2020年が終わろうとしています。
この記事では、2020年の我が家の重大な出来事を5つ、おかねの面から振り返ってみました。
大晦日におかねの話かよ!そう思うかも知れません。でも、おかねまみれという表題のブログにおいて、おかねのことを含まぬ記事は書けない!という自分縛りの制約があります。この制約の中でおかねについて語りながら、実はのうのうと自分語りをする、そういうスタイルです。
2020年 我が家のおかねにまつわる5大事件
10個くらい事件を挙げたかったのですが、数を増やすほどにどんどん矮小なレベルに堕していき、とても文字に起こせそうになかったので、5つに留めることにしました。
順位は動いたおかねの大小に拠っています。
5位 嫁の入院と手術
2019年12月の入院に続き、2020年1~2月の期間、嫁が入院し手術を受けました。
2度の入院費と手術代の合計は83.7万円。
高い!高いのですけれども、救っていただいたことを思えばこれは圧倒的に安い。健康保険制度の有り難味を感じました。
さらにこの支出に対して、高額療養費制度による控除約26.0万円、健康保険による付加給付約32.1万円がありました。
83.7万円-(26.0万円+32.1万円)=25.6万円
2度の入院と手術が、個室の室料差額を含めて実質たった25.6万の支出で済んだという事実は衝撃でした。
術後の嫁の経過は素晴らしく良く、以前に増して健康を得た嬉しさもあって、日本の健康保険制度の充実に感謝しました。
そして2度の入院と手術は、我が家にまあまあ良い変化を生みました。幾つかある変化のうちの最大は、夫である僕が以前よりも家事に参加するようになったことでしょうか。
結果的に見ると、この2度の入院と手術は、我が家にとって良い転機となったように思います。
嫁が一週間入院しました。かかった入院費用と30年ぶりにもらったラブレター
4位 銀婚式プレミアム旅行ほか旅行
2020年で結婚25周年、銀婚式でした。
コロナ禍中ではありましたが、企画していたとおり、銀婚式プレミアム旅行と称して沖縄に出掛けてきました。銀婚式プレミアム旅行のお代は91.9万円。
その他、幾つかの旅行に出掛け、2020年は旅行に146.9万円を費やしました。
この内の大半は「毎月配当」エリアで得た配当収入が元手となる「目的別貯蓄」が原資ですが、銀婚式プレミアム旅行には別途50.9万円を家計より支出しています。
沖縄は天気がいまいちだったのが残念でした。
【配当金で旅行しよう】結婚25周年プレミアム記念旅行!ハレクラニ沖縄で新婚旅行以来のハレクラニ再訪でした。
3位 車の購入
車のエアコン不調(他にもエンジンオイル漏れ・電気系統の不調など幾つか)をきっかけに、車を買い換えました。
購入は2回払いとして初回払いのぶんを支払い、ほか一時的に利用した短期カーリース代、任意保険の費用、コーティング代などを合算すると432.7万円ほどが車の購入費用として飛んでゆきました。
次の愛車 レクサスNX を買った話。選んだ理由、選んだオプション、見積り額と支払い方など。
新しい車はいまのところ大満足です。
一点、不満を挙げるとすれば、「よく同じ車に出会う」ことくらいですかねw
納車以降、週末は毎週のようにドライブに出掛けています。
2位 保険の解約
僕の生命保険と、嫁の個人年金保険を解約しました。
掛け捨ての生命保険の返戻金は払ってきた額の10%チョイの75.2万円、払込期間終了間近であった個人年金保険の返戻金は払ってきた額をやや上回る447.0万円になりました。合計で522.2万円の臨時返戻があったことになります。
生命保険の切替は、家計の成熟によって「僕自身の健康におかねを払う価値は無くなってきた」という、言葉にするとなんだか残念な気持ちになる状況を認識したことが始まりでした。保障減らした直後に病気になったらすっげえ後悔することになりそうなので、健康に気を付けて暮らしています。
【生命保険の見直し】正月休みに生命保険の切替を検討してみた。家計の成熟とともに必要な保障は漸減する。
なお、生命保険は解約したあと、共済に加入しました。受け取った返戻金は、株の購入に充てました。個人年金保険の返戻金は、嫁の意思を尊重して、半分を現預金として取り置き、半分を株の購入に充てました。
1位 コロナショック!
第一位はなんと言ってもコロナショックでしょう!
連日のサーキットブレイカー発動に少年のような心でキャッキャした日々、あれは間違いなく「異常」でした。
2/23(日)時点で4,454万あった我が家のリスク資産は、1ヵ月後の3/22(日)時点では3,221万まで、およそ1,230万円削られていますからね!!(*゚∀゚*)ムッハー
このとき僕がどんな心境で居たかと言えば、まず第一に、個人的には未体験の「暴落」に興奮していましたね。テンション高めで嬉々としている様子の呟きが多々残っています。
もちろんそのいっぽうで、「参ったなァ」とも思っていました。けれどそれは想像以上に冷静な「参ったなァ」であって、絶望もしなければ命の危険も感じない、至極客観的な「参ったなァ」でありました。例えるなら仕事上で納期間際に品質不良わんさか出てきて、自ら指揮に入らなきゃいけないような事態が生じたときの「参ったなァ」とレベル的には似ています。
冷静に居られたのは何故でしょう?
株価回復には数年は掛かるのだろうな…とは思っていました。けれどあくまでも新型コロナウイルスの蔓延という事象さえ排除できれば、経済も市場ももとに戻り、世界経済は右肩上がりに復すのだという確信は失わずに居ました。加えて、リスク資産と無リスク資産は50%:50%程度に分散できていて、生活していく上で必要な資金は確保してあります。
株価回復を待てる環境を作れていたことが冷静で居られた理由ですね。
幸いにも僕の想像は外れて、株価は大変速やかに回復しました。それに伴い我が家のリスク資産もなんとか額および評価損益の両面で2019年末の水準を回復しています。仕事は緊急事態宣言直後にわずかなドタバタがあったものの、基本的には順調で収入への影響はありませんでした。2020年の範囲に限って言えば、我が家にとってのコロナ禍とは、「リスク資産を一時的に激しく縮退させたヤツ」というレベルで済みました。大変有り難いことです。
家庭の変化で言えば、夫婦2人で過ごす時間が増えました。この状況がこの先いつまで続くのかはまだ読めません。いずれにせよ、いまこのとき貴重な時間を過ごしているのだということを認識しながら、この状況を積極的に味わい尽くすつもりで過ごしています。
検証コロナショック!コロナショックにおける取引きの振り返り。早漏投資家はいかに買い向かったか。
2020年の振り返り
こうしておかねにまつわる5大事件を挙げてみて思ったことは2点。
- まあまあ波瀾万丈な一年だったな。
- おかねにまつわる5大事件は、まんま2020年の生活5大事件そのものだな。
こんなところです。
波瀾万丈ではあったけれども、仕事はトラブルが少なく例年と比較してのんびりでした。なので割と時間たっぷり、ゆっくりした一年間だったように感じます。
2019年末にまさか2020年がこんなことになるとは一切想像していませんでしたから、これから来る2021年がどのような年になるかなんて、まだ誰も想像ができませんね。どんな年になってもしっかり目を見開いて受け止め、しっかり味わい、出来得れば愉しみたいなと思います。
以上、2020年大晦日の記事でした。みなさま、良いお年をお迎えください。
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