【確定申告】ふるさと納税で寄附したおかね、確定申告書の記載方法

【確定申告】ふるさと納税で寄附したおかね、確定申告書の記載方法

年に1度の確定申告、折角色々なサイトを調べながら申告書を作成したのに、1年も間が空いたら憶えてるわけないよ!と云うみなさんと何よりも僕自身のために備忘録を残しておくこととしました。何よりも僕自身のための備忘録なので、僕自身に関わりのある範囲でのまとめになります。

今回は、みんな大好き、ふるさと納税ぶんの確定申告書の記載方法です。

ふるさと納税ぶんの確定申告のポイントは以下3点です。

  • ふるさと納税の申込先が5自治体以下で、他に確定申告の必要が無ければ確定申告不要。(ワンストップ特例制度の申請が必要)
  • 不安に思うことは無い。超簡単なので喜んで6自治体以上に寄附して、確定申告すべし。
  • 準備する書類は、各自治体からの返礼品と一緒に届く「寄附金受領証明書」のみ。
 
 

ふるさと納税のワンストップ特例制度を使えば確定申告は不要

ふるさと納税の申込先が5自治体以下で、全自治体に対しワンストップ特例制度の利用を申請していれば、確定申告は不要です。何もしないで居ても、翌年の6月以降の給与明細から税金が控除されます。

確定申告が必要な場合

6自治体以上に寄附する場合、あるいはワンストップ特例制度の利用を申請し忘れた場合には、確定申告する必要があります。

もちろん、ふるさと納税以外、例えばFXでの利益や医療控除、セルフメディケーション税制の利用等、別の目的で確定申告する必要がある場合には、確定申告をしてふるさと納税の寄附金についても申請書に記載する必要があります。

確定申告が不安だから…と寄附する自治体数を抑えていませんか?

ワンストップ特例制度の利用が5自治体までと微妙な制限があるので、確定申告を不安に思ったり億劫に思ったりして、ふるさと納税を5自治体までと自ら制限している方がいるかも知れません。

もし、もっと寄附したい自治体があるのに…!と思うのであれば、5自治体の制限を気にせず、6以上の自治体にバンバンふるさと納税しましょう。

何故なら、ふるさと納税の確定申告は、何ら難しくないのです。

正直、確定申告をしたほうが税制の理解が進むと思う

ワンストップ特例制度は、確定申告不要で寄附金が還付される、確かに楽ちんな制度ではあるのですが、国と自治体が連携してかなり特殊な処理をしてくれている結果、本来とはだいぶ異なる還付の仕方になります。本来は所得税の一括還付と翌年度の住民税控除で還付されるところを、全額翌年度の住民税の控除で還付する扱いになっています。これに慣れてしまうと確定申告したときのふるさと納税分の還付が???となります。

いつか確定申告する機会があるかも?と思う人は、積極的に確定申告の道を選んで、税制について理解を深めたほうが良いかも知れません。何故なら、繰り返しになりますが、ふるさと納税の確定申告は、何ら難しくないのです。

、確定申告の準備

準備する書類は「寄附金受領証明書」のみ

寄附したあとで自治体から届く「寄附金受領証明書」を保管しておきましょう。

「寄附金受領証明書」は、たいていは自治体からの返礼品と一緒に届きます。たくさんの自治体に寄附をするときには、分からなくならぬよう整理が必要です。我が家ではふるさと納税用のファイルを一つ用意して、各自治体から届いた書類を一式まるまる綴じています。事務好きの嫁が喜んでタグ付けまでしてくれていますw

「寄附金受領証明書」は再発行できるのか

自治体の窓口に連絡をすれば、基本的には対応してくれるようです。

ただ再発行は1度までとか、再発行には時間がかかるという自治体もあるので、失くしてしまわぬよう自分できちんと管理しましょう。

、確定申告書への記載方法

それでは実際に確定申告書を作成してみましょう。電子申告するか、書面提出するかは兎も角として、いずれにせよ国税庁の「所得税及び復興特別所得税の確定申告書作成コーナー」を使用しない手はありません。

ふるさと納税により寄附したおかねは、確定申告書の「所得から差し引かれる金額」の項、「寄附金控除」を選択します。

起動するのは、なるほど比較的近年できた制度らしく小ぎれいな画面です。

これを見ると、「寄附金受領証明書」を「xmlデータ」で受け取れる場合があるのですね。でもまだ見かけたことがありません。普及には時間がかかりそうですね。

登録は「寄附金受領証明書」を見ながら淡々と

「入力する」ボタンをクリックすると、以下のような画面が表示されます。「寄附金受領証明書」一葉につき一個ずつ登録していきます。

「寄附金控除、政党等寄附金等特別控除の入力」の各項目の入力内容

以下に各項目の入力内容を示します。

項目 入力内容
寄附年月日 「寄附金受領証明書」に記載されている寄附した日付、ないし証明書の発行日付を入力します。
寄附金の種類 「都道府県、市区町村に対する寄附金(ふるさと納税など)」を選択します。
都道府県又は市区町村のどちらに対する寄附か
選択してください。
記載のとおり、「都道府県に対する寄附」か「市区町村に対する寄附」かを選択します。
都道府県 寄附した都道府県を選択します。
市区町村 寄附先が市区町村の場合には、寄附した市区町村を選択します。
支出した金額 「寄附金受領証明書」に記載されている金額を記載します。
寄附先の所在地 都道府県、市区町村を選択していると自動的に記載されます。
寄附先の名称 都道府県、市区町村を選択していると自動的に記載されます。

見た目もそうですが、寄附先の所在地、名称が自動で記載されるなど、だいぶ洗練されていて使いやすいです。

確か2017年の確定申告の際には、自分でいちいち自治体の市役所等の住所を入力していましたからね。だいぶ楽になりました。

記載に漏れがないか合計額で確認する

すべての登録を終えたら、「寄附先から交付された証明書等の入力」画面の「次へ進む」をクリックします。「計算結果確認」画面が表示されます。

表示されている「所得控除」の額は、1年間でふるさと納税した合計額(-2,000円)と合っていますか?

「税額控除」は0円となっていても問題なさそうです。

所得控除額、念のための確認

入力内容が確定申告書にきちんと反映されたことを確認しましょう。

「所得から差し引かれる金額」の「寄附金控除」にきちんと額が反映されていることが確認できればOKです。

念のため、「所得から差し引かれる金額」の「合計」も検算しておきましょう。

以上、FXで稼いだ利益の確定申告の仕方でした!

 

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