SBI証券に移換することに決めた個人型確定拠出年金、改めてこれから加入者として掛け金を拠出することとなり、毎月の掛け金を幾らにしようと思い悩んだのがきっかけでした。
- 毎月の掛け金はいくらにしよう。
- 60歳になったとき幾ら積み上がっていたら嬉しいかしら。
- 60歳になるまでの間、我が家ではいくらのおかねが必要なのかしら。
- 60歳になって以降、さらに65歳になって以降、我が家ではいくらのおかねが必要なのかしら。
毎月の掛け金をきっかけに、思いがけず僕および我が家のライフプランに思いを馳せることになり、ちょっと悶々としすぎて疲れました。
さてそのライフプランの詳細はまたいずれ記事にするとして、そのときに困ったのが、そもそも老後の年金収入がいくらもらえるのだか分からない。と云うことでした。「ねんきん定期便」とかってハガキが着ていた記憶はあるけれど、べろんと剥がしてぺろんと斜め読みして終わりだったので、なにも記憶していません。
そこで、日本年金機構の「ねんきんネット」でユーザIDを取得し、将来の年金収入額を確認してみました。
日本年金機構の「ねんきんネット」に申し込む
年金の見込額の資産はお手軽に
ユーザIDさえ手に入れてしまえばあとは簡単です。
過去および現在の保険料納付額をもとにした見込み額の試算は、ログインしたあと3回ほどマウスをクリックすれば出てきます。それとは別に、諸々こまかな条件を指定して試算することもできるみたい。
僕自身の年金見込み額が一般に照らして多いか少ないのかは知らないけれど、感想としては、ほおん、まあこんなものか?と云う程度の額。節約して暮らせばまあなんとかなるのじゃないかしらね。ちっとも節約できない我が家ではありますが!
保険料納付の記録を眺めるのは案外感慨深いものがある
ねんきんネットでは、これまで納めてきた保険料の記録を見ることもできます。
これまで納めてきた保険料の総額を見ると、それなりに大きな額に積み上がっており。え、ちょっとナニコレ、これ何歳まで生きて年金もらい続けたら元が取れるの?!というセコい気持ちにさせられる。せめて自分で納めた額のぶんだけでも、取り返してからでないと、悔しい思いで死ぬに死ねない気がするので健康に気を付けて長生きしたいと思います。
保険料を納めてきた記録は、昔の記録から直近の記録まで、標準報酬月額として月単位で見ることができます。この推移を眺めていたらほろ苦い記憶も幾つか湧いてきて、うへえと思いました。
- 19歳の春 160,000円
- 20歳の春 150,000円
- 21歳の春 150,000円
- 22歳の春 180,000円
- 23歳の春 320,000円
- 24歳の春 440,000円
- 25歳の春 410,000円
- 26歳の春 530,000円
- 27歳の春 300,000円
- 28歳の春 340,000円
- 29歳の春 470,000円
- 30歳の春 380,000円
- 31歳の春 310,000円
- 32歳の春 410,000円
- 33歳の春 440,000円
- 34歳の春 470,000円
- 35歳の春 470,000円
- 36歳の春 500,000円
- 37歳の春 500,000円
- 38歳の春 500,000円
- 39歳の春 500,000円
- 40歳の春 530,000円
- 41歳の春 560,000円
- 42歳の春 590,000円
- 43歳の春 620,000円
- 44歳の春 620,000円
グラフにしてみた。
真夏の暑いさなかを自転車でアルバイトに通った19歳。
結婚資金欲しさに飛び込んだ条件の良いやくざな会社、23歳。
うなぎのぼりの評価、26歳。
「人生金じゃない」と言って転職に踏み切った27歳。
週のほとんどを職場で過ごした29歳。
管理職になり残業代がもらえなくなった31歳。
36歳以降の4年の停滞期とそのあとの伸び。それはそのまま景気動向に符号していて、自分の履歴が浮薄に見える気がして怖い。
転職すると告げたとき、夕陽差す小さな会議室、副社長と云う肩書の兄さんに長々と拘束されました。「急に収入さがったら生きていけないよ?結局、人生は金だよ?」と云うその方に、「僕の人生は金では決まりません。」ときっぱり答えた僕が、いま「おかねまみれ」というタイトルのブログをネットの片隅で綴って独り愉しんでいると云うおかしさ。
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