2020年2月22日(土)時点のリスク資産評価額、値下がり銘柄多数もドル円の急速な上昇に支えられ+25.5万円。今後の見通しは怪し。

2020年2月22日(土)時点のリスク資産評価額、値下がり銘柄多数もドル円の急速な上昇に支えられ+25.5万円。今後の見通しは怪し。

新型コロナウイルスは中国国内はおろか周辺各国およびその他の国においても充分な歯止めがかからず、拡大の一途を辿っていて、経済への影響がかなりおおきなものになる印象がありますね。

国内では大企業がテレワークを急遽推進するなど民間による自助努力が目立つようになりました。折角のウイルス騒ぎですから、これをきっかけにテレワークの定着・東京一極集中の解消・満員電車の解消などに政治と民間が歩調を合わせられると良いのですけどね。

日本GDPの大幅な落ち込みと新型コロナウイルスへの警戒から始まりましたが、国内株式は米国市場の強さとドル高円安の急速な進行によってどうにか下支えされていました。

急速なドル高円安は、GPIF等の機関・企業がポートフォリオ改編のため、米国債に多額の資金注入を行った影響と云う観測がありますね。その背景には米国経済の強さがあるわけですが、けれど週末に米国経済指標の予想外の悪化が示され、米国株式・ドル円ともに下落して終わっていますので、明るい終わり方ではありませんでしたね。

さて、そんなふうに世界は動き、相場は動いています。日々の値動きを気にしすぎるのは良くないことだと承知していますが、わたくし千鳥足のような投資初心者は、世界の政治・経済の動きが市場にどういう影響を及ぼすのかを把握することが重要だと考えています。そのために、毎週のリスク資産評価額の推移を記録しています。

 
 

2020年2月22日(土)時点のリスク資産評価額

2020年2月22日(土)時点のリスク資産の評価額は4454万円でした。

前週末比でリスク資産の評価損益は+25.5万円(+0.58%)でした。

つみたてNISAで新たに3.2万円を資金注入しています。利益の出金(生活還元)はありませんでした。

このためリスク資産の評価額は+28.7万円(+0.65%)となりました。

 

株価だけでみれば値下がり銘柄が多い1週間でしたが、
円安ドル高が急速に進んだことによってドル建て資産の円換算額が騰がり
資産評価額はむしろ増えていて、ちょっと意外でした。
ドル円は前週末109.78円が今週末111.56円なので、
ドル建ての資産に限ればこれだけで1.6%の増なのですね。

2020年2月22日(土)時点の市場概況

市場 指標 前週末比 我が家のリスク資産
日本市場 日経平均 -1.28%
+0.58%
TOPIX -1.70%
JASDAQ -2.05%
マザーズ指数 -1.57%
東証リート指数 +0.51%
米国市場 NYダウ -1.38%
S&P500 -1.25%
NASDAQ -1.59%
ほか(ウォッチ対象) 上海総合 +4.20%

日本市場も米国市場も総じて下がりました。上海総合指数が堅調なのは憎らしいですね。

コロナウイルスの感染拡大とGDP大幅縮小によって日本市場はおおきく下げました。

いっぽうの米国市場は [AAPL]アップル の業績予想の下方修正などの騒ぎもあったものの影響は限定的で、コロナウイルスに対する地理的優位などを支えに前半は善戦しました。米国市場の堅調ぶりやドル高円安の加速が支えとなり、日本市場が持ち直す場面もありましたが、コロナウイルスの拡大懸念に抑えられました。

米国市場は週末になりコロナウイルスの懸念が再燃、加えてサービス業PMI速報値や総合PMI速報値が予想外に50を割り込む結果となり3指数ともマイナスに沈みました。

 

そんな中、我が家のリスク資産評価額は+0.58%と健闘しました。
前述のとおり為替(ドル高円安)によって救われている面が強いので
為替による円換算をしない米国の株価指数と比較するのは違うのですけどね。

2020年2月22日(土)時点の保有資産概況

ヒートマップで表す保有資産の概況

保有資産の昨年末比のヒートマップです。ヒートマップは自作のEXCELのマクロで作成しています。

米国株式はおおむね緑色(評価額増)、国内株式はおおむね赤色(評価額減)とくっきり分かれました。

米国株式は株価自体は下がっているのに円換算では為替により増額評価となっている銘柄もあります。

[1655]S&P500連動ETF は20口だけ買い増ししています。その分リスク資産中の現預金は3.3%減少しました。

 

先週もそうでした国内株式の評価額減が目立ちますね。
国内株式は中・小型の銘柄が多く、動くときの値動きが早いです。
米国株式や米国債券などは為替の影響も受けて多くは堅調に見えます。

値上がり銘柄ピックアップ

保有銘柄の個々の騰落は、以下のツールを使って管理しています。保有銘柄数がだいぶ増えてきたので、毎週末の株価を取得&記録するのに便利です。よろしければ使ってくださいね。

【EXCELで株価取得】国内株・米国株の株価を銘柄・日付指定で取得するツール

保有49銘柄中、13銘柄が値上がりました。為替変動を考慮しない純粋な株価の値上がりです。

[3308]日本ヘルスケア投資法人 が前週末比+1.64%と続騰しました。ウーン?IRでは既存借入金の期限前弁済及び資金の借入についてくらいしか話が出ていません。[8986]日本賃貸住宅投資法人 との合併をめぐる何らかの思惑があるのでしょうか。

[5108]ブリヂストン が同+1.62%、[MO]アルトリア が同+1.59%とともに反発しました。ともに決算でおおいに売られたあとの反発ですね。

値下がり銘柄ピックアップ

保有49銘柄中、36銘柄が値下がりました。為替変動を考慮しない純粋な株価の値下がりです。

[2311]エプコ が前週末比-11.15%と続落でした。前週より継続しておおきく下げています。今期業績予想が成長の鈍化を感じさせる内容なのが響いていますね。

[2764]ひらまつ は同-9.52%で年初来騰がることなくさらに続落。前週の特損計上&無配転落に加え、今週の3Q決算発表でまたおおきく下げました。NISA口座での保有で無ければとっくに手放しているのですが…。ただ経営体制の梃入れによって決算の分かり易さはだいぶ改善されましたね。ファクトが揃って課題が見える化され、対策が動いている様子は感じられるようになりました。何が起きていてどうしようとしているのかが全く見えなかったこれまでと異なることは明らかです。対策が果たして上手く行くかどうかと云うと謎ですが…、すでにここまで下落してしまったら腐れ縁としてもう少し付き合おうかと思います。

[5194]相模ゴム は同-8.01%と反落。まあ…値動きの荒い銘柄ですね。(簡単w

[6326]クボタ は同-7.25%と下げの勢いを増して続落。決算でかなり厳しい今期の業績予想が示されて売られました。

クボタ—大幅続落、今期業績見通しは想定外の伸び悩みに | 個別株 – 株探ニュース

今週の売買

[1655]S&P500連動ETF を買い増し

毎月積み立てている [1655]S&P500連動ETF を20口だけ買い増ししました。

毎月13万円ずつ積み立てることとしているので、あと28~30口を今月中に買い増し予定です。

これからの投資作業

「方針」とか云うほど高尚なものではないので「作業」と言い切ります。

  • [1655]S&P500連動ETF の毎月13万円のつみたての残分を次週中に実行します。
  • 新規の買い付けは様子見。しばし停止します。

 

前週と同様になりますが毎月の積み立て以外の資金については、
新型コロナウイルスの世界および日本国内での感染拡大をもう少し見極めたいと思います。
経済への影響が想像していたよりもかなりありそな状況ですね。

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