2019年10月は9月に引き続き、明るい相場が継続しました。国内株式は前月同様に強かったですね。強い動きを見るにつけ、これから訪れる急落の悪寒を感じる、これが市場に飼いならされた投資家の内心ではないでしょうか(?)。
それでは、2019年10月の運用状況を確認します。
2019年10月末時点のリスク資産評価額
2019年10月末時点のリスク資産評価額は4075万円でした。
青空の浮雲がむくむく膨らんだ!(また萎むのであろう!)くらいにしか
思わないことにしておきますw
リスク資産評価額、2019年10月の損益は+113万円
前月末時点と当月末時点のリスク資産評価額、損益などを比較しています。
項目 | 2019/9末 | 2019/10末 | 月間変動金額 |
---|---|---|---|
(a)リスク資産評価額 | 3946万円 | 4075万円 | +129万円 |
(b)投入原資 ※再投資額は含まず | 3657万円 | 3679万円 | +22万円 |
(c)含み損益 ※(a)-(b) | +288万円 | +396万円 | +108万円 |
(d)出金(生活還元)した確定利益 | +153万円 | +159万円 | +6万円 |
(e)合計損益 ※(c)+(d) | +441万円 | +554万円 | +113万円 |
(f)損益率 ※(e)/(b) | +12.07% | +15.07% | - |
我が家の資産運用の目的は「旅行資金を稼ぐこと」なので、証券口座から出金をして生活還元をしています。
(b)投入原資 を22万円追加し、月間で (c)含み損益 +108万円の変動があった結果、(a)リスク資産評価額は前月比+129万円の4075万円となりました。
(c)含み損益のほかに、(d)出金(生活還元)した確定利益+6万円もあり、(e)合計損益 は前月比+113万円と大幅アップしました。2019年10月末時点での合計損益は+554万円であり、投入原資に対し+15.07%の損益率となります。
合計損益は初めて+550万円を超えました。わーい。
まあ、これも浮雲の形がふんわり形を変えただけなんですけどねww
ちなみに年初来では+525万円の損益、+793万円の評価額増 となっています。
グラフにすると8月終の底が際立ちますね。よくぞここまで盛り返しました。
2019年10月の確定損益
確定利益も再投資してしまえば再び不確定な存在となります。なので「確定」することは重要視はしていませんが、税金はこの確定利益に基づき決まるので、忘れてしまうわけにもいきません。忘れない程度に月イチで整理しています。
項目 | 2019/10単月 | 2019年累積 |
---|---|---|
FXの利益 | +34,801円 | +201,031円 |
有価証券売却益 | +195,089円 | +425,536円 |
配当・分配金収入 | +72,304円 | +714,339円 |
雑収入(貸株金利等) | +207円 | +7,186円 |
合計 | +302,401円 | +1,348,092円 |
FXはあまり時間をかけず少額の確定利益+34,801円。
有価証券の売却益は「毎月配当」エリアでの銘柄入替に伴う売却によって生まれた利益と、WealthNaviを卒業することによって得た通算の利益を合計したものです。合計で+195,089円の確定利益となりました。
これに配当・分配金、貸株金利等の雑収入を加えると、10月単月で+302,401円の確定利益となりました。2019年累積では+1,348,092円の確定利益になります。
もっとも税処理上は「確定利益」ではありますが、この利益、すでに別の銘柄の購入資金として使っていますから、利益はちっとも確定していないのですけどね。
通算の利益を数えることに税処理上の意味は無いのですが、
ほかに表現のしようも無いので有価証券売却益に含めて数えました。
2019年10月の市況と保有資産の動き
市場の概況
市場 | 指標 | 増減率 | 我が家のリスク資産 |
---|---|---|---|
日本市場 | 日経平均 | +5.38% |
+2.87%
|
TOPIX | +4.99% | ||
JASDAQ | +3.80% | ||
マザーズ指数 | -0.68% | ||
東証リート指数 | +2.85% | ||
米国市場 | NYダウ | +0.48% | |
S&P500 | +2.04% | ||
NASDAQ | +3.66% | ||
ほか | 上海総合 | +0.82% | |
韓国総合 | +0.99% |
10月の日本市場は9月に引き続き強かったです。ただ、9月と若干様相が異なるのは、9月は日経平均・TOPIX・JASDAQ・マザーズ指数・東証リート指数いずれも強かったのに対し、10月はマザーズ指数はマイナスですし、東証リート指数の伸びにもやや翳りが見られます。
米国市場は相対的に日本市場ほど風邪をこじらせていなかったぶん騰がりは緩やかですが、値動きは堅調でありました。直近ではNYダウ・S&P500・NASDAQと史上最高値を更新しています。
ほとんどの株が伸びる中、幾つかの銘柄がパフォーマンスを下げています。
保有銘柄の騰落
9月末時点・10月末時点でともに保有していた銘柄は、米国株・日本株合わせて44銘柄でした。大半の銘柄が値上がりました。
銘柄数 | 値上がり銘柄数 | 値下がり銘柄数 | 変わらず |
---|---|---|---|
44 |
35
|
9
|
0 |
月間での評価額増減を示すヒートマップからも、ほとんどの銘柄がプラスです。なお、月末に月を跨いで出張していたために、実は10月末時点での各銘柄評価額のスナップショットを取り漏らしていました。ヒートマップは9月末時点と11月2日時点での評価額にもとづく増減を示すものとなっています。
[2914]JT、[8304]あおぞら銀行、[1655]S&P500米国株式ETF、[SPYD]S&P500高配当株式ETF は買い増しにより高い増額率となっています。またWealthNaviを卒業して現金化した分、現預金がおおきく増えています。
これからの我が家の資産運用における重大検討事項となります。
保有銘柄の騰落率、上げのトップ5
2019年10月の月間騰落率、値上がり率トップ5です。
銘柄 | 値上がり額 | 月末株価 | 値上がり率 |
---|---|---|---|
[6464]ツバキ・ナカシマ | +240円 | 1,857円 | +14.84% |
[7713]シグマ光機 | +146円 | 1,328円 | +12.35% |
[7729]東京精密 | +335円 | 3,510円 | +10.55% |
[MO]アルトリア | +3.89$ | 44.79$ | +9.51% |
[3994]マネーフォワード | +310円 | 3,890円 | +8.66% |
上昇率のトップ1,2,3位はいずれも精密機器の企業([6464]ツバキ・ナカシマは業種分類上は「機械」)です。長らく捨て置かれた業種に業績底打ち期待な買いが入った格好です。けれどこの3企業、いずれも決算発表はこれからなんですよね。業績は期待どおりに底を打っているのか?底打ちが確認できない場合にはどうなってしまうのか?少々怖いところではございますね。
[MO]アルトリア は40ドル割れからのリバウンドで+9.51%も騰がりました。
保有銘柄の騰落率、下げのトップ5
2019年10月の月間騰落率、値下がり率トップ5です。
銘柄 | 値下がり額 | 月末株価 | 値下がり率 |
---|---|---|---|
[2764]ひらまつ | -20円 | 319円 | -5.90% |
[7621]うかい | -170円 | 3,480円 | -4.66% |
[CSCO]シスコシステムズ | -1.90$ | 47.51$ | -3.85% |
[5194]相模ゴム | -54円 | 1,473円 | -3.54% |
[3405]クラレ | -29円 | 1,298 | -2.19% |
下落率トップ1,2位は内需の2銘柄が名を連ねました。いずれも営業速報値が奮いませんでした。[2764]ひらまつ の不振は慣れていますが、[7621]うかい は9月の全店売上が今期初めて前年同月を下回りました。台風の被害でうかい鳥山が営業を中断している点も気がかりではあります。
[5194]相模ゴム は購入依頼の値動きがまるでイケてません。
[3405]クラレ は米工場で起きた火災に関する訴訟で100億ドルの和解金を支払うと報道があり急落、その後少しずつ値を戻しています。
クラレ—大幅反落、米工場の火災事故に関する和解金の計上を発表 | 個別株 – 株探ニュース
運用の点検とこれからの運用
2019年10月の運用の点検
10月にやるべきことは2点あげました。
10月にやるべきとした事項
- 毎月21.8万円の積み立てを継続します。
- WealthNaviから卒業します。解約して得る資金の運用方針を検討します。
毎月21.8万円の積み立て(NISA・iDeCo・WealthNavi・S&P500連動ETFの合計です)は継続しています。WealthNaviを卒業したので11月以降をどうするか決めなければいけません。
WealthNavi はようやく卒業しました。ただ解約して得た資金の運用方針はまだ検討できていません。んがぐぐ。
2019年11月の運用方針
11月の運用方針の基本は、積み立てと再投資と余剰金の注入を継続することです。もうひとつ、WealthNavi で作った資金とWealthNaviに毎月積み立ててきたぶんをどうするのか決めなければなりません。
11月の運用方針
- WealthNaviに積み立ててきた毎月3万円の積み立て資金を今後どうするか検討し実践する。
- WealthNaviから卒業して得た資金の運用方針を確定し実践する。
新しく何かを買い始めるには米国市場も日本市場も株価が高値圏にあるのでとっつきづらいですね…。検討の結果「いまは待機!」なんてこともあるかも知れません。
もっとも、年末に向けたラリーを想像する楽観さは、前月のまま継続しています。
さて、そんな中で素人である僕が今後の相場を予想すると、(1)覇権争いはますます激化、されど (2)相場は巧みにコントロールされ、(3)年末に向けたラリーを実現する。です!短期的にはまだ騰がると見ています。日本株についてはだいぶ以前から消費増税の影響が懸念されていましたけれども、この件に関しての僕の肌感覚は、(4)消費増税は大した影響なしで終わり、(5)悪材料出尽くし&消化で、結局(6)米国株次第。です!(最後のずるい?w)
それはもうギャンブルですね、到底できそうにありません。笑
以上、2019年10月の投資活動のまとめでした。
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