2020年の4月が終わりました。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大、歴史的な株価下落を受けて始まった4月は、非常事態宣言にテレワーク、外出自粛と非日常的な時間が流れてアッと言う間に過ぎ去り、気が付けばGWに突入していたのでした。実に2020年の3分の1が既に過ぎ去ったのです。なんと云う疾さ!
多くの時間を自宅で過ごすその日々は、非日常であるにも拘らず、思い描いていた家庭生活の所謂「日常」に極めて近い。「あれ?俺こっちの日常のほうが過ごしやすいな」そう気付いた人も少なくないはずです。通勤電車に乗り仕事を中心に生活することの「非日常」的な顔立ちに気付いた今、果たして新コロ騒ぎが終わったあとで僕は「元の日常」に戻れるのかどうか、少し不安を感じ始めています。
それでは、2020年4月のリスク資産の運用状況を確認します。
2020年4月末時点 我が家のリスク資産
リスク資産評価額の推移
2020年4月末時点のリスク資産評価額は3698万円でした。前月末対比で251万円の増でありますよ!! やっほい 😆😆😆
まあまだ原資3924万円に対して評価額3698万円なので、226万円足りていないのですけどね。
月末の最高額を記録した2019年12月末時点の原資3746万円・評価額4295万円に対して見ると、その時点から原資は200万増えてるのに評価額は600万円減っているとか、猛烈なマイナス金利でございますね。
2020年4月のリスク資産評価額変動要素
リスク資産評価額の変動要素は簡単にまとめました。
4月は新たに14万円の資金を注入しました。いつもより少ないのですが、3月中に4月分の積み立て額もリスク資産用の口座に移してあったためです。
そして評価損益は前月末評価額に対し+7.10%、244.7万円増と云う、前月鼻から噴いたうどんを、鼻先でぐるんと一周させてもう一度ウマウマ食べられそうな心地です。
UDON うまぁ…パァァァァ
利益の生活還元は8万円ほど。3月分の配当収入を旅行積立の資金に回したものです。
差し引きすると、リスク資産は251万円の増となります。3月末時点のリスク資産評価額3447万円に対して+7.28%となりました。
生活還元を含む損益の推移
我が家では「株式の売買で得た確定損益」と「保有したままの含み損益」は分けずに、リスク資産口座の中に留めている損益(原資との差額)はすべて「含み損益」と見做しています。利益の出金(生活還元)こそが「確定損益」と云う考えですね。この「確定損益」は出金した途端にリスク資産評価額から引かれてしまうのですが、累積の利益には数えたいので数えます。この額を含めた損益の推移は以下のとおりです。
青の線グラフが上記「含み損益」と「確定損益」の合計を表します。現在のリスク資産評価額は原資に対し-226万円ですが、すでに出金(生活還元)した確定利益190万円がそれとは別にあります。差し引き-36万円が通算での損益と云う見方になります。
原資3924万円に対する合計損益-36万円の損益率は-0.92%です。もうすぐプラス圏内復帰ですね。
2020年4月の市況概況
2月・3月と連続で10%前後のおおきな下げがありましたが、4月は強い戻りとなりました。目下これが2番底に誘うための戻しであるのか、ほんものの戻しであるのかが市場参加者の注視するところでありますね。
市場 | 指標 | 増減率 | 我が家のリスク資産 |
---|---|---|---|
日本市場 | 日経平均 | +6.75% |
+7.10%
|
TOPIX | +4.35% | ||
JASDAQ | +8.94% | ||
マザーズ指数 | +27.63% | ||
東証リート指数 | -1.18% | ||
米国市場 | NYダウ | +11.08% | |
S&P500 | +12.68% | ||
NASDAQ | +15.45% | ||
ほか | 上海総合 | +3.99% |
3月踏ん張った日本市場ですが、4月は米国市場の戻しの強さに遠く及びませんでした。ただしマザーズ市場の戻しは頗る強かったです。
米国市場も日本市場もあまり好材料が無い中、政府や中央銀行の金融緩和政策によって買い支えられている状態です。株価が騰がったいっぽうで、業績悪化・赤字転落・大規模減配・自社株買い停止などの報せが頻繁に届くようになりました。実体経済は酷く傷ついている状況が見て取れるわけですが、その深刻ぶりが鮮明になるとき2番底が来ると云う派と、そんな業績悪化はすでに織り込み済みであり金融緩和で株価はこのまま高みに昇ると云う派とが、それぞれの自説を発信しています。
僕としては2番底はあるでしょうけれども、1番底を下回るような2番底は来ないのではないかなあ…と、ぼんやり思っています。先進各国の政府がすでに都市封鎖の出口戦略・経済活動再開の戦略を練り始めていて、それは各国なりの手法でまあなんとか巧くやるのだろうと楽観しています。楽観が過ぎると言われてしまうかも知れません。でも僕は人間の叡知に対して信頼を寄せています。
新コロ騒ぎの出口が見え始めると、きっと米中の争い、のみならず世界各国と中国の争いが鮮明になると想像しています。これは市場への影響も必至ですね。激しい2番底があるとしたら、そのときかなあと云う気がしています。ただ、サプライチェーンからの中国外しと、各国の産業の国内回帰は、金融緩和およびいったん傷ついた経済からのV字回復歩調と重なって、市場には影響が見えにくいまま支持されるかも知れません。
色々書いていますが、要するに、この先の株価がどうなるかなんて
僕にはさっぱり分からない!と云うことだけは
分かっている!!と云う状況ですw
2020年4月 保有リスク資産の概況
リスク資産評価額の月間推移
リスク資産評価額の日々の推移は以下のとおりです。
グラフ中に置いた1~6付近の動きについてイベントを整理しました。
グラフ中のイベント
- 日本政府が7都道府県を対象に緊急事態宣言を発令しました。何故か株価ギャン上げ。
- 米国FRBが2.3兆ドルの経済支援策を公表。前代未聞のハイイールド債も含む買い支えです。
- 日本政府が緊急事態宣言の対象を全自治体に拡大しました。
- 原油先物が史上初のマイナスを記録しました。
- 日銀がCPや社債の買入額増額、国債買入枠の撤廃などを発表しました。
- [GILD]ギリアド・サイエンシズが抗ウイルス薬レムデシビル臨床試験の良い成果を発表しました。
月前半の強烈な戻しの最中には「この後2番底が来るよ?来るよ?来るだろう?!」という恐怖が伴いましたが、中旬以降はボラティリティも落ち着いて、世界のウイルス蔓延度合いとは裏腹に穏やかな市場が続きました。
保有銘柄の騰落
3月末時点・4月末時点でともに保有していた銘柄は、米国株・日本株合わせて50銘柄でした。その騰落を確認します。
銘柄数 | 値上がり銘柄数 | 値下がり銘柄数 | 変わらず |
---|---|---|---|
50 |
35
|
15
|
0 |
50銘柄中値上がった銘柄は35でした。値下がりが15銘柄。全般に値上がり基調だったわけですね。
保有銘柄の騰落率、上げのトップ5
2020年4月の月間騰落率、値上がり率トップ5です。2月・3月とトップ5の5銘柄すらリストアップすることが出来なかったのですが、久々に5つ挙げることができました。
順位 | 銘柄 | 増減率 |
---|---|---|
1 | [SPXL]Direxion Daily S&P 500 Bull 3X Shares ETF | +37.24% |
2 | [3994]マネーフォワード | +22.09% |
3 | [5194]相模ゴム | +19.07% |
4 | [8963]インヴィンシブル投資法人 | +15.44% |
5 | [7729]東京精密 | +14.45% |
マザーズ市場の強さに乗って [3994]マネーフォワードが強かったです。[5194]相模ゴム も巣篭もり銘柄と認知されて堅調に推移しました。
[8963]インヴィンシブル投資法人 は前月の値下がり銘柄2位(-44.87%)からの切り返しを見せましたが、決算が出て今期業績および分配金の悪化・予測不能ぶりが明らかになって再び下落に転じています。
保有銘柄の騰落率、下げのトップ5
2020年4月の月間騰落率、値下がり率トップ5です。
順位 | 銘柄 | 増減率 |
---|---|---|
1 | [2764]ひらまつ | -8.18% |
2 | [9437]NTTドコモ | -6.78% |
3 | [8304]あおぞら銀行 | -6.26% |
4 | [7621]うかい | -6.25% |
5 | [8001]伊藤忠商事 | -5.24% |
[2764]ひらまつ は外食・ホテル、[7621]うかい は外食の銘柄です。緊急事態宣言はモロに業績に影響が出る銘柄ですね。
ほか、2月・3月比較的軽傷だった銘柄がやや重めに落ちている印象です。
2020年4月の確定損益
確定利益も再投資してしまえば再び不確定な存在となって、我が家の「リスク資産評価額」の一部でしかありません。なので「確定」することは重要視はしていませんが、税金はこの確定利益に基づき決まるので、忘れてしまうわけにもいきません。忘れない程度に月イチで整理しています。
項目 | 2020/4単月 | 2020年累積 |
---|---|---|
FXの利益 | – | -2,271,394円 |
有価証券売却益 | ±0円 | +30,305円 |
配当・分配金収入 | +56,878円 | +268,975円 |
雑収入(貸株金利等) | +678円 | +1,264円 |
合計 | +57,556円 | -1,970,850円 |
FXはすでに退学したので4月の損益はありません。有価証券の売却もしていないのでゼロです。
ほかに配当・分配金収入が56,878円、貸株金利・WealthNaviでの源泉税還付・FXのキャンペーンプレゼントの合計が678円ありました。
4月単月で+57,556円の確定利益 となり、2020年の累計で-1,970,850円と云う状態となりました。
今後の資産運用方針
今後(2020年5月)の資産運用として以下2点を方針として掲げます。
- 毎月23万円の積み立てを継続します。
- 状況により毎月配当エリアの BND を SPYD に換えるオペレーションを継続します。
- [MSFT]Microsoft をもう少し買い集めたい。
こうなってしまっては、この状況下で如何に楽しく過ごすかを
検討して、前向きな気持ちで日々を過ごしたいものですね。
以上、2020年4月の投資活動のまとめでした。
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