2020年8月 月次運用レポート、夏枯れ相場といわれる季節ですが力強い相場でした。さて、我が家のリスク資産は…?!

2020年8月 月次運用レポート、夏枯れ相場といわれる季節ですが力強い相場でした。さて、我が家のリスク資産は…?!

淡々とテレワークをしている内に時は流れ、車のエアコン故障に対処しているうちに夕涼みが得られる季節に移りつつあります。我が家は買い替えの車が納車されるまでの期間、つなぎの車をリースする必要がほんとうにあったのでしょうか?嫁を我慢させる手立ては無かったのでしょうか?本記事ではそんな疑問と謎に迫ります。ウソです。2020年8月のリスク資産の運用状況を整理する記事です。

夏枯れ相場と呼ばれる季節なのに、米国市場・国内市場の指標値揃いも揃って爆上げという2020年8月でしたね。みなさまにおかれましてもウキウキで8月末の確認をされていることでしょう。

でもウキウキするときほど、同時に先行きの不安も湧くものですよね。「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で…」とかなんとか。少しずつ楽観が根付き、幸福感が醸成されてきている気がします。

それでは、2020年8月のリスク資産の運用状況を確認します。

 
 

2020年8月末時点 我が家のリスク資産

リスク資産評価額の推移

2020年8月末時点のリスク資産評価額は4187万円でした。前月末時点では3890万円だったので、前月末対比で297万円の増であります。

下のグラフは原資と含み損益の推移を表しています。なお、ここで言う含み損益とは「現在の評価額-証券口座への入金額」です。

プラ転!プラ転ですよ!実に6ヵ月ぶりのプラ転ですよイエーイ!(めっちゃ薄氷ですけど!)

 

ようやくコロナショック前の水準に戻りました。
そして入金額は淡々と増えて、
いまや8月時点での原資は、2月時点の評価額を上回っています。
そうです、これが「入金投資法」ってヤツです!(キリッ

リスク資産評価額の変動要素

2020年8月のリスク資産評価額の変動要素を簡単にまとめました。

8月は新たに22万円の資金を注入しました。

評価損益は前月末評価額に対し+7.09%の276万円の増でした。

利益の生活還元は7月の配当収入の一部である0.4万円を出金して旅行積立に充てています。

差し引きすると、リスク資産は297万円の増でした。

これくらい評価額の増があると気持ちいいですね。
ただ、月末になって集計するまでこんなに増えている実感が無かったです。
ポートフォリオの一角を占める配当目的のETF群の値動きが
市場全体に比べて著しく劣後している印象が強かったからかも知れません。

生活還元を含む損益の推移

我が家では「含み損益」は、「現在の評価額-証券口座への入金額」と見ています。「株式の売買で得た確定損益」と「株式を保有した状態の含み損益」を分けずに、リスク資産口座の中に留めている損益(原資との差額)を「含み損益」と見做すと云うことです。利益の出金(生活還元)こそが「確定利益」と云う考えですね。

この考えに基づくと、リスク資産口座から配当所得等の利益を出金した途端に「含み益」が減ってしまうのですが、投資成果としての累積の利益には数えたいので数えます。「確定利益」を含めた損益の推移は以下のとおりです。

2020年8月末時点では「含み益174万円+確定利益+211万円=合計損益+384万円となりました。

なお、原資4013万円に対する合計損益+384万円の損益率は+9.58%です。

 

コロナショック前との比較に目が行きがちですが、
1年前の2019年8月比という目線でみると、
ああ、色々あったけど、1年間でちゃんと増えている絵に
ようやく戻ったなぁ…と安堵しております。

2020年8月の市況概況

2020年8月は、米国株も国内株も、そしてどの指標値もめっちゃ強い1ヵ月でした。

通常橙色貴重のお日様は、騰落率が+4%以上の場合に派手なピンク貴重に変わるようにしてあります。揃いも揃って派手な色になり、なんかもう破廉恥なほどに騰がっています!という感じです。

国内市場では特にマザーズが爆謄でした。米国市場においてはNASDAQの一部銘柄の伸びが凄まじいですね。

 

そんな中、我が家のリスク資産も+7.09%と増えました。
コロナショック直後の2020年4月の+7.10%に次ぐ増え方ですよ!

2020年8月 保有リスク資産の概況

リスク資産評価額の月間推移

リスク資産評価額の日々の推移は以下のとおりです。

グラフ中に置いた1~3付近の動きについてイベントを整理しました。

  グラフ中のイベント 

  1. 国内株7月末大幅下落の反動。ワクチン期待。
  2. 米国経済指標の改善。
  3. 米国FRB、インフレ2%超を容認。

 

みんな涙目になった7月最終週の急落を越えて
8月になった瞬間に一気に流れが変わりましたね。
企業の1Q決算乃至中間決算が出そろい、
コロナ禍における企業の強弱がわかったあとでおおきく買い戻しがあった格好です。

企業の業績は決してよろしくはないし、見通しも明るくはありませんが、各国の金融政策がおかねジャブジャブ相場をつくっています。これを健全な相場でないと批判する人も居ますけれども、どうなんでしょうね、過去の経験により得られた人類の叡知じゃないですかー?と僕は軽く思っています。だって2番底なんて勘弁して欲しいもの。

リスク資産評価額の年初来推移

年初来の評価額の推移は次のグラフのようになっています。

コロナショック後の最高だった5月の評価額を上回り、コロナ後で最高の評価額となりました。

こうして3月下旬の掘り下げ方を眺めるにつけ、この下がり方で俺よく平気に生きてたよね…と我ながら感心します。えらかったね、俺。

しかし、評価額はコロナショック前はもちろん、昨年末時点もまだ超えられていません。今年になって290万もリスク資産に注入しているのにィィィ。ノンポジマンに劣後しているゥゥゥ。

まあ、損益が-350万円ですし、48万円は生活還元してしまっているし、増えませんよね。

なんといっても、コロナショック渦中に、FXで220万円ほどやらかしているのが痛いですね~。

保有銘柄の騰落

2020年8月の1ヵ月間における保有銘柄の騰落の状況をヒートマップで表しました。米国株式は円換算での評価になります。

おおむね緑色(評価額増)の草原で、しかも増え方が高い率の銘柄がたくさんあります。株価の騰落だけで見ると、個別株およびETF全52銘柄のうち値上がり46銘柄・値下がり6銘柄。圧倒的な上げ相場でした。

週毎の確認ではあまり目立たなかった [6326]クボタ が月間で見れば+27.5%とめちゃ騰がっていて、ひそかにヒタヒタと騰がっていたのだな…と気付きます。

BUY マークのあるのは8月に買い増ししたものです。多くは毎月のつみたてもしくは配当金再投資のつみたてです。HDV のみ、BND を売却した資金をもとにスイッチしたものです。

保有銘柄の騰落率、上げのトップ3

2020年8月の月間騰落率、値上がり率トップ3です。

順位 銘柄 騰落率
1 [8963]インヴィンシブル投資法人 +31.0%
2 [6326]クボタ +27.5%
3 [2764]ひらまつ +23.2%

[8963]インヴィンシブル投資法人 、きましたね~。決算発表後からの戻しが強烈でした。出遅れているホテル系リートの中でも特に出遅れている子でしたからね。ただ同じホテル系リートでも、リゾート系・ラグジュアリー系のホテルと、ビジネス・ユース系のホテルではコロナが落ち着いた後の需要の戻りの早さは違うだろうと思っています。ビジネス・ユース系のホテルが多く見える本銘柄、仕込み時なのは間違いないけれども株価回復には時間がかかると思っています。長期的に見るゆとりが必要ですね。

[6326]クボタ は前述しましたが、週毎の推移は目立たなかったのに、気付いたら月間では+27.5%も騰がっていて驚きました。マジで?!と自分で作ったツールの挙動を疑いましたが合ってました。確かに+27.5%です!

[2764]ひらまつ も気付いたら月間+23.2%という騰がり方でした。GoTo期待・コロナ収束期待という位置付けでは本銘柄もホテル系リートと同じ環境下にあって、出遅れていたので買われましたかね。コロナ前から業績に問題を抱えていた企業なので、僕が買った頃の株価にはまず戻らないだろうなァ…という諦めはあるのですが、コロナが収束する頃にはもう一段高い位置に居ると思うので、それまでは我慢して握っておきます。

 

値上がり率1~3位以外にも、
+10%超・+15%超・+20%超の銘柄が多数あります。
夏枯れと呼ばれる季節にこんなに騰がるとは思ってませんでした♪

 

保有銘柄の騰落率、下げのトップ3

2020年8月の月間騰落率、値下がり率トップ3です。

順位 銘柄 騰落率
1 [CSCO]シスコシステムズ -10.7%
2 [2311]エプコ -9.1%
3 [5194]相模ゴム -6.3%

[CSCO]シスコシステムズ は決算が嫌気されて売り込まれました。回復にも時間がかかるだろうという見通しですね。

[2311]エプコ  は決算はそう悪くなかったと思うのですが、同時に発表された株主優待の廃止が株価に響いた印象です。東証1部上場目的で個人株主集めるために優待設置・長期保有優遇にしておいてこれかよお…という個人株主の怨嗟が聞こえますw 僕は株主優待設置前からのホルダーですが、優待設置のタイミングで買い増しもしているので、まあ腹立たしさが無いかというとそうでもありません。(優待乞食!と馬鹿にされたくなくて微妙な言い回しをしております。)

[5194]相模ゴム も決算で下げました。コロナの影響はあっても限定的だと思われていたし、むしろ巣篭もり銘柄なんじゃね?と期待されていた/していた部分もあったので、決算によって期待が剥落した印象です。

2020年8月の確定損益

確定利益も再投資してしまえば再び不確定な存在となって、我が家の「リスク資産評価額」の一部にしかなりません。なので「確定」することは重要視はしていませんが、税金はこの確定利益に基づき決まるので、忘れてしまうわけにもいきません。忘れない程度に月イチで整理しています。

 

項目 2020/8単月 2020年累積
FXの利益 0円 -2,273,392円
有価証券売却益 +19,899円 +553,554円
配当・分配金所得 +50,474円 +544,376円
雑所得(貸株金利等) +123円 +2,021円
合計 +70,496円 -1,173,441円

有価証券売却益は、BNDを処分した際の税引き後の利益です。

配当・分配金は、マックで7日間労働するくらいの額がありました。

2020年8月の配当収入!8月の配当収入をマクドナルドのアルバイトで稼ぐとしたら?

8月単月で+70,496円の確定利益 となり、2020年の累計で-1,173,441円と云う状態となりました。

冬のあいだに被ったFXの確定損失が重いです。確定損益だけでプラスにするのは今年中は難しいかなあ…。

今後の資産運用方針

今後(2020年9月)の資産運用として以下2点を方針として掲げます。

  • 毎月21.8万円の積み立てを継続します。
  • 車の購入に向けて、リスク資産の取り崩し方を確定する。

 

車というおおきな買い物の予定があるので、
8月にはリスク資産の取り崩し方を含めたおかねの出どころを
検討するつもりだったのですが、まだ結論が出せてません。
一括で買うことがほんとうに正しいのか?という問いまで
戻ってきています。もう少し悩みます!

以上、2020年8月の投資活動のまとめでした。

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