【ワン株】3銘柄を売って、さくら総合リート投資法人を買った春

【ワン株】3銘柄を売って、さくら総合リート投資法人を買った春

昨年の暮れごろ、手元に残った些少なおかねを元手に、マネックス証券のサービスで云うところの「ワン株」、いわゆる単元未満株を3銘柄ほど購入しました。

【マネックス証券】余ったおかねでワン株注文したわん

この度この子たちをきれいに売却しました、と云うご報告です。

売却した3銘柄とその損益

昨年暮れに購入し今回売却した銘柄は、[9747]アサツーDK[5015]BPカストロール[7480]スズデンの3銘柄。その損益状況は以下のとおりです。

元手78,181円で、売却金額+配当で87,845円、売買手数料を差し引き利益8,794円、11.25%。
額こそ小さいけれど、12月末決算の高配当2銘柄を含んでいたのが効いていますね。

それぞれの銘柄の年初来高値は、[9747]アサツーDK3,065円、[5015]BPカストロール1,709円と手放す時期によっては、もう煙草1箱2箱くらいの違いにはなりましたね。いっぽう、[7480]スズデンは1,172円なので高値に近いところで手放しています。3月末決算・配当権利落ちの高配当銘柄なので、そうなりますね。いずれにせよ、3/22の日経平均400円超マイナスの前日に処理できたのは良かったと思います。

[9747]アサツーDK[5015]BPカストロールは12月末決算の高配当銘柄なので、配当権利落ち後に株価はガクンと落ちたのですが、それ以降、株式初心者の僕にとっては興味深い値動きをしていたので、記憶に留めておくよう自分自身のためにメモしておきます。

配当権利落ち前の配当額決定と自社株買い

 

12/13に出た配当額決定の報せが90円/株(年間100円/株)と出たときには、一期前の期末配当が238円/株、その前の期末配当が561円/株という凄い配当利回りを記録していたので、保有者のみなさんもそうですが、僕自身も少々がっかりしました。年間100円の配当でも充分(3%超)の配当利回りがあるにも拘らず、その時点で株価が200円近く落ちました。

年末の配当権利落ちでさらに落ちて株価は2700円台の前半。

その後反発もしますが、もともと予定されていた12/19~2/03の自己株取得は、その後の発表によれば12/31までは取得総数0株なので動かず、1/01~1/13までの期間で333,000株を取得、株価を3,050円まで持ち上げたようです。株初心者の僕は素直に「なるほどこれが自己株取得の威力か」と思っていたのですが、ホルダーさんの中には「俺らには配当ケチって暴落させといて、安値で自己株買い漁りやがって汚ねえ」という声もあって、なるほどそういう捉え方もあるのねと興味深かったです。

それ以降は2,900円台後半から3,000円台前半をもみもみしている感じですね。もみもみの値幅がけっこう派手なので、たまにギョッとするくらいの落ちがあります。

2月実績の前年度比が落ちているなど心配なところもありますが、配当権利落ち後に2,815円で買い足した単元株100株はまだ含み益の余地があります。年末の高配当を夢見てホールドしておこうと思います。

配当権利落ち後の配当額修正とすこぶる保守的な今期業績予想

 

[5015]BPカストロールも、年末の配当権利落ちで年末までに120円程度、株価の1割弱と素晴らしい落ちを示しました。

その後低いところ、1,400円台の前半でもみもみしていて、中途半端に1,465円で単元株100株を買い足していた僕は、ああ失敗したのかなあと気に病んでいたのでした。

ところが1/25に株価が急上昇を始めます。
終値ベースでいくと、1/24が1,412円、1/25が1,517円、そこからぐんぐん騰がり、2/13には今年の最高値1,780円まで達しました。

この高騰は、1/24に発表された前期経常利益の大幅な上方修正と、配当金額の上方修正に拠るものでした。期末配当を40円から65円に引き上げ、年間配当は95円になったのです。その時点の株価は1,412円、この株価をもとに配当利回りを算出すると実に6.73%にもなります。

でもこれ、もう権利落ちしている2016/12末時点でのホルダーに渡る配当金の修正なのですよ。発表があった後で買ったところで、買った方には恩恵は無いわけで…、どうしてこの報せによってこんなにも騰がるのか、興味深く眺めていました。

2/03に12月決算の短信が発表されました。この末尾の「平成29年12月期の業績予想」において、今期は2割超の減益を見込むことが示されています。この値をもとにした配当予想がYahooファイナンスなどの情報に反映されだすと、株価はみるみる下落して、いまは1,600円台の前半でもみもみしているところです。

1,465円で買い足した100株はまだ含み益の余地があります。今期の業績予想もきっと保守的に安全を見た予想になっているものと推測します。こちらも年末の高配当を楽しみにホールドしておこうと思います。

ワン株を売買してみた感想

また使うかと問われたら、もう使わないと答えますかね。
どうしても欲しい銘柄があり、その銘柄が単元ぶん購入するにはとても手が出ないほど高額だったとしたら、また使うかも知れません。いや使わないかな。

売買指定した日の後場の寄り付き値で成行で決まるので、融通利かせた指値などは出来ません。
日中は仕事をしていて株の売買など中々できないので、前日の夜までに売買指定をするのですが、翌日の株価がどうなるかは分からず、ええい運任せだ!てきな指定になります。後場の寄り付き値が幾らになるのか、ちょっとどきどきして楽しかった面もありますが。

何よりも、約定代金の0.5%という手数料が高すぎます。

あと、ポートフォリオに中途半端な株数の銘柄が並んでいることの中途半端感が、意外なほどに僕にストレスを与えてくれました。なんだろうなこれ。

ワン株処分したおかねで[3473]さくら総合リート投資法人を購入

ワン株を処分したおかねで何を買おうかなと物色していて、考えた末に、REITの個別銘柄を保有してみたい欲求が頭をもたげて、[3473]さくら総合リート投資法人を1口購入しました。

2016/09/08に上場したばかりで情報が少なくて、高配当銘柄を探そうとスクリーニングしても引っ掛からないのですが、2017/02の分配金が1口1,164円であるのに対し、2017/08の分配金は2,863円が予定されていて、分配金利回りは7.29%になる計算の高利回りが見込まれる銘柄です。

何よりもREITの銘柄の良し悪しを知るための各種指標の見方がよくわからない不勉強な状態なので、勉強を自分に促す意味でも1口だけ保有してみた次第です。

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