引き続き新型コロナウイルスが全世界で猛威をふるっています。
世界情勢を鑑みて、安倍総理は東京オリンピックの開催延期を決定しました。日本国内もここへきて感染者の増加スピードが一段加速した感があります。
世界各国はもはやなりふり構わず経済・金融対策を進めています。それだけの危機感があると云うことですね。
世界の株価もいったんは下げ止まったものの相変わらずボラティリティが高い不安定な相場が続いています。新型コロナウイルスの特効薬が明確に認められるまでは、このような状態が継続するのかも知れません。
わたくし千鳥足のような投資初心者は、世界の政治・経済の動きが市場にどういう影響を及ぼすのか、それを把握することが重要だと考えています。毎週末のリスク資産評価額の推移を記録しているのはそのためです。今週も淡々と記録を残しておこうと思います。
2020年3月28日(土)時点のリスク資産評価額
2020年3月28日(土)時点のリスク資産の評価額は3460万円でした。
前週末比でリスク資産の 評価損益は+111.1万円(+3.37%) です。
今週はリスク資産に51.4万円を新たに注入しています。つみたてNISA積み立て用の資金と、株主優待目的で買い増ししておきたい銘柄があるのでそのための資金です。出金(利益の生活還元)はありませんでした。
このためリスク資産の評価額は+162.6万円(+4.93%)となりました。
前週約90万円減ったぶんを押し戻した感じですね。ただ週間の評価額の推移を見ると最小3221万円~最大3512万円と約270万円もの幅があります。相変わらずのボラティリティの高さです。
どうも前週末SBI証券の評価額が更新されていなかったぽいんですよね。
つまり前週末時点の評価額は、ほんとうは3221万円が正しかったようです。
2020年3月28日(土)時点の市場概況
市場 | 指標 | 前週末比 | 我が家のリスク資産 |
---|---|---|---|
日本市場 | 日経平均 | +17.14% |
+3.37%
|
TOPIX | +13.74% | ||
JASDAQ | +9.26% | ||
マザーズ指数 | +11.68% | ||
東証リート指数 | +34.59% | ||
米国市場 | NYダウ | +12.84% | |
S&P500 | +10.26% | ||
NASDAQ | +9.05% | ||
ほか(ウォッチ対象) | 上海総合 | +0.97% |
どの指標値も総じて騰がりました。
新型コロナウイルスがもたらした非常事態を受けて、各国政府および中央銀行がなりふり構わぬ経済・金融対策が、総悲観にあった市場に落ち着きを取り戻させました。株式・債券・コモディティと総じて叩き売る動きは一服し、株式と債券などの相反関係ももとに復しました。とはいえ世界の感染者数・死者数はうなぎのぼりの状況下、各国の経済・金融対策がどの程度通用するかは未知数で、今週の上昇は単なる「リバウンド」で片付いてしまうかも知れません。
日本市場は前週に続いて、他国に比べて強かったです。まるでいままでの日本市場とは別人みたいに…w
ダウ「もしかして…」
日経「私達…」
ダウ日経「入れ替わってるぅ〜!」 pic.twitter.com/EWXtbaDesj— なつ8/100day (@natsu2n) March 24, 2020
日本市場の強さの原因は、ドル高円安、他国と比較したウイルス拡大の抑制と楽観の拡がり、日銀によるETF買い付けの3点だったでしょうか。オリンピックが「延期」で確定したことも上げ材料となったと思われます。市場は何よりも「不確定」を嫌いますからね。けれど週末に向けて、FRBの金融緩和によりドル安円高が進行しましたし、ウイルスの抑制と云う点も怪しさが増してきました。日本市場の優位性は失われつつありますね。
いっぽう、米国市場も楽観はできません。超ド級の経済・金融対策により支えられているものの、米国の新規失業保険申請者数は3月21日までの一週間で328万人と史上最悪に膨らんでいます。
各指数を見て思うのは、東証リート指数のいかれっぷりですねw 前週、地銀のぶん投げにより-28.24%とまさに暴落しましたが、今週は+34.59%とその暴落を上回る巻き戻しでした。
正直、何をしたいんだか…。
2020年3月28日(土)時点の保有資産概況
ヒートマップで表す保有資産の概況
保有資産の前週末比のヒートマップです。ヒートマップは自作のEXCELのマクロで作成しています。
今週は全面的に緑(評価額増)となりました。全アセットぶん投げられた前週の反動で、株式も債券も揃って騰がっていますね。
前週の下落局面で米国株では唯一プラスだった [COST]コストコホールセール がやや縮小、前週強烈な上昇を見せた [3994]マネーフォワードが反落したほかは、全面的に上昇しています。
FX の額が赤(評価額減)なのは、もうなんていうか、僕のセンスの無さを痛感しますね。嗚呼、FX卒業したい(定期)。
なのに我が家の資産はあんまり増えていない…?
前述のとおり前週末の評価額の数字がSBI証券のせいで
少しズレているのが原因のひとつですね。
値上がり銘柄ピックアップ
保有銘柄の個々の騰落は、以下のツールを使って管理しています。保有銘柄数がだいぶ増えてきたので、毎週末の株価を取得&記録するのに便利です。よろしければ使ってくださいね。
【EXCELで株価取得】国内株・米国株の株価を銘柄・日付指定で取得するツール
保有50銘柄中、値上がりしたのはなんと47銘柄でした。謂わば「一番底からのリバウンド週」だったのですね。
[3308]日本ヘルスケア投資法人 が前週末比+30.42%と前週の-17.62%を超えておおきく切り返しました。前週JREIT全般叩き売られた戻しですね。
[SPXL]ディレクション・デイリー・S&P500ブル3倍ETF は同+30.23%。
[3287]星野リゾート・リート投資法人 が同+29.79%
[6197]ソラスト が同+28.96%と特に材料は無いのですが、何故かこのタイミングで反発。空売りしてたのが焼かれた感じですかね?w 知らんけど。
[8963]インヴィンシブル投資法人 が同+26.55%。これも叩き売りからの戻し。ただホテルリートの回復はほかJREITに較べて少し時間がかかりそうですね。
値下がり銘柄ピックアップ
保有50銘柄中、値下がりしたのはたった3銘柄でした。
[3994]マネーフォワード が前週末比-7.55%と反落。前週騰がり過ぎましたね。
[COST]コストコホールセール が同-2.10%とこれも反落。前週などは孤軍奮闘していたクチですから、他が騰がる際に下がるのも止むを得ませんね。
[7201]日産 が同-1.00%…。まあ…、下がるよねw 監視のために1単元もってるだけなのでPFの中での「味噌っかす」感が強いですw
今週の売買
[1655]S&P500連動ETF を買い増し
毎月積み立てている [1655]S&P500連動ETF 。
前週本ETFの分配金の入金がありましたので、分配金を再投資して3口ほど買い増ししました。1655 は同じS&P500連動ETFの中でも単価が安いので再投資もしやすいです。
これで同ETFの保有口数は都合579口となりました。
つみたてNISA 毎月の積み立て
つみたてNISAでの投資信託の買い付けを夫婦2人で6.5万円ぶん行いました。
つみたてNISAの積み上がり具合はこちらの記事のとおりです。
我が家のつみたてNISA、27ヵ月間のつみあがり具合。つみたて投資には含み損抱えても淡々と続ける鈍感力こそ大事。
これからの投資作業
「方針」とか云うほど高尚なものではないので「作業」と言い切ります。
- 優待が欲しい銘柄が安値なので、指値を入れています。焦らず待つこと。
- 債券上昇・株価下落の場面が再現されるならば、BNDからSPYDへの入れ替えを進めます。
- FX、まじで卒業するかも知れない。
- それ以外は新規の買い付けは様子見。しばし停止します。
3月は配当金が多めに入ってきていて心の拠り所になりますね。
配当金を一覧に整理している間がいちばんシアワセです。
嗚呼、けれど、この心の拠り所にこの後減配ラッシュがくるんかしら…?(恐怖
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