その頃から呼ぶこととします。
この間に買い付けた銘柄は以下のとおりです。
- [6326]クボタ
- [7832]バンダイナムコHD
- [7621]うかい
- [7701]島津製作所
- [9020]JR東日本
- [COST]コストコホールセール
- [MSFT]マイクロソフト
買い付けタイミングを日経平均とNYダウの推移にプロットしてみましょう。黒丸がわたくし千鳥足が勇気をもってアクティブに買い付けたタイミングです。
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いかがでしたか?じゃねえwwww
まず1月末から2月頭くらいの買い付けが早すぎます。フェザータッチであッあッてなっちゃうくらい早すぎです。
1月末の時点で「コロナショック初動」とか言ってたの笑止ですねw
コロナショック初動で初心者らしいお買い物。まるで関係無い&急落すらしてない[COST]コストコを新規買付♪
そして肝心の3月中旬から下旬にかけての沈黙。ここで買い向かってなんぼだろう!と云う状況下での沈黙であります。
ひとつには「コロナショック初動」()で買い付けてしまったので、この時点で手持ちのおかねがあまりありませんでした。では、おかねがあったら買い向かえたか?と云うと、ぶっちゃけね、あんなん怖くて買い向かえなかったです。そしてその後の戻しの場面では今度は惜しくて買えないのです。惜しいと云う気持ちの実際は以下のような感じです。
- つい先週まであんなに安かったのに。こんな高値で買いたくないし…。
- 二番底が来るはず。二番底がきたら今度こそ買うんだ…。
まあ、4月以降ゆるゆると騰がっていくんですけどね。
検証コロナショック!つみたてエリア
毎月定額の資金を新たに注入していくエリアです。僕と嫁のつみたてNISA、iDeCo、[1655]S&P500連動ETFつみたて、それからアクティブエリアとつみたてエリアから得る配当収入を使った再投資を行っています。
早速、買い付けタイミングを日経平均とNYダウの推移にプロットしてみましょう。黒丸が各種つみたてにより自動・手動問わず買い付けたタイミングです。
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つみたてなので当たり前ですが、時間分散が働いています。この時間分散をみてどのような感想を抱くかは、人それぞれですね。
きちんと3月の底を捕らえることはできています。その代わり、高値でも買い付けています。
株式で最大効率を得る方法は、底値で一括投資をすることですが、それと比較すると多分に非効率ではありますね。ただ、わたくし千鳥足がアクティブエリアでやらかしているように、おかねがあれば底を待てずに買い付け、底ではおかねがなくなり、またあっても恐怖で買えないのであれば、実践できないことの好効率を云々しても詮無きことであります。
つみたてでコツコツと、株価の山谷をローラー式になぞっていくほうが、時間も気持ちの負担も浪費せずに済むかも知れません。
もっとも、時間も気持ちの負担もかかるところが、個別株の愉しみでありますけどね!
検証コロナショック!検証結果
ひとことでざっくり言えば、「コロナショックを活かせなかった」に尽きますね。
つみたてエリアでは底値での買い物もできてはいるけれど、つみたてエリアの買い物は1回1回が少額なのでおおきな効果は望めません。
2018年末の急落では二番底待ちで買い控えて、結局何も買えなかった悔しさがありました。その反省から、今回のコロナショックでは、ウイルスの騒ぎが始まった頃から、果敢に買い向かうのだと意気込んでいました。
その意気込みが裏目に出たと言えましょう。わたくし千鳥足は数パーセントの下落で「コロナショック初動」と勘違いして買い急ぎ、そして早々に資金が尽きて、ほんとうの底値ではほとんど動くことができなかった、永遠の投資初心者らしい下手っぴぶりでした。
永遠の投資初心者が丸裸で歴史的大暴落の市場に臨み、暴落前の打診的なチョイ下げフェザータッチであッあッてなってしまいました。無念。
次回こそは…!と云う気持ちも無いではありません。けれど正直、今回コロナショックのような暴落は、そんなに何度も味わいたくないものですね。
以上、コロナショックにおける行動の振り返りでした!
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