2020年9月 月次運用レポート、方向性に欠ける相場で我が家のリスク資産もパッとせず…陽気も相場も秋模様です。

2020年9月 月次運用レポート、方向性に欠ける相場で我が家のリスク資産もパッとせず…陽気も相場も秋模様です。

2020年の9月が終わりました。

後半はすっかり秋めいて、タオルケット一枚では寒くて眠れない季節となりました。市場のほうも8月のイケイケドンドンな雰囲気は急速にしぼんで、方向感の無い一か月でありましたね。我が家のリスク資産もふわんふわん漂いながら、少し冷えこんできました(涙

それでは、2020年9月のリスク資産の運用状況を確認します。

 
 

2020年9月末時点 我が家のリスク資産

リスク資産評価額の推移

2020年9月末時点のリスク資産評価額は4160万円でした。前月末時点では4187万円だったので、前月末対比で45万円の減であります。

下のグラフは原資と含み損益の推移を表しています。なお、ここで言う含み損益とは「現在の評価額-証券口座への入金額」です。

薄氷の含み益が…!さらに薄くッ…!危うい~。

 

8月に急速な回復を見せてくれた我がリスク資産ですが、
9月は足留めとなりました。
原資は増えているのに、資産評価額は増えていない哀しみ。

リスク資産評価額の変動要素

2020年9月のリスク資産評価額の変動要素を簡単にまとめました。

9月は新たに22万円の資金を注入しました。

評価損益は前月末評価額に対し-1.08%の45万円の減でした。

利益の生活還元は8月の配当収入の一部である3万円を出金して旅行積立に充てています。

差し引きすると、リスク資産は27万円の減でした。

22万円入金しても、45万円評価益が減ったのですから、
そりゃあ評価額が増えるわけはないですね。

生活還元を含む損益の推移

我が家では「含み損益」は、「現在の評価額-証券口座への入金額」と見ています。「株式の売買で得た確定損益」と「保有株式の含み損益」を分けずに、リスク資産口座の中に留めている損益(原資との差額)を「含み損益」と見做すと云うことです。利益の出金(生活還元)こそが「確定利益」と云う考えですね。

この考えに基づくと、リスク資産口座から配当所得等の利益を出金した途端に「含み益」が減ってしまうのですが、投資成果としての累積の利益には数えたいので数えます。「確定利益」を含めた損益の推移は以下のとおりです。

2020年9月末時点では「含み益125万円+確定利益+214万円=合計損益+339万円となりました。

なお、原資4035万円に対する合計損益+339万円の損益率は+8.41%です。

 

含み損益のプラスが薄氷すぎて、
いつマイナスに転落してもおかしくありません。
マイナスに転落しちゃうとこのグラフが汚くなって
編集面倒になるので是非プラス圏を維持していただきたい!

2020年9月の市況概況

2020年9月は、米国株が軟調で、国内株は粘り強く底堅かったです。

国内株の強さが際立ちますね。全世界的にみても、9月一か月間の株式指標がプラス圏で終わった国はほかに見かけません。

国内市場では継続してマザーズが堅調でした。米国市場においてはNASDAQが最弱、そして大型・小型問わず軟調な一か月でした。

 

そんな中、我が家のリスク資産は-1.08%とふるわず。
8月にどーんと増えた含み益が、
9月は主に米国株から削られてゆく1か月でした。

2020年9月 保有リスク資産の概況

リスク資産評価額の月間推移

リスク資産評価額の日々の推移は以下のとおりです。

グラフ中に置いた1~6付近の動きについてイベントを整理しました。

  グラフ中のイベント 

  1. 米国株に利益確定の売り。NASDAQは1日で-4.9%と急落。ソフトバンクの動きとも。
  2. アストラゼネカの治験中断。米国大統領選本格化。
  3. 菅内閣の誕生。安倍政権の継承を宣言。
  4. FOMCゼロ金利政策の継続を決定。
  5. 米国追加経済対策協議難航、パウエルFRB議長が懸念表明、米国雇用回復鈍化。
  6. 米国追加経済対策に思惑交錯。NTTがNTTドコモをTOB発表。

 

方向性に欠けた市場に、常に
米中関係の悪化や米国における追加経済対策協議の難航などが
暗雲を示して上値の重い展開となりましたね~。

リスク資産評価額の年初来推移

年初来の評価額の推移は次のグラフのようになっています。

8月の評価額から一歩後退。米国大統領選もあってしばらく様子見が続きそうな気がします。

毎月毎月この気持ちを表明しているけど、こうして3月下旬に評価額が激減したその減り方を眺めるにつけ、俺ちゃんよく平気に生きてたよね…と我ながら感心します。生きててえらい。

しかし、評価額はコロナショック前はもちろん、昨年末時点もまだ超えられていません。年初来のリスク資産評価額の変動要素は以下のとおりです。

今年になって312万円リスク資産に注入しているけれども、評価額は395万円下がっている上、52万円は生活還元して使っているというわけです。まあ、増えませんよね。

保有銘柄の騰落

2020年9月の1ヵ月間における保有銘柄の騰落の状況をヒートマップで表しました。米国株式は円換算での評価になります。

国内株が緑色(評価額増)と赤色(評価額減)の班目模様なのに対して、米国株が総じて赤色(評価額減)で全体のパフォーマンスを劣化させています。

また、東証リート指数は冴えなかった9月ですが、我が家のポートフォリオにおいては、JREIT銘柄は堅調でした。

株価の騰落だけで見ると、個別株およびETF全52銘柄のうち値上がり19銘柄・値下がり33銘柄と、値下がりが優勢な一か月でした。

BUY マークのあるのは9月に買い増ししたものです。多くは毎月のつみたてもしくは配当金再投資のつみたてです。[9432]NTT のみ、[9437]NTTドコモ に換えて購入しました。

保有銘柄の騰落率、上げのトップ3

2020年9月の月間騰落率、値上がり率トップ3です。

順位 銘柄 騰落率
1 [7713]シグマ光機 +17.5%
2 +16.7%
3 [1717]明豊ファシリティワークス +15.5%

[7713]シグマ光機、月の終盤で一気に騰がりました。ノーベル物理学賞で量子関連に注目が集まる毎年のイベントですね。秋がきたなって感じがします。株探の特集記事では以下のように紹介されていました。

◎シグマ光機 <7713> [JQ]

半導体や研究開発分野向けなどを中心にレーザー関連部品を手掛ける。ここ業績は減益局面にあったが、今後は世界的なデータセンター増設を背景とした半導体市況回復などを受け、高精度光学ユニットや光学素子などの収益寄与が見込まれる。量子技術はレーザー分野とも密接に関係するが、同社は量子コンピューター向けビームスリッターなどで既に実績を持つだけに要注目となる。また、航空宇宙分野でも活躍、8月には同社の光学部品を搭載したNASA火星探査機打ち上げ成功が話題となった。株価は1000~1200円の底値圏もみ合いを続けていたが、早晩上放れが期待できる。潜在的な成長力は不変で、高配当利回りでなおかつPBR0.6倍はバリュー株としても水準訂正余地が大きい。

【特集】新「量子コンピューター関連」特選株、“時空超え大相場”に夢託す6銘柄 <株探トップ特集>

[7832]バンダイナムコHD 、特段の材料は無かったのですが、9月の前半に上場来高値を更新すると、青天井モードに確変して連日の高値更新で突き抜けました。権利落ち日もおかまいなしに騰がってるのを見て強さを実感しました。

[1717]明豊ファシリティワークス 、月初に東証での所属業種の変更(建設業からサービス業)が話題となって月の半ばまで急ピッチで騰がりました。月末にかけては冷めて少しずつ落ちていますが、好業績期待の良い会社なので、株価の変動には一喜一憂せず(しちゃうけど)持っていきます。

[注目トピックス 日本株]明豊ファシリティワークス—東京証券取引所における同社株式の所属業種の変更を発表 (2020年9月3日) – エキサイトニュース

 

1位~3位のどれも個人的に大好きな銘柄なので、
この揃い踏みは嬉しかったです!

 

保有銘柄の騰落率、下げのトップ3

2020年9月の月間騰落率、値下がり率トップ3です。

順位 銘柄 騰落率
1 [7201]日産 -13.8%
2 [MO]アルトリア -11.9%
3 [SPXL]S&P500ブル3倍 ETF -11.7%

[7201]日産 は逆張りで買い増しして以降破竹の勢いで騰がっていたのですが、また破竹の勢いで下がってきましたw 米欧で1兆1000億円の社債を発行というニュースで株価が滑り落ちてきました。トランプ大統領が日産に言及するツイートをしていてチョットは影響あるかな、と期待しましたが、無風でしたw

[MO]アルトリア 、たばこ株は相変わらず人気がありません。月半ばには2.4%の増配を発表したにも拘らず、株価は滑り落ちてきています。まあぶっちゃけよくわかりませんw

2020年9月の確定損益

確定利益も再投資してしまえば再び不確定な存在となって、我が家の「リスク資産評価額」の一部にしかなりません。なので「確定」することは重要視はしていませんが、税金はこの確定利益に基づき決まるので、忘れてしまうわけにもいきません。忘れない程度に月イチで整理しています。

項目 2020/9単月 2020年累積
FXの利益 0円 -2,273,392円
有価証券売却益 +199,455円 +753,009円
配当・分配金所得 +118,975円 +663,351円
(貸株金利等) +188円 +2,209円
合計 +318,618円 -854,823円

有価証券売却益は、[9437]NTTドコモ のTOB発表後、市場で売却したぶんの税引き後の利益です。

配当・分配金は、花屋で毎日激務をこなすくらいの額がありました。

2020年9月の配当収入!9月の配当収入を花屋のアルバイトで稼ぐとしたら?

9月単月で+318,618円の確定利益 となり、2020年の累計で-854,823円と云う状態となりました。

冬のあいだに被ったFXの確定損失が重いです。確定損益だけでプラスにするのは今年中は難しいかなあ…。

今後の資産運用方針

今後(2020年9月)の資産運用として以下2点を方針として掲げます。

  • 毎月21.8万円の積み立てを継続します。
  • 車の購入に向けて、リスク資産の取り崩し方をきめ取り崩す!(涙目

 

車を買うためのリスク資産の取り崩し方、
まだ検討しきれていません!w
おかねを失いたくない!でも車欲しい。
嗚呼、明日あたりウチの庭からGOLDの鉱脈でも発見されないかなあ…

以上、2020年9月の投資活動のまとめでした。

月次運用報告カテゴリの最新記事